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第13話 昼食にて
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今日もいつものように授業を受けている。エリーはまじめにノートに内容をまとめておりスーは開始5分で睡眠学習を始めた。いつも終わった後にエリーに泣きつくのがテンプレ。
「お願いだがらーーー!!見せてよーー!」
「なんでよ!ちゃんと起きて授業を受けてないスーが悪いんじゃない」
と、こんなことを毎時間毎時間やっている。結局はエリーが折れてノートを見せるだけ見せるのだ。やっぱりなんだかんだ言ってもちゃんとスーのことを思っている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「これで魔法学の授業は終わりだ」
4時間目の授業が終わった。この授業が終わり次は昼食の時間だ。
「ふー、やっと終わったよー」
スーが机に顔を突っ伏していた。これももうおなじみの光景となりつつありエリーがスーの机のほうに近づく。
「はいはい、それじゃあ早く食堂のほうに行くよ」
「うん!!今日はいいメニューがあるといいなー」
「スー、いつもそれいつも言ってるじゃないか」
「えへへ、だってつらい勉強から一旦離れられるし、おいしいもの食べれるほうがいいじゃん」
まあなんというか、スーらしいというか。しかしここの食堂はかなり広い。全生徒が一斉に食べるため全員分の席を確保したため相当な大きさになっている。
「今日はC食堂ですね」
長蛇の列になるのを避けるため学園側は食堂を4つ作りその日ごとにクラス分けされている。
「Cは近いから楽で助かるな。それに端の席がよくとれるしな」
昼食が必要なのは俺たちだけでなくミルにも当然必要である。ミルの食事は朝寮で収穫した薬草だが食堂の中心で食べさせるわけにはいかない。なるべく静かに食べてもらいたいため端のほうで食べてる。
「いつも悪いな、端のほうまで行って」
「そんなことないですよ。気にする必要ありませんから」
「そうそう、私なんか修行に付き合ってもらってるんだし」
スーはいまだミルを捕まえられてない。最初のころに比べればかなり進歩しているがそれでも成功までには至ってない。
「まあ何とか今日も座れたしいいじゃない」
席につき俺はミルを机のほうに置く。ミルは待ちきれない感じで机の上でぴょんぴょんと跳ねている。
「はいはい、すぐに出すから待ってろ」
カバンから7本ぐらい薬草を取り出す。寮生活になってからは基本もう使う必要のない種類の薬草を別で育ててそれをミルのご飯にあてている。
薬草を渡すと体から触手を伸ばしていつものようにわっしょいわっしょいと上げながら体に取り込んだ。
「いつ見ても飽きないねーこの瞬間」
「ほんとそうですね。体もつやつやしているしほんと不思議ですよね」
俺にはもう慣れたことではあるが最初のころは俺もそうだったな。とくに魔力の高い薬草を食べてから特に体の変化というのも著しかった。
「さてそれじゃあ行く...」
「おい、そこのお前」
後ろからわずかながら殺気がする。声のほうに顔を向けると数人の男たちがいた。幸いにここは端っこのほう、他の生徒にはとくに気付かれてない。
全員の体格が明らかにでかい、年上の先輩か?ここでスーが、
「ルー君、この人たち2年生のビルデ先輩だよ。去年の特待生枠だったとか」
「ほう、やはり俺のことは知っているか。彼女の言う通り俺は去年の特待生枠を勝ち取った2年のビルデ=ソールだ」
「それで先輩が俺?に何か用ですか?」
「おい!ビルデさんにそんな口の利き方をしていいと思ってんのか!!」
「落ち着け、俺から話しかけたんだ別に彼は悪くない。単刀直入に言おう、俺のもとに来ないか?」
「「ええ!!」」
「お断りします」
「「ええ!!」」
スーとエリーが驚きまくる。まったく、今こんな中寝ているミルを尊敬してほしいものだ。
「普通なら逆で俺が頼まれる側なんだけどな。何か理由でもあるのか?」
んーー、理由という理由は別にないんだよなー。ただただめんどくさそうだし、俺の個人の勉強の時間が無くなりそうだし。
「あ、こいつらに魔法やらなんやら教えてほしいと言われているんで。だからあなたのもとにつくことはできない」
「その二人にどのくらいの価値があるかわからないがまあいいか。また声をかけに行くよ」
「何度言われても俺はつかないっす」
ビルデたちは引き上げて食堂から出ていく。数人は俺のほうに視線を向け少し殺気を出していた。あとでひと悶着でもあるかな。
「お願いだがらーーー!!見せてよーー!」
「なんでよ!ちゃんと起きて授業を受けてないスーが悪いんじゃない」
と、こんなことを毎時間毎時間やっている。結局はエリーが折れてノートを見せるだけ見せるのだ。やっぱりなんだかんだ言ってもちゃんとスーのことを思っている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「これで魔法学の授業は終わりだ」
4時間目の授業が終わった。この授業が終わり次は昼食の時間だ。
「ふー、やっと終わったよー」
スーが机に顔を突っ伏していた。これももうおなじみの光景となりつつありエリーがスーの机のほうに近づく。
「はいはい、それじゃあ早く食堂のほうに行くよ」
「うん!!今日はいいメニューがあるといいなー」
「スー、いつもそれいつも言ってるじゃないか」
「えへへ、だってつらい勉強から一旦離れられるし、おいしいもの食べれるほうがいいじゃん」
まあなんというか、スーらしいというか。しかしここの食堂はかなり広い。全生徒が一斉に食べるため全員分の席を確保したため相当な大きさになっている。
「今日はC食堂ですね」
長蛇の列になるのを避けるため学園側は食堂を4つ作りその日ごとにクラス分けされている。
「Cは近いから楽で助かるな。それに端の席がよくとれるしな」
昼食が必要なのは俺たちだけでなくミルにも当然必要である。ミルの食事は朝寮で収穫した薬草だが食堂の中心で食べさせるわけにはいかない。なるべく静かに食べてもらいたいため端のほうで食べてる。
「いつも悪いな、端のほうまで行って」
「そんなことないですよ。気にする必要ありませんから」
「そうそう、私なんか修行に付き合ってもらってるんだし」
スーはいまだミルを捕まえられてない。最初のころに比べればかなり進歩しているがそれでも成功までには至ってない。
「まあ何とか今日も座れたしいいじゃない」
席につき俺はミルを机のほうに置く。ミルは待ちきれない感じで机の上でぴょんぴょんと跳ねている。
「はいはい、すぐに出すから待ってろ」
カバンから7本ぐらい薬草を取り出す。寮生活になってからは基本もう使う必要のない種類の薬草を別で育ててそれをミルのご飯にあてている。
薬草を渡すと体から触手を伸ばしていつものようにわっしょいわっしょいと上げながら体に取り込んだ。
「いつ見ても飽きないねーこの瞬間」
「ほんとそうですね。体もつやつやしているしほんと不思議ですよね」
俺にはもう慣れたことではあるが最初のころは俺もそうだったな。とくに魔力の高い薬草を食べてから特に体の変化というのも著しかった。
「さてそれじゃあ行く...」
「おい、そこのお前」
後ろからわずかながら殺気がする。声のほうに顔を向けると数人の男たちがいた。幸いにここは端っこのほう、他の生徒にはとくに気付かれてない。
全員の体格が明らかにでかい、年上の先輩か?ここでスーが、
「ルー君、この人たち2年生のビルデ先輩だよ。去年の特待生枠だったとか」
「ほう、やはり俺のことは知っているか。彼女の言う通り俺は去年の特待生枠を勝ち取った2年のビルデ=ソールだ」
「それで先輩が俺?に何か用ですか?」
「おい!ビルデさんにそんな口の利き方をしていいと思ってんのか!!」
「落ち着け、俺から話しかけたんだ別に彼は悪くない。単刀直入に言おう、俺のもとに来ないか?」
「「ええ!!」」
「お断りします」
「「ええ!!」」
スーとエリーが驚きまくる。まったく、今こんな中寝ているミルを尊敬してほしいものだ。
「普通なら逆で俺が頼まれる側なんだけどな。何か理由でもあるのか?」
んーー、理由という理由は別にないんだよなー。ただただめんどくさそうだし、俺の個人の勉強の時間が無くなりそうだし。
「あ、こいつらに魔法やらなんやら教えてほしいと言われているんで。だからあなたのもとにつくことはできない」
「その二人にどのくらいの価値があるかわからないがまあいいか。また声をかけに行くよ」
「何度言われても俺はつかないっす」
ビルデたちは引き上げて食堂から出ていく。数人は俺のほうに視線を向け少し殺気を出していた。あとでひと悶着でもあるかな。
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つまり、表現として二重三点リーダで置き換えられるのならば、読点ではなく三点リーダにしたほうが日本語表記の文章としては自然ですよ、というだけのことです。
また、会話の間を表現して話者の行動や情景の描写をいれるというのもありかもしれませんね。
ありがとうございます
初めまして。楽しく拝読いたしました。
主人公が暗殺者、前世でも、というのはいくつか読みましたが、それぞれ設定が違っているのでとても面白いです。
暗殺者は人体について詳しくないと一流では活躍できないのは大前提ですね。医療従事者として最初に学んだ倫理観を思い出しました。
これからの主人公の生き様を楽しみにしています。