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第二十七章 伝説の、真相
閑話 油断ならぬ存在 前編(大教授アットウト視点)
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「んまっ。お二人は、この3日何もしていなかったのですの?」
コウオル先生の叱責を聞き流し、道を進みます。
晴れ渡った日差しとは裏腹に、私の心はどんよりです。
リーダ君を捕らえてから3日。
さきほどから、コウオル先生の叱責は止まることがありません。
問題を先送りしてしまったのは、本当の事なので何も言えません。
それにしても、コウオル先生はいつにも増してカリカリしていらっしゃる。
やはり、実地調査中に呼び戻したのが原因でしょう。
あのコウオル先生が、戻るまで3日を要すほど遠くへ行っていたようですし……。
「ですが、ほら、地下室の隠蔽が急務じゃったし……」
ビントルトン先生が、しょうがないといった様子で弁明します。
「手分けすれば良いではないですか」
「そうじゃが……」
「あっ、見えてきました。総務塔です」
「言われなくても分かっております」
ビントルトン先生の助けになればと思っての発言も、何の役にも立ちませんでした。
すれ違ったハインハイグ先生とその助手が、ギョッとして私達を見ます。
偽装の魔法を施しているとは言え、分かる人には分かってしまうものです。
我ら大教授3人が、供も連れず、偽装して集まっているのです。驚くのも無理はない。
だが、あの助手……ワルギルス家の者だったか……。
偽装に気がつくとはなかなかの力量があると見えます。
流石ワルギルス家の者といったところでしょう。
「んまったく。ところで、この3日、リーダ君と接触したのは?」
「反省室の門番も、取り次ぎの兵士も私の傀儡人形じゃし……、ノアサリーナの奴隷とだけしかリーダ君は接触しておらんよ」
叱責の言葉がやみ、現状の確認をコウオル先生が口にしました。
ホッと一息です。
「やはり、特別な会話はないのですか?」
「そうじゃな。私は、リーダ君の余裕が恐ろしいよ」
ビントルトン先生が、困ったように呟きました。
昨日に聞いた内容と変わらないようです。
反省室に入ってから、リーダ君は逃げるそぶりもなく落ち着いているといいます。
あまりの楽観ぶりに、他の従者から叱責されたとか。
ダーツとかいう手投げ矢を使う遊びで遊んだり、本を読んで過ごしているらしいのです。
ちなみに、ダーツとかいう遊び道具は、出所不明です。
少なくとも、他の従者が渡している場面は見受けられなかったといいます。
今後について相談するわけでもなく、お菓子を食べて遊ぶだけ。
私も彼が理解できません。
「ようやく着きましたな。いやいや、ここに来るのは久しぶりだ」
総務塔のはずれ、反省室へと続く道を前に、ビントルトン先生が言いました。
木々が生い茂り薄暗い入り口が不気味な場所です。
この辺りの木々は、あとで切りそろえるように手配したほうがいいでしょう。
「アットウト先生。魔法の制約解除をお願いしますわ」
コウオル先生の言葉に頷き、私は王剣を取り出しました。
王より貸し与えられた剣。大教授3人の合意でなくては使えません。
これを使うのも久しぶりです。
「私は、幻術と空間把握に関する魔法が使えれば十分じゃ」
「かしこまりました。ですが、あのっ……封印に関する魔法も使えた方がいいかと愚考します」
「もう一旦全部の制限を解除してください。短時間なら大丈夫でしょ」
コウオル先生に頷いて、制限を解除します。
リーダ君は、おだやかな様子だが、何が起こるかわかりません。
念には念をいれたほうがいいでしょう。
それからいくつかの準備を済ませ、反省室へと進みました。
反省室は相変わらずでした。
壁には落書き。
微かにただようお酒の匂い。
学生のころ、羽目をはずし、閉じ込められたあの日のまま。
そこで待っていたリーダ君は、にこやかに笑っていました。
ビントルトン先生の幻術を抵抗なく受け入れた事に拍子抜けです。
幻術を楽しむ素振りさえあります。
しかも、出されたお茶を警戒することもなく口にしました。
背後に座る私を気にする様子もない。
本当に拍子抜けです。
『ギリッ』
コウオル先生の歯ぎしりが聞こえます。
あまりにリーダ君がリラックスしているので、コウオル先生の苛つきが再燃したようです。
確かに、そう思うのも無理は無い。
リーダ君は、この場の誰よりも余裕でした。
「いえ、その王剣で魔法の制限を一時解除したのかと思いまして……」
彼の言葉に、冷や汗が吹き出ます。
逆に我らは油断ができない事を思い知りました。
一目で、私が持っている物が王剣だと見抜いてしまった。
リーダ君は王剣を見たことがあるのか……。
領主格でないと王剣なんて目にする事は無い。私だって、この立場になって初めてみる代物。
その外見は、語ってはならない事になっています。
王剣を知っている……彼は何者なのでしょう。
そして続く彼の言葉。
フレッシュゴーレムとの戦い。
おそらく、遙か昔に、王族によって封印されたゴーレムの事でしょう。
牢に閉じ込めるために、当時の第2、第3騎士団が半壊状態になった……。
そう聞きます。
それを封印した結界は知らない……か。
ちらりとビントルトン先生を見ると、首をふって答えました。
嘘ではないようです。
特に、リーダ君が我々の使う魔法に抵抗した素振りはありません。
つまり、魔法の効果を回避したわけではないはず……多分。
今の所、発言に、明確な嘘がないと可能性は高いでしょう。
ただし、それでも嘘を言っていないということしか分かりません。
リーダ君は何かを隠している。
何かを隠しているのはわかるが、それが何かはわかりません。
「嘘おっしゃい!」
それが分かっているからでしょう。
コウオル先生の言葉がきつい。
リーダ君は、よくあれほど穏やかに対応できるものだ。
変なところで感心してしまいます。
だが、さすがの彼も内心はおだやかではなかったようです。
「契約しているから、呼べるんですよ。こんな感じで……いでよスライフ!」
ついつい反射的にといった様子ではあったが、彼は少しだけ語気をあらげました。
ところがその発言の後に起こった出来事は、これまた予想外。
黄昏の者。
それも、これは相当な上位種。
しかも、無詠唱で召喚……。
最悪の状況を想定して動きました。
私は仕込んでいた獣化魔法を解き放ちます。
魔物学の権威であるコウオル先生がいるので、大丈夫でしょう。
下級であれば竜種をも単独で捕縛するコウオル先生です。
後れをとることはないはず。
しかし、念の為です。
結果的に、私の警戒は杞憂でした。
黄昏の者は、いままで見たことが無いほどに冷静だったのです。
上位種は、皆が落ち着いているのか。
それともリーダ君が何かしているのか。
まったく分かりません。
そのうえ黄昏の者は、ビントルトン先生の幻術も、我らの位置関係も全て言い当ててしいました。
一方、私が背後にいると知らされてもなお、リーダ君は平然としていました。
彼は黄昏の者を、まるで下僕のように扱っています。
一言で下がらせた様子は、まるでよく教育された執事を扱う様です。
私を初め、皆が状況に飲まれていました。
そのような状況で、リーダ君は、しらじらしくも勉学がしたいと言い出しました。
変わらぬ静かな笑顔で。
卒業が希望ならば、わざわざ進級試験の前日に問題を起こさなければいい。
あからさまな言葉に、裏を考えてしまいます。
さて、どうしたものでしょう。
『急な来客のようです』
突如、悩む私の頭の中にビントルトン先生の声が響きビクリとしました。
コウオル先生の叱責を聞き流し、道を進みます。
晴れ渡った日差しとは裏腹に、私の心はどんよりです。
リーダ君を捕らえてから3日。
さきほどから、コウオル先生の叱責は止まることがありません。
問題を先送りしてしまったのは、本当の事なので何も言えません。
それにしても、コウオル先生はいつにも増してカリカリしていらっしゃる。
やはり、実地調査中に呼び戻したのが原因でしょう。
あのコウオル先生が、戻るまで3日を要すほど遠くへ行っていたようですし……。
「ですが、ほら、地下室の隠蔽が急務じゃったし……」
ビントルトン先生が、しょうがないといった様子で弁明します。
「手分けすれば良いではないですか」
「そうじゃが……」
「あっ、見えてきました。総務塔です」
「言われなくても分かっております」
ビントルトン先生の助けになればと思っての発言も、何の役にも立ちませんでした。
すれ違ったハインハイグ先生とその助手が、ギョッとして私達を見ます。
偽装の魔法を施しているとは言え、分かる人には分かってしまうものです。
我ら大教授3人が、供も連れず、偽装して集まっているのです。驚くのも無理はない。
だが、あの助手……ワルギルス家の者だったか……。
偽装に気がつくとはなかなかの力量があると見えます。
流石ワルギルス家の者といったところでしょう。
「んまったく。ところで、この3日、リーダ君と接触したのは?」
「反省室の門番も、取り次ぎの兵士も私の傀儡人形じゃし……、ノアサリーナの奴隷とだけしかリーダ君は接触しておらんよ」
叱責の言葉がやみ、現状の確認をコウオル先生が口にしました。
ホッと一息です。
「やはり、特別な会話はないのですか?」
「そうじゃな。私は、リーダ君の余裕が恐ろしいよ」
ビントルトン先生が、困ったように呟きました。
昨日に聞いた内容と変わらないようです。
反省室に入ってから、リーダ君は逃げるそぶりもなく落ち着いているといいます。
あまりの楽観ぶりに、他の従者から叱責されたとか。
ダーツとかいう手投げ矢を使う遊びで遊んだり、本を読んで過ごしているらしいのです。
ちなみに、ダーツとかいう遊び道具は、出所不明です。
少なくとも、他の従者が渡している場面は見受けられなかったといいます。
今後について相談するわけでもなく、お菓子を食べて遊ぶだけ。
私も彼が理解できません。
「ようやく着きましたな。いやいや、ここに来るのは久しぶりだ」
総務塔のはずれ、反省室へと続く道を前に、ビントルトン先生が言いました。
木々が生い茂り薄暗い入り口が不気味な場所です。
この辺りの木々は、あとで切りそろえるように手配したほうがいいでしょう。
「アットウト先生。魔法の制約解除をお願いしますわ」
コウオル先生の言葉に頷き、私は王剣を取り出しました。
王より貸し与えられた剣。大教授3人の合意でなくては使えません。
これを使うのも久しぶりです。
「私は、幻術と空間把握に関する魔法が使えれば十分じゃ」
「かしこまりました。ですが、あのっ……封印に関する魔法も使えた方がいいかと愚考します」
「もう一旦全部の制限を解除してください。短時間なら大丈夫でしょ」
コウオル先生に頷いて、制限を解除します。
リーダ君は、おだやかな様子だが、何が起こるかわかりません。
念には念をいれたほうがいいでしょう。
それからいくつかの準備を済ませ、反省室へと進みました。
反省室は相変わらずでした。
壁には落書き。
微かにただようお酒の匂い。
学生のころ、羽目をはずし、閉じ込められたあの日のまま。
そこで待っていたリーダ君は、にこやかに笑っていました。
ビントルトン先生の幻術を抵抗なく受け入れた事に拍子抜けです。
幻術を楽しむ素振りさえあります。
しかも、出されたお茶を警戒することもなく口にしました。
背後に座る私を気にする様子もない。
本当に拍子抜けです。
『ギリッ』
コウオル先生の歯ぎしりが聞こえます。
あまりにリーダ君がリラックスしているので、コウオル先生の苛つきが再燃したようです。
確かに、そう思うのも無理は無い。
リーダ君は、この場の誰よりも余裕でした。
「いえ、その王剣で魔法の制限を一時解除したのかと思いまして……」
彼の言葉に、冷や汗が吹き出ます。
逆に我らは油断ができない事を思い知りました。
一目で、私が持っている物が王剣だと見抜いてしまった。
リーダ君は王剣を見たことがあるのか……。
領主格でないと王剣なんて目にする事は無い。私だって、この立場になって初めてみる代物。
その外見は、語ってはならない事になっています。
王剣を知っている……彼は何者なのでしょう。
そして続く彼の言葉。
フレッシュゴーレムとの戦い。
おそらく、遙か昔に、王族によって封印されたゴーレムの事でしょう。
牢に閉じ込めるために、当時の第2、第3騎士団が半壊状態になった……。
そう聞きます。
それを封印した結界は知らない……か。
ちらりとビントルトン先生を見ると、首をふって答えました。
嘘ではないようです。
特に、リーダ君が我々の使う魔法に抵抗した素振りはありません。
つまり、魔法の効果を回避したわけではないはず……多分。
今の所、発言に、明確な嘘がないと可能性は高いでしょう。
ただし、それでも嘘を言っていないということしか分かりません。
リーダ君は何かを隠している。
何かを隠しているのはわかるが、それが何かはわかりません。
「嘘おっしゃい!」
それが分かっているからでしょう。
コウオル先生の言葉がきつい。
リーダ君は、よくあれほど穏やかに対応できるものだ。
変なところで感心してしまいます。
だが、さすがの彼も内心はおだやかではなかったようです。
「契約しているから、呼べるんですよ。こんな感じで……いでよスライフ!」
ついつい反射的にといった様子ではあったが、彼は少しだけ語気をあらげました。
ところがその発言の後に起こった出来事は、これまた予想外。
黄昏の者。
それも、これは相当な上位種。
しかも、無詠唱で召喚……。
最悪の状況を想定して動きました。
私は仕込んでいた獣化魔法を解き放ちます。
魔物学の権威であるコウオル先生がいるので、大丈夫でしょう。
下級であれば竜種をも単独で捕縛するコウオル先生です。
後れをとることはないはず。
しかし、念の為です。
結果的に、私の警戒は杞憂でした。
黄昏の者は、いままで見たことが無いほどに冷静だったのです。
上位種は、皆が落ち着いているのか。
それともリーダ君が何かしているのか。
まったく分かりません。
そのうえ黄昏の者は、ビントルトン先生の幻術も、我らの位置関係も全て言い当ててしいました。
一方、私が背後にいると知らされてもなお、リーダ君は平然としていました。
彼は黄昏の者を、まるで下僕のように扱っています。
一言で下がらせた様子は、まるでよく教育された執事を扱う様です。
私を初め、皆が状況に飲まれていました。
そのような状況で、リーダ君は、しらじらしくも勉学がしたいと言い出しました。
変わらぬ静かな笑顔で。
卒業が希望ならば、わざわざ進級試験の前日に問題を起こさなければいい。
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