日常生活の狂気

女から冷たくあしらわれておしまいだった

おれには現在
仲良くさせて
もらっている
可愛い女が
何人かいる

おれがもしも
50歳を
過ぎているのに
自分の夢を
捨てきれず
明治時代や
大正時代の
書生みたいに
貧しいままで
おカネもないような
男だったら
女たちは
おれのことを
適当に
冷たく
あしらうだけで
見向きも
しなかっただろう

人からは
ケラケラ笑われて
それを耐え忍ぶ
昔のままの
おれだったら
好きな女が
出来たとしても
相手にして
くれるのは
せいぜい良くて
精神障害者の
女ぐらいしか
いなかった

事実
おれが知っている
男の中でも
精神障害者の
女と付き合ったり
結婚までした
男がいることを
知っている

おれの場合
たとえいくら
歳が若くて
見た目が美人でも
精神障害者の
女とだけは
付き合いたくないし
ましてや結婚なんて
論外だ

それは女に限らず
見た目も特に
目立たないし
言っていることも
普通で
一見まともな奴でも
精神障害者とは
もう二度と
仲間には
なりたくないし
友達には
したくない

精神障害者には
すっかり
懲りてしまった

おれにもかつて
精神障害者の
友達が
何人かいたが
今ではそいつらが
どこで何を
やっているのかも
分からない
状態だ

その中でも
ほんの数人は
ネットのSNSに
今でも投稿を
続けているのを
確認できたが
あとはみんな
今でもどこかで
生きているのか
死んでいるのさえ
分からない

だからと言って
そいつらがいなくて
寂しいとか
残念だとか
そんな気持ちも
微塵にない

精神障害者の
みんながみんな
ダメとは
限らないが
おれはもう
すっかり
懲りてしまった

悪いけど
もう二度と
精神障害者の
仲間はいらなし
友達も
つくらない

おれはアイツらに
どれだけ裏切られた
ことだろう

アイツらのことは
未だに信用してないし
もう二度と
お近づきに
なりたいとも
思わない

もうすっかり
精神障害者には
懲りてしまったんだ