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3. 変わりゆく運命
最終手段
しおりを挟む「———という訳です。ですから皆んなさんには、古代魔術を出来るだけ覚えてもらいたい。」
現在、学園初等部までの生徒はとっくに避難させていて、この学園に残っているのは中等部と高等部の生徒だ。初めて立つ高等部体育館のステージは中等部のものより広くて、中等部生と高等部生が詰め込まれた体育館は狭苦しい。
「勿論、覚えます!教えてください!」
「皆んなで戦いましょう!」
皆、思ったより早く快諾してくれる。
生徒達には、自身が三年前に消えたオズワルド・チャールトンである事、そして駆け落ちの理由はオズが古代語を理解できることが関係していたとも話した。そのタイミングでステージ横に控えていたヒューバートが前へと出てくる。生徒達はその姿を目にして盛り上がった。
「オブライエン君だ!」
「相変わらず格好良いー!」
そんな空気の中、ヒューがキッパリ「僕はオブライエンではありません。」と言う。「ええ?」と困惑の声で体育館が揺れ、ヒューは映像水晶に映るように左手の甲を掲げた。
「どうも、ヒューバート・チャールトンです。よろしく。」
水晶画面に映る左手の結婚指輪と改まったヒューの自己紹介に、体育館がどっと湧き立った。それがヒューバートの盛大な牽制だとは知らずに、オズは微笑ましく見守っている。
「でも、あのオズワルドさんをこんなに近くで見られるなんて‥‥。」
ステージに近い最前列に並んでいる生徒の一人がぽつりと言った。制服からして中等部生だろう。
「あのって‥‥俺はそんなに知られてるんですか?」
気になって思わずそう聞いた。オズは学園に通っていたとしたら今は高等部三年生だ。現在の中等部生はオズが中等部だった時は中等部校舎にいなかった筈なので、オズのことを知っている理由がないのである。
それを聞いた皆はそれぞれ喋り出す。
「今の体育祭の形態を築いたのは貴方じゃないですか!」
「え、体育祭のやり方ってあれからずっと変わってないの?」
「まず駆け落ち自体聞いた事ないし!」
「それはそうか‥‥。」
「あとグレイグ君とランベルト君を従えてたし。」
「従えてはないよ⁉︎」
(あの体育祭について皆んなを説得しようとした日にそう思われたのか⁉︎)
そんな誤解もありつつ、オズは学園の生徒達によく知られているようだった。通りで、いきなり現れた人間の提案を直ぐに受け入れた筈だ。
そこからは生徒達の古代魔術習得訓練が行われた。オズやメルヴィンは皆に術を教えなければならないので学園に残り、習得し終えたものから戦場へ向かい敵を食い止めるという流れだ。戦場とは言っても、魔物達はすぐそこまで迫ってきている。
生徒達に覚えてもらう魔術は主に三つだ。〝暴風〟〝火炎〟〝氷結〟は比較的詠唱呪文が短く、扱うのも簡単である。加えて古代魔術は今よりも少ない魔力で高い威力の魔術を使える為、この魔術は低魔力保持者にも使えるのだ。
(効率はバッチリ!これでメルヴィンの負担も減る筈だ。)
全員に魔術詠唱を教え終わると、オズとメルヴィンも戦場へ向かった。
(おかしい、何だこれは?魔物が全く減らない!)
異変に気がついたのは、皆で戦い始めてから三日後の事だった。この人数で戦えば魔物などあっという間に片付くと考えていたのだが、いつまで経っても終わりが見えない。と言うか、むしろ増えている気すらする。
「な、なあ、なんか魔物の量がおかしくねえか⁉︎」
「ああ、俺もそう思っていた!」
戦場の中、戦いながらジャスパーがそう言ってきた。もう皆もそう思い始めているだろう。少し遠くで戦っていたヒューバートやアルバート、メルヴィンにグレイグなんかも近付いてくる。杖で魔法を使い戦うので、皆んな箒に乗っている。
ヒューが考えるように言った。
「実は気になる事があって‥‥オズとメルヴィンさんが来るまでは、魔術を習得出来た者から戦場に来ただろう。」
グレイグが続きを引き継ぐ。
「戦場に来る人数が増えると、その分だけ魔物も増えているように見える。」
その時、オズは気がついてしまった。
(まさか‥‥!)
この魔物の封印を解いたのは学園長で、彼の目的はメルヴィンを強くする事だった。つまり魔物の数は多すぎても少なすぎてもいけない。
(戦場にいるメルヴィンと兵隊の力も合わせて、戦うのがちょっと大変ってぐらいの量になるように魔物の数を設定したんじゃ‥‥⁉︎)
そう言うと、いつの間にか近くに居たランベルトが「ありそうだな。」と頷いた。この人は本当に急に現れる。ランベルトは隊服の懐に手を突っ込むと、何か一枚の紙を取り出した。
「これを。」
手渡されたオズは紙を見る。皆も周りに集まって覗き込んだ。
それは手紙で、差出人はオズの兄であるアントニーだった。
「兄さん⁉︎」
「アントニーとはあの魔力を抑えるブレスレットについて話をする為に知り合って、結構前から仲良くさせてもらっている。実はメルヴィンがいくら戦っても魔物が減らない事が少し前から気になっていて、彼に魔物の細胞を調べて欲しいと送っていたんだ。その結果が書かれている。」
(兄さんそんな事も出来るのかよ‥‥。)
聞いたところによるとアントニーは魔術研究所に就職しており、既にかなりの功績を収めて高い学位を持っているらしい。なので彼が勝手に使える研究部屋がいくつもあるのだとか。
「研究結果について‥‥ここか。」
見つけた行から読み進めていく。
なんと、魔物はその小さな細胞から時間をかけて魔物一体分まで体積を増やし、復活して暴れ出したらしい。そして戦える兵士が増えた三日前からは、その一体が分裂してもう一体の魔物が作り出された。
「何と言う事だ‥‥。」
「やはり、戦場にいる人間の数に合わせて魔物も数を増やしているんだ。魔物達は本気を出せば、一瞬で一国を滅ぼすほどの数まで分裂する事も可能なようだよ。」
余りの事実に、皆敵を退けながらも言葉を失った。
(この数の魔物がずっと保たれるのなら、先に体力が尽きるのはこっちの方だ。‥‥いやでも、それなら小説のメルヴィンはどうやって魔物を倒したんだ?)
魔物は分裂して増え続けるのに、と考えて、オズは一つの解決策を思いついた。
「誰かー!」
「人手が足りない!来てくれ!」
「こっちもー!」
生徒達の声が響き、集まっていたアルやジャスパー、グレイグにメルヴィン、ランベルトは散り散りになる。ヒューだけが、隣に残って戦っていた。
(でも本当にこの方法で倒したのなら、メルヴィンが地道に魔物を倒していったのは凄すぎる。)
小説では、メルヴィンが粘り強く戦い続けて魔物に勝利したと書かれていた。魔物は分裂をし続けるので、増える暇を与えず全ての魔物を倒さなければならないのに。
(一匹も魔物がいなければ、無の空間から出現したりはしないから魔物は増えない。)
アントニーによると、魔物も瞬時に回復や分裂が出来るわけではなく、個体によっては数日くらいかかるらしい。
(メルヴィンもいるし、このまま戦ったら何とか勝てるのかもしれない。だけど‥‥。)
オズはクルトやアダロのことを思い、彼らが待っている学園の方へ顔を向けた。魔物は増えていて、軍隊や生徒達の怪我人も増え死亡者も出ている。食い止めきれなかった魔物は今でも市街地に入り街の深くまで駆けて、市民の怪我人も死者も増えるばかりだと先程報告を受けた。
(時間が掛かればかかるほど怪我人も死者も増える。学園だっていつまで無事か分からない。魔物の手が思わぬところから侵入するかもしれない。)
最終手段を取ろう。オズはそう決意した。
「ヒュー!」
杖で〝氷結〟を発動し魔物を凍らせながら、オズはヒューに声をかけた。ヒューは直ぐに答える。
「どうした!」
「ある大技を使いたいんだ!皆んなも危ないから、学園の方へ一旦退くように言って欲しい!俺は準備の為、先に学園へ向かう!」
「了解!」
ヒューに皆んなの避難先導を託して、オズは学園へと急いだ。箒で出した事がないほどのスピードを出して、髪が後ろに流れる。
最短距離で学園に着くと廊下を走り抜け、ジャスパーの書斎に飛び込んで置いてきた荷物の中から一冊の魔術書を取り出す。部屋に残ってクルトとアダロの面倒を見てくれていたヨーナスは驚いていたが、オズは「もう少しクルトとアダロをお願い!」と頼んで部屋を出た。
校舎の屋上まで階段を駆け上がると、屋上に設置されている柵を飛び越えて屋根に立った。下を見ると、生徒達や軍隊の避難は順調に進んでいる。いつものメンバーがいないところを見るに、彼らはギリギリまで戦場で敵を食い止めると言う作戦なのだろう。
オズは魔術書を開き、目当てのページを開いた。この魔術の詠唱呪文の長さは桁違いだ。オズは詠唱を始める。
すると、数十個にも及ぶ大小様々な魔法陣がオズの周りに飛び出した。魔法陣は赤っぽい光を纏っており、陣の中にも文字が複雑に蠢き、オズの周りにも文字列が数本の紐のように動き回り始める。
(文字列が陣を超えて動き回っている‥‥!)
正直なところ、この魔術を使ってオズが無事で済むのか自信がない。しかしやると決めたのだ。オズにはもう止まる気は無かった。
* * *
ヒューバート・チャールトンは戦場を飛び回っていた。オズに教えてもらった魔術を使って魔物を倒しつつ、戦う皆に避難をするように呼びかける。いつものメンバーにはもう、オズが大きな技を使おうとしているから皆が逃げ終わったら速やかに自分たちも逃げるように伝えた。
そして今、生徒達の避難が終わった。学園の方を振り返ると、校舎の屋根の上でオズが魔術書を開き呪文を詠唱している。あんなに魔法陣が呼び起こされるところは見た事がないし、文字が魔法陣を飛び出して宙を動き回る事があるなど知らなかった。
「生徒達の避難が終わった!僕達も学園へ避難するぞ!」
「おう!」
「分かった!」
「行こう!」
ヒューの掛け声で、集まった皆は一斉に飛び出す。こんなスピードは箒二百メートル走で出した以来である。
しかし学園が近付いて行くにつれてオズの展開する魔法陣や文字列が見えてくると、少し後ろを飛んでいるメルヴィンが震え出した。
「あ、あれ‥‥あの魔術は‥‥そんな‥‥。」
嫌な予感がして、ヒューとグレイグはメルヴィンを振り返る。
「何だ?あの魔術がどうかしたか。」
「あ、あんなの使ったら、オズ君が無事じゃ済まないよ!」
「何だと?」
メルヴィンの訴えに、ヒューは肝が冷えて行く。
「どうして、あんな技‥‥ヒューバート君、止めなかったんですか⁉︎」
「オズはそんなことは一言も‥‥!っ、今から止めに、」
「もう無理だよ!間に合わない!だってきっと、そろそろ‥‥。」
その瞬間、オズが口を開いた。
「〝魔術解放〟」
町全体に響き渡るような声に、ランベルトが恐る恐る口を開く。動揺から、メルヴィンに近づく箒のバランスが揺れていた。
「い、今のが発動の言葉か?」
「いや、あれはむしろ詠唱開始の合図だよ‥っ!ここからはもうどうやっても止められない!」
メルヴィンの言葉に、アルが反応する。
「なら、今までの詠唱は何だったの‥‥⁉︎」
「あれは、なんて言うか‥‥術のロックを外したみたいな感じだよ。『古代五大魔術』には必ずあるんだ。」
ヒューは「五大魔術‥‥?」と溢す。オズの方を見上げた。
戦闘の為に着ている学園の隊服はオズに似合っていて、ずっとそばにいた為実感がなかったが、急に彼の成長を感じた。肩辺りまで伸びた髪は魔法陣や文字列が動くことで起こる風に靡いていて、深緑の瞳は力強く魔術書を見ている。隊服とセットの、衝撃に強く古風なデザインのブーツが屋上に彼を繋ぎ止めているようだった。
メルヴィンは頷く。
「古代にあった五つの魔術で‥‥使った人間の重傷や死亡が相次いだから、限られた人間にしか使えないと言われていたんだ。そう簡単に使えるようではいけないという事で、呪文詠唱にロックのような‥‥使うのを阻むような工程が組まれている。」
重傷や死亡、という言葉でヒューは顔を青ざめさせた。
「もう、止められないのか‥‥?」
「うん‥‥もう、なにもできない。」
最後の希望を持った言葉を否定され、ヒューバートは絶望した。オズがもし、死んだりなどしたら‥‥オズがいない世界なんて意味が無い。
「あ、あれ!オズが‥‥!」
アーベルの言葉で、全員の視線がオズの方へ向く。
「何だよ、あれ‥‥。」
ディーターは目の前にある物を信じられないというように言った。ヒューも同じ思いだった。
オズの全身を、肌の上を黒い文字列が‥‥見たことの無い文字がいくつもの紐のようになって駆け巡っている。しゅるしゅる、と、手のひらから首にも、顔にも、恐らく腹や足にも文字列が動いている。オズの表情には生気が無く、目は見開かれているのに瞳に光がない。
「も、文字が‥‥!」
「何だよあれ!あいつ大丈夫なのかよ⁉︎」
ジャスパーが怒鳴るように言った。しかしオズの詠唱は止まらなかった。焦りばかりが強まって、ヒューは全速でオズの元に箒を飛行させる。
「ねえっ‥‥!あの文字、どんどん増えてるよ‥‥!ううっ‥‥オズ‥‥っ!」
リンジーが泣きながら言った。
オズの肌を走る文字は段々と増えて行く。肌の白い部分が少なくなって、彼の全身は黒く染まっていった。
屋上に着いたヒューは、蹴るように箒を降りる。オズの元に駆け寄ろうとするが、文字が動き回って生じている風に阻まれて思うようにいかない。
「オズー!」
しかし、屋上の周りに箒で浮いている皆はヒューを止める。
「ヒューバート!離れろ!」
「それ以上近づいたら君も危ないよ!」
メルヴィンを庇うように飛んでいるグレイグが声をかけてきて、メルヴィンもそれに続いた。
「先に避難するからね!早く来るんだよ!」
しかしヒューはそれどころではない。オズがゆっくりとこちらを振り向いたのだ。
「オ、ズ‥‥。」
ヒューは息を呑んだ。振り返ったオズは肌の全てを文字に覆われ、全身が黒に染まっていた。白眼の部分だけが妙に白くてゾッとした。
「オズ‥‥?終わったの‥‥?」
恐る恐る聞いてみると、オズはふわりと微笑んだ。黒くてよく見えないが、恐らく微笑んでいる。
「ヒューバート。」
改まったように呼んできたオズに、嫌な予感がした。
「何だ?」
「クルトとアダロにも同じように伝えて欲しいんだけど‥‥。」
「うん。どうしたの?」
オズはパタンと魔術書を閉じた。それゆえ、ヒューはもう魔術は終わったのだと思った。オズの元へ駆け出す。
オズは続きの言葉を伝えた。
「愛してる。」
そう言うと、オズは左手をヒューにかざした。次の瞬間、物凄い風がその左手から巻き起こり、ヒューバートは箒と一緒に吹き飛ばされた。屋上から飛ばされて真っ逆さまに地面に向かって落ちていく。
「兄さーんっ!」
既の所で、アルがヒューをキャッチした。ヒューはアルの箒の後ろによじ登る。
「オズが!」
直ぐにオズを見上げた。その瞬間。
「〝消滅〟」
世界が、ぐにゃりと歪んだ。ように見えた。
皆が目眩を感じて目を閉じ、次に瞼を開いた時、もうそこには魔物が一体も居なかった。倒れているという話ではない。全て、何も無かったかのようにその存在が消えてしまったのだ。
「え‥‥。」
「何だ何だ!」
「どうなっている‥‥⁉︎」
学園内で生徒達が騒ぐ声が聞こえる。周りの仲間達は唖然としており、メルヴィンは静かに泣いていた。アルと箒は力なくふらふらと地面に降りて、そのまま彼は座り込む。ヒューはアルの箒から降りると、急いでそばに落ちている自分の箒を拾ってそれに乗った。
「オズ‥‥、オズ‥‥。」
名前を呼びながら屋上へ向かう。
オズは倒れていて、近くに魔術書が落ちていた。ヒューはゆっくり歩み寄り、怖々と彼を覗き込む。オズの肌にはまだ文字列が駆け巡っていた。先程よりは文字が減っていて、駆け巡るとは言っても二本の紐のような感じで数は大分少ない。
「あつ"い"‥‥っ。あ"つ"い"‥‥!」
小さく、枯れた声でオズが呻いた。ヒューはバッと彼の上半身を抱き上げる。
「オズ!オズ⁉︎意識があるのか⁉︎」
「熱いっ‥あ"つ"い"‥‥!たすけっ‥‥!」
確かに、触れると燃えているかのように熱い。
(けど、生きている‥‥!)
それだけで、どうしようもなく嬉しかった。ヒューは大声を上げる。
「オズワルドは生きている!早く救助を!」
その声で、皆が一斉に動き出した。
* * *
伝説によると、五代魔術の一つを最後に使った男は三日三晩「熱い熱い。」と呻き続けたらしい。しかし、命は助かったと伝えられている。
使った魔術は〝消滅〟。
五大魔術の詠唱が長い理由の一つは、その魔術が使われる範囲を細かく絞って魔術式に組み込まなければならないからだ。例えば消滅であったならば、使う対象を人間にするのか動物にするのか魔物にするのか、動物なら何の種類にするのかなど、使う範囲はこの街だけなのか世界中なのか海の中だけなのかなどを決めなければならない。
男はこの時、封印を解かれた魔物を全て消滅させたそうだ。少しでも間違ったら自分が消滅してしまう可能性もあったのに、大した勇気である。
そして、この男はこの魔術の後遺症を抱えることとなった。だが後遺症とは言っても生活に不便な傷などではなく、ただ、残ってしまったのだ。
身体に、あの古代語の文字列が。
それは足先から伸び、背中や腹で二本の紐のように絡み合う。そのまま腕から手首まで伸び、また回り戻って鎖骨の下を通り首まで上る。そうして右頬を駆け上がり瞼の上を通って、髪の生え際に至るまで走った文字列は、刺青のように男の身体に一生刻まれたと言われている。
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