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第十二章 秘密に迫り、秘密を隠し
しょうたいふめい
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「貴方は?」
感情のない顔だ。ロンロに似た女は、何も感じさせない目でオレを見つめ、ゆらゆらと揺れながら質問を続ける。
「呪い子ではない……なれど私の姿が見える? どうしてなのでしょう?」
友好的な感じが全くしない。むしろあるのはオレに対する警戒と敵意だ。
そういえばロンロは、本来ノアにしか見えないって言っていた。ということは、この目の前の女も普段は誰にも見られない立場なのだろう。
――呪い子ではない……なれど私の姿が見える? どうしてなのでしょう?
女の質問が脳裏にこだまする。
呪い子……そうか、呪い子にしか見ることができないのか。
ロンロのような奴は他にもいて、呪い子だけがその姿を見ることができる。
無言のままのオレを観察するかのように、オレの顔を凝視しつつ、周りをぐるりと一周してさらに言葉を続ける。
「王の冠によって祝福されたものでない。さあ、貴方が私は見ることができるというのは見過ごせません」
そう言ったかと思うと、オレの唇に人差し指を合わせようと手を動かしてきた。
慌てて、後へと飛び退く。
特にその行為には意味が無いかのように、ほほ笑み言葉をさらに続ける。笑っていない目が怖い。
「貴方は何者なのです?」
その質問に、オレは上手く答えられない。異世界人とでも言うのか? 言ったところで解決にはなりそうもない。
「何者とは?」
とりあえず反芻する。困ったときのオウム返しだ。
「……そういえば、私をロンロと呼びましたね」
「あぁ」
「ロンロいうのは誰でしょうか? 私の知る侍従の中に、そのような者はおりませぬ」
「そんなこと言われても困る」
「そうですか、貴方がどこの誰で、何の為に生きているのか? そのことを答えられないというのであれば……私は貴方を……」
やばそうだ。一旦引こう。
目の前の女は、オレをどうとでもできるような口調だ。
そういえば、ロンロは何ができるのかをよく把握していない。誰にも見られず、誰にも声が聞こえない、不思議な存在、オレがロンロについて知っているのは、それぐらいだ。
その不思議な存在感で、一方的に攻撃を加えられるようだったら、かなり不味い。
オレはすぐに走って逃げる。まずは仲間と合流するのだ。ロンロに会って、聞いてみるのも手だ。情報が欲しい。
ところがオレの逃げた先に、立ちはだかるような人影があった。
両腰に剣を備えて、帽子を深く被っている。ミズキが馬に乗るのときの服装に似たズボン姿の、足下まである長い髪の女性がそこにいた。
ただ者ではない雰囲気だ。両手に一本ずつ細身の剣をすらりと抜き構えた瞬間、背筋にヒヤリとした寒気が走る。この女も、やばいと考え、もう一つ残された通路へと向かう道を変えて進む。
残念だ。最初の道を進めば、もう少しで人混みのある区画だった。
人混みに紛れて立ち去れるチャンスを失ったのは痛い。
都市ケルワテの中層は、外周が階段状になっていて上下に移動できる。階段部分から、外を飛ぶ気球に乗ることもできる。
だから次の手として、外を目指す。
一旦外周へと出て、そこから階段を降り、下へと逃げることにする。
とりあえず逃げるのだ。
逃げながらも、飛翔魔法と自己強化の魔法を詠唱する。もう慣れっこなので、暗唱できることは不幸中の幸いだ。
このまま逃げられると思ったが、そんなに甘くはなかった。
オレが外へ出るまであと少しの所で、足首に強い痛みが走る。いつの間にか、双剣の女がすぐ後ろまで迫っていたのだ。そして、右手にもった剣でオレの足首を撫でるように切った。
痛みが走り。足に力が入らず、よろめき倒れる。双剣の女はもう一方の左手に持った剣で、倒れたオレの肩を突き刺す。
「ぐっ……」
声にならない呻きが出る。
ロンロに似た女がゆっくりと近づき、オレを真上から眺める。本当にロンロそっくりだ。表情が無表情で……そう、初めて会ったときのロンロのようだ。
「質問に答えてくださらないと、私、こまってしまいます。貴方は誰? 王の冠にて祝福される予定もなく、さりとて侍従でもない。そんな、貴方がなぜ私の存在に気がつけたの? お仲間がいるの?」
「答えたら殺されそうな気がするんだよ」
「ありがとう。言葉を交わしてくれて。うれしく存じます。でもね、私が望む答えは、それではないのです」
目だけは無機質のまま、ロンロに似た女は、ゆっくりと抑揚のない声で話し続ける。一方の双剣の女の子は無言のままだ。虚ろな目でオレを見下ろしていた。
だが、その気配は少しずつ変化する。まるで、目に見えない何かが膨れ上がるような感覚を伴う、威圧的な気配。
何だ? すごく既視感がある気配だ。
ノア!
そうだ。ノアの持つ独特の気配。そうか、呪い子の持つ気配にそっくりなのだ。
呪い子、ロンロ。双剣の女、そしてロンロに似た女。
姿の見えない女。こいつらは呪い子と、一緒にいる存在なのかもしれない。
屋敷の管理人? 記憶がない? そうではなかった。元々、ロンロは管理人ではなかったのだ。
今まで抱いていた違和感が次々と解消していく。
だが、まだまだ分からないことだらけだ。
よし。覚悟を決める。こいつと話をしながら出来るだけ情報を集めよう。くわえて、逃げる算段も考えることにする。
せっかくのチャンスだ。
もしかしたら、いや確実に、この女との会話の先に、ノアとロンロの……呪い子についての秘密があるはずだから。
感情のない顔だ。ロンロに似た女は、何も感じさせない目でオレを見つめ、ゆらゆらと揺れながら質問を続ける。
「呪い子ではない……なれど私の姿が見える? どうしてなのでしょう?」
友好的な感じが全くしない。むしろあるのはオレに対する警戒と敵意だ。
そういえばロンロは、本来ノアにしか見えないって言っていた。ということは、この目の前の女も普段は誰にも見られない立場なのだろう。
――呪い子ではない……なれど私の姿が見える? どうしてなのでしょう?
女の質問が脳裏にこだまする。
呪い子……そうか、呪い子にしか見ることができないのか。
ロンロのような奴は他にもいて、呪い子だけがその姿を見ることができる。
無言のままのオレを観察するかのように、オレの顔を凝視しつつ、周りをぐるりと一周してさらに言葉を続ける。
「王の冠によって祝福されたものでない。さあ、貴方が私は見ることができるというのは見過ごせません」
そう言ったかと思うと、オレの唇に人差し指を合わせようと手を動かしてきた。
慌てて、後へと飛び退く。
特にその行為には意味が無いかのように、ほほ笑み言葉をさらに続ける。笑っていない目が怖い。
「貴方は何者なのです?」
その質問に、オレは上手く答えられない。異世界人とでも言うのか? 言ったところで解決にはなりそうもない。
「何者とは?」
とりあえず反芻する。困ったときのオウム返しだ。
「……そういえば、私をロンロと呼びましたね」
「あぁ」
「ロンロいうのは誰でしょうか? 私の知る侍従の中に、そのような者はおりませぬ」
「そんなこと言われても困る」
「そうですか、貴方がどこの誰で、何の為に生きているのか? そのことを答えられないというのであれば……私は貴方を……」
やばそうだ。一旦引こう。
目の前の女は、オレをどうとでもできるような口調だ。
そういえば、ロンロは何ができるのかをよく把握していない。誰にも見られず、誰にも声が聞こえない、不思議な存在、オレがロンロについて知っているのは、それぐらいだ。
その不思議な存在感で、一方的に攻撃を加えられるようだったら、かなり不味い。
オレはすぐに走って逃げる。まずは仲間と合流するのだ。ロンロに会って、聞いてみるのも手だ。情報が欲しい。
ところがオレの逃げた先に、立ちはだかるような人影があった。
両腰に剣を備えて、帽子を深く被っている。ミズキが馬に乗るのときの服装に似たズボン姿の、足下まである長い髪の女性がそこにいた。
ただ者ではない雰囲気だ。両手に一本ずつ細身の剣をすらりと抜き構えた瞬間、背筋にヒヤリとした寒気が走る。この女も、やばいと考え、もう一つ残された通路へと向かう道を変えて進む。
残念だ。最初の道を進めば、もう少しで人混みのある区画だった。
人混みに紛れて立ち去れるチャンスを失ったのは痛い。
都市ケルワテの中層は、外周が階段状になっていて上下に移動できる。階段部分から、外を飛ぶ気球に乗ることもできる。
だから次の手として、外を目指す。
一旦外周へと出て、そこから階段を降り、下へと逃げることにする。
とりあえず逃げるのだ。
逃げながらも、飛翔魔法と自己強化の魔法を詠唱する。もう慣れっこなので、暗唱できることは不幸中の幸いだ。
このまま逃げられると思ったが、そんなに甘くはなかった。
オレが外へ出るまであと少しの所で、足首に強い痛みが走る。いつの間にか、双剣の女がすぐ後ろまで迫っていたのだ。そして、右手にもった剣でオレの足首を撫でるように切った。
痛みが走り。足に力が入らず、よろめき倒れる。双剣の女はもう一方の左手に持った剣で、倒れたオレの肩を突き刺す。
「ぐっ……」
声にならない呻きが出る。
ロンロに似た女がゆっくりと近づき、オレを真上から眺める。本当にロンロそっくりだ。表情が無表情で……そう、初めて会ったときのロンロのようだ。
「質問に答えてくださらないと、私、こまってしまいます。貴方は誰? 王の冠にて祝福される予定もなく、さりとて侍従でもない。そんな、貴方がなぜ私の存在に気がつけたの? お仲間がいるの?」
「答えたら殺されそうな気がするんだよ」
「ありがとう。言葉を交わしてくれて。うれしく存じます。でもね、私が望む答えは、それではないのです」
目だけは無機質のまま、ロンロに似た女は、ゆっくりと抑揚のない声で話し続ける。一方の双剣の女の子は無言のままだ。虚ろな目でオレを見下ろしていた。
だが、その気配は少しずつ変化する。まるで、目に見えない何かが膨れ上がるような感覚を伴う、威圧的な気配。
何だ? すごく既視感がある気配だ。
ノア!
そうだ。ノアの持つ独特の気配。そうか、呪い子の持つ気配にそっくりなのだ。
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姿の見えない女。こいつらは呪い子と、一緒にいる存在なのかもしれない。
屋敷の管理人? 記憶がない? そうではなかった。元々、ロンロは管理人ではなかったのだ。
今まで抱いていた違和感が次々と解消していく。
だが、まだまだ分からないことだらけだ。
よし。覚悟を決める。こいつと話をしながら出来るだけ情報を集めよう。くわえて、逃げる算段も考えることにする。
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