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第十五章 おとぎ話にふれて
らくなたたかい
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迷宮の探索は思いのほかサクサク進む。
すでに地図が出来上がっているので、迷うことなく進むことができた。
この辺りは、いくつもの建物がぶつかり混ざり合って成り立っているようだ。
少し進むだけで、壁の材質や模様が、がらりと変わることがよくある。
「この辺りの魔物はあらかた狩った。問題なく進める」
その一言で済まされたが、正解ルートを歩くだけで随分な距離だ。
横道なども考えれば、途方もない空間を探索したのが、ありありとわかる。
「これからは、未知の領域になる」
そして、ついに同行する3人も知らない場所までたどり着く。
「魔物がでるかもしれません。皆様もお気をつけ下さい」
そう言われると一気に緊張感が増す。
いままで気にならなかった自分達の靴音が、いやに耳についた。
「止まれ」
しばらくして、先行するウートカルデが手を上げて言った。
「なにかあったんですか?」
「先にある階段だ……何かが上がってくる」
その一言で誰もが静かになる。
『カツーン、カツーン』
乾いた靴音が響く。
靴音は、次第に不規則に、そして数が増える。
足音の主が複数いる。
「スケルトンねぇ。6体いるわぁ」
いち早く、階段を降りたロンロがなんびりした様子で戻ってくる。
スケルトン……えーと、なんだっけ、骸骨の魔物か。
剣とか盾を持った、骸骨だけがノコノコ歩いてくるやつだ。
ゲームの知識だけれど。
「6体もいるんスか」
「私達のが多いじゃん」
「6体のスケルトンか……」
ロンロの言葉を聞いたオレ達の感想を聞いて、ウートカルデとヒューレイストが驚いた様子でオレ達を見る。
「まだ見えぬ相手が、わかるのか?」
「えぇ、ちょっと」
6匹、まあ勝てないことはないだろう。
手強い相手であれば、今頃ロンロが大騒ぎだ。
「この場で、迎撃すべきだな」
「では私とヒューレイストが前衛、お嬢は後で。お前達も魔法の矢で援護してくれ」
「牽制? 魔法の矢?」
「魔法の矢は効きにくい。効きにくいが牽制にはなるだろう」
「スケルトンごときに、強い魔法を使うべきではない。先は長い。だが、援護があったほうが楽だ」
「了解」
ロンロの見立て通り、スケルトンが次々と姿を見せる。
淡い光に包まれた骸骨だ。剣と盾を持っている。外見は寸分違わぬ姿をしている。
同じ剣に、同じ盾。背格好もうり二つ。
すぐさま戦闘が始まる。
ウートカルデが短剣で牽制し、ヒューレイストが間合いを詰め殴りつける。
慣れた様子で、またたく間にスケルトンを1体破壊した。
だが、恐れを知らずひるむことのないスケルトンは、なかなか面倒なようだ。
「あれ、さっき倒してなかった?」
ミズキが驚いた声をあげる。
倒したと思ったスケルトンが再生したのだ。
壊れた積み木が、見えない手で組み戻されるように、カラカラと乾いた音をたてて、スケルトンは復活した。
そして、再び戦いを挑んでくる。
しかも、その細い体は、ほんのり光っているにもかかわらず、迷宮の暗闇にうまく溶け込んでいて、やっかいだ。
それにしても……少し暗いな。
ランタンの光は、それほど強くない。そんなに大きくない部屋だったが、全てを照らすことはできていない。
さてと、悠長な事、言っている場合じゃないか。
牽制だ。
だが、オレが行動を起こそうとしたのは、ワンテンポ遅かったようだ。
オレが魔法を唱えようとしたとき、すでにサムソンとカガミ、そしてプレインの3人は、魔法の矢を詠唱し始めていた。
ほぼ同僚の3人が、魔法の矢を唱え終わり、直後、何十本もの矢がスケルトンに降り注いだ。
『ガガッガガガガガ』
スケルトンは大量の魔法の矢を浴びて、粉々になった。
ヒューレイストとウートカルデが揃って振り向く。
「魔法の矢は効きにくいと聞きましたが、なんとかなりました。良かったと思います。思いません?」
カガミの笑顔で言った言葉に対しても、ポカンとした表情で2人はこちらを見ていた。
「あと、1体います!」
そんな中、アンクホルタが、声をあげる。
ハッと我に返ったヒューレイストは、階段を駆け上がり襲いかかってきたスケルトンにパンチを連続して叩き込んだ。
最後アッパーカット。
顎の部分を殴られたスケルトンは、頭の部分を粉々にされ、倒れた。その倒れ、崩れた骨の塊を、ウートカルデが踏み砕く。
「暗闇に潜んでいたとは」
「危ない。油断すべきではないな」
「やっぱりさ、暗いのちょっとまずいんじゃない?」
ミズキがオレの方を見て言う。
そうだな。なんとなく、渡されたランタンを持って歩いていたが、ランタンの灯は頼りない。そもそも、部屋全体を照らせていない。
もう少し明るければスケルトンとの戦いはもっと楽だった。
「ウィルオーウィスプ。ちょっとこの辺りは明るくしてくれよ」
いつものように、お願いしてみる。
キラキラと光の玉が出現し、部屋全体が明るくなった。
まるで蛍光灯のように、まんべんなく部屋全体を照らす。
「壁に絵が描いてある」
ノアが壁を指さした。
確かに、鳥の絵が描いてある。
「なんと!」
「やっぱ明るい方がいいよな」
サムソンが頷く。
「そうだよね。ランタンの明かりも、雰囲気があって良かったけどさ、襲われたらたまったもんじゃないし」
ミズキも笑顔だ。
「これはひょっとして精霊の……」
「手助けしてもらいました」
オレの言葉に、3人はしばらく無言になったが、ウートカルデがオレ達の前に出て、深々とお辞儀した。
「足手まといなどと言って申し訳なかった。今後とも宜しく頼む」
ずっと悪態をついていただけに、彼の物言いは、意外だった。
どうやら実力を認めてもらえたようだ。
すでに地図が出来上がっているので、迷うことなく進むことができた。
この辺りは、いくつもの建物がぶつかり混ざり合って成り立っているようだ。
少し進むだけで、壁の材質や模様が、がらりと変わることがよくある。
「この辺りの魔物はあらかた狩った。問題なく進める」
その一言で済まされたが、正解ルートを歩くだけで随分な距離だ。
横道なども考えれば、途方もない空間を探索したのが、ありありとわかる。
「これからは、未知の領域になる」
そして、ついに同行する3人も知らない場所までたどり着く。
「魔物がでるかもしれません。皆様もお気をつけ下さい」
そう言われると一気に緊張感が増す。
いままで気にならなかった自分達の靴音が、いやに耳についた。
「止まれ」
しばらくして、先行するウートカルデが手を上げて言った。
「なにかあったんですか?」
「先にある階段だ……何かが上がってくる」
その一言で誰もが静かになる。
『カツーン、カツーン』
乾いた靴音が響く。
靴音は、次第に不規則に、そして数が増える。
足音の主が複数いる。
「スケルトンねぇ。6体いるわぁ」
いち早く、階段を降りたロンロがなんびりした様子で戻ってくる。
スケルトン……えーと、なんだっけ、骸骨の魔物か。
剣とか盾を持った、骸骨だけがノコノコ歩いてくるやつだ。
ゲームの知識だけれど。
「6体もいるんスか」
「私達のが多いじゃん」
「6体のスケルトンか……」
ロンロの言葉を聞いたオレ達の感想を聞いて、ウートカルデとヒューレイストが驚いた様子でオレ達を見る。
「まだ見えぬ相手が、わかるのか?」
「えぇ、ちょっと」
6匹、まあ勝てないことはないだろう。
手強い相手であれば、今頃ロンロが大騒ぎだ。
「この場で、迎撃すべきだな」
「では私とヒューレイストが前衛、お嬢は後で。お前達も魔法の矢で援護してくれ」
「牽制? 魔法の矢?」
「魔法の矢は効きにくい。効きにくいが牽制にはなるだろう」
「スケルトンごときに、強い魔法を使うべきではない。先は長い。だが、援護があったほうが楽だ」
「了解」
ロンロの見立て通り、スケルトンが次々と姿を見せる。
淡い光に包まれた骸骨だ。剣と盾を持っている。外見は寸分違わぬ姿をしている。
同じ剣に、同じ盾。背格好もうり二つ。
すぐさま戦闘が始まる。
ウートカルデが短剣で牽制し、ヒューレイストが間合いを詰め殴りつける。
慣れた様子で、またたく間にスケルトンを1体破壊した。
だが、恐れを知らずひるむことのないスケルトンは、なかなか面倒なようだ。
「あれ、さっき倒してなかった?」
ミズキが驚いた声をあげる。
倒したと思ったスケルトンが再生したのだ。
壊れた積み木が、見えない手で組み戻されるように、カラカラと乾いた音をたてて、スケルトンは復活した。
そして、再び戦いを挑んでくる。
しかも、その細い体は、ほんのり光っているにもかかわらず、迷宮の暗闇にうまく溶け込んでいて、やっかいだ。
それにしても……少し暗いな。
ランタンの光は、それほど強くない。そんなに大きくない部屋だったが、全てを照らすことはできていない。
さてと、悠長な事、言っている場合じゃないか。
牽制だ。
だが、オレが行動を起こそうとしたのは、ワンテンポ遅かったようだ。
オレが魔法を唱えようとしたとき、すでにサムソンとカガミ、そしてプレインの3人は、魔法の矢を詠唱し始めていた。
ほぼ同僚の3人が、魔法の矢を唱え終わり、直後、何十本もの矢がスケルトンに降り注いだ。
『ガガッガガガガガ』
スケルトンは大量の魔法の矢を浴びて、粉々になった。
ヒューレイストとウートカルデが揃って振り向く。
「魔法の矢は効きにくいと聞きましたが、なんとかなりました。良かったと思います。思いません?」
カガミの笑顔で言った言葉に対しても、ポカンとした表情で2人はこちらを見ていた。
「あと、1体います!」
そんな中、アンクホルタが、声をあげる。
ハッと我に返ったヒューレイストは、階段を駆け上がり襲いかかってきたスケルトンにパンチを連続して叩き込んだ。
最後アッパーカット。
顎の部分を殴られたスケルトンは、頭の部分を粉々にされ、倒れた。その倒れ、崩れた骨の塊を、ウートカルデが踏み砕く。
「暗闇に潜んでいたとは」
「危ない。油断すべきではないな」
「やっぱりさ、暗いのちょっとまずいんじゃない?」
ミズキがオレの方を見て言う。
そうだな。なんとなく、渡されたランタンを持って歩いていたが、ランタンの灯は頼りない。そもそも、部屋全体を照らせていない。
もう少し明るければスケルトンとの戦いはもっと楽だった。
「ウィルオーウィスプ。ちょっとこの辺りは明るくしてくれよ」
いつものように、お願いしてみる。
キラキラと光の玉が出現し、部屋全体が明るくなった。
まるで蛍光灯のように、まんべんなく部屋全体を照らす。
「壁に絵が描いてある」
ノアが壁を指さした。
確かに、鳥の絵が描いてある。
「なんと!」
「やっぱ明るい方がいいよな」
サムソンが頷く。
「そうだよね。ランタンの明かりも、雰囲気があって良かったけどさ、襲われたらたまったもんじゃないし」
ミズキも笑顔だ。
「これはひょっとして精霊の……」
「手助けしてもらいました」
オレの言葉に、3人はしばらく無言になったが、ウートカルデがオレ達の前に出て、深々とお辞儀した。
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