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番外編 レイナ視点
※性的描写があります。苦手な方はご遠慮下さい。
「さぁ、目を開けてごらん」
その声を合図に私は目を開ける。
そこには真っ白でキラキラと輝く教会が建っていた。
「わぁ!すっごい素敵!」
「気に入ってくれたかい?レイナが喜んでくれるように急いで作らせたんだよ」
私の隣に立つ金髪の男は得意げにそう言った。
彼はこの国の王太子のエドワーズ。豪華な服と大勢の従者を連れている彼と、私は明日ここで結婚式を挙げる。
異世界転生。
そんなゲームみたいな世界に私は迷い込んだ。最初はすっごく不安だった、だっていきなり見たこともない部屋で、沢山の知らない人たちに囲まれてたんだもん。
そんなとき、一際目立っていたのがエドだった。
「エド、私幸せだよ。こんな綺麗な教会でエドと結婚出来るんだね」
教会の中も最高。
何もかもが新しくて、光ってて、元の世界にはないくらい大きな教会。そして旦那様になるのは金髪のイケメン!友達を招いて自慢できないのが悔しいけど。
「喜んでくれたかい?」
「うんっ!とっても!」
人目を気にせずエドに抱きつく。エドは困ったように笑いながらもしっかり抱きとめてくれた。
「ここで式を挙げたら君はこの国の王妃になるんだ」
「私がお妃さま?で、でもちゃんと出来るかな」
「大丈夫さ。僕が愛した君なら」
きゃーーー!なんて甘いセリフ!
イケメンで、王子様で、こんな愛してくれるなんてもう最高!これなら前の世界に帰れなくってもいい、むしろ帰りたくない!
「それでだな、レイナ」
「ん?なぁに」
「今晩、ここに一人泊まってくれないか」
え?何急に。
訳わかんない、なんで一人で教会に?
「一応君は聖女だろ?新しい教会に君の祈りを捧げて欲しいんだ」
「え、私祈りなんて捧げたことないよ?」
「形式だけさ。周りの年寄り連中がうるさくてね、寝泊まりするだけでいいから」
エドはコソッと耳打ちをする。
うーん、めんどくさいなぁ。でもそれしないとエドと結婚できないってことなんだよね?
「寂しいけど分かったよぉ」
「ありがとうレイナ」
一晩だけだもんね。
そうよ、だって明日私は王妃様になれるんだからそれくらいどうってことないわ!
*****
エドワーズたちは夕方にこの教会を出て行った。
一人残された私は大聖堂にある椅子にぽつんと座る。
「んー暇だなぁ!」
窓の外もすっかり暗くなった。今何時だろ、もう深夜とかかな?
この世界はテレビも携帯もないからすっごく暇!なんか分厚い本があるけどそんなの読む気になれないし。
ランタンの灯りがぼんやりと周りを照らす。
そういえば最初、すっごくボロボロの教会だったのよね。そこに同じくらいボロボロの女の子が住んでて……ふふっ、あの子かわいそう。エドに捨てられて国まで追い出されちゃって。
「しょーがないよね、私の方がエドに相応しいもん」
かわいいのも私、魔力?だって私の方が上。
あの子のお陰で私はこんなに素敵な場所で結婚式が出来るんだもん、お礼を言いたいくらい……
『随分と浮かれているようだな』
突然聞こえた声に背筋が凍った。
だってこの教会には私しかいないはず、なのに男の人の声が聞こえたなんて……。
「だ、だれっ?!」
『くくっ、聖女なのに俺が見えないのか?』
「どこにいるのよっ?!」
声だけがする。うそ、不審者?!近くにあった木の棒を握り周りをキョロキョロと見渡す。
誰の姿も見えない……おばけ?!
『アイツが言ってた割に随分拍子抜けする聖女だ』
背後で声がした。振り返ると同時に棒を振り回す。
『そんなもので俺と戦う気か?』
手応えはない、でも代わりにすっごく身長の高い黒髪のイケメンが木の棒を掴み後ろに立っていた。
「かっこいい……」
思わず心の声が漏れちゃった。
だってこんなにカッコいい人、見たことない。エドは漫画から出てきた優しい王子様って感じだけど、この人はワイルドというか……そう、色気!なんかエロい感じ!
こんなにカッコいい不審者がいるんだ…。
「あ、あの……私に何かご用ですか?」
自然と上目遣いで顔を覗き込む。うん、やっぱり近くで見るとますますイケメン。見惚れていればグッと腕を引っ張られた。
「痛っ!なにすん……んぅっ!」
あまりの痛みに叫ぼうとしたけど、私の唇は強引にその人に奪われた。
深くて熱すぎる口付けに頭の中が真っ白になる。逃げようとその人の身体を押すけど全然離してくれない、それどころか後ろにある長椅子に押し倒された。
「ぁっ、やめっ……んんっ!」
『不味いな、本当に酷い味だ』
乱暴に服を破かれている気がする。でも身体に力がはいらない、それどころか目の前にいるこの人から目を離せなかった。
全力で抵抗しなきゃいけないって頭では分かってるのに力が入らない。
『実に不本意、だがアイツを苦しめた罪はしっかりと償ってもらおうか』
何が何だかわかんないよ……。
でも私は、与えられる強引な快楽に身を委ねるしか出来なかった。
気付けば窓の外から光が差し込んでいる。にも関わらず、私の身体は未だこの人に弄ばれていた。
「おねがい……もぉ、っと……」
叫びすぎて喉が痛い。
腰も砕けてしまうくらい痛くて、足もプルプルと痙攣している。それでも、夜通し続いた快楽のせいで私は彼の首に巻きつく腕を解けずにいた。
こんなに気持ちいいの、今まで味わったことがない。
全てを失ってもいい、まだまだ蕩けていたい……
「レイナっ!」
ガタンと大きな音を立てて大聖堂の扉が開く。
祭壇の上に寝転がる私は視線だけをそちらに向けた。
何故?どうしてここに?
ぼおっとする頭で考えてみるけど、そんなのはすぐどうでも良くなった。
全てを曝け出した私を見てエドの顔が青ざめていく。でも、それすらもどうでもいい。
私を堕としたその男はまるで煙のように消えていた。
「さぁ、目を開けてごらん」
その声を合図に私は目を開ける。
そこには真っ白でキラキラと輝く教会が建っていた。
「わぁ!すっごい素敵!」
「気に入ってくれたかい?レイナが喜んでくれるように急いで作らせたんだよ」
私の隣に立つ金髪の男は得意げにそう言った。
彼はこの国の王太子のエドワーズ。豪華な服と大勢の従者を連れている彼と、私は明日ここで結婚式を挙げる。
異世界転生。
そんなゲームみたいな世界に私は迷い込んだ。最初はすっごく不安だった、だっていきなり見たこともない部屋で、沢山の知らない人たちに囲まれてたんだもん。
そんなとき、一際目立っていたのがエドだった。
「エド、私幸せだよ。こんな綺麗な教会でエドと結婚出来るんだね」
教会の中も最高。
何もかもが新しくて、光ってて、元の世界にはないくらい大きな教会。そして旦那様になるのは金髪のイケメン!友達を招いて自慢できないのが悔しいけど。
「喜んでくれたかい?」
「うんっ!とっても!」
人目を気にせずエドに抱きつく。エドは困ったように笑いながらもしっかり抱きとめてくれた。
「ここで式を挙げたら君はこの国の王妃になるんだ」
「私がお妃さま?で、でもちゃんと出来るかな」
「大丈夫さ。僕が愛した君なら」
きゃーーー!なんて甘いセリフ!
イケメンで、王子様で、こんな愛してくれるなんてもう最高!これなら前の世界に帰れなくってもいい、むしろ帰りたくない!
「それでだな、レイナ」
「ん?なぁに」
「今晩、ここに一人泊まってくれないか」
え?何急に。
訳わかんない、なんで一人で教会に?
「一応君は聖女だろ?新しい教会に君の祈りを捧げて欲しいんだ」
「え、私祈りなんて捧げたことないよ?」
「形式だけさ。周りの年寄り連中がうるさくてね、寝泊まりするだけでいいから」
エドはコソッと耳打ちをする。
うーん、めんどくさいなぁ。でもそれしないとエドと結婚できないってことなんだよね?
「寂しいけど分かったよぉ」
「ありがとうレイナ」
一晩だけだもんね。
そうよ、だって明日私は王妃様になれるんだからそれくらいどうってことないわ!
*****
エドワーズたちは夕方にこの教会を出て行った。
一人残された私は大聖堂にある椅子にぽつんと座る。
「んー暇だなぁ!」
窓の外もすっかり暗くなった。今何時だろ、もう深夜とかかな?
この世界はテレビも携帯もないからすっごく暇!なんか分厚い本があるけどそんなの読む気になれないし。
ランタンの灯りがぼんやりと周りを照らす。
そういえば最初、すっごくボロボロの教会だったのよね。そこに同じくらいボロボロの女の子が住んでて……ふふっ、あの子かわいそう。エドに捨てられて国まで追い出されちゃって。
「しょーがないよね、私の方がエドに相応しいもん」
かわいいのも私、魔力?だって私の方が上。
あの子のお陰で私はこんなに素敵な場所で結婚式が出来るんだもん、お礼を言いたいくらい……
『随分と浮かれているようだな』
突然聞こえた声に背筋が凍った。
だってこの教会には私しかいないはず、なのに男の人の声が聞こえたなんて……。
「だ、だれっ?!」
『くくっ、聖女なのに俺が見えないのか?』
「どこにいるのよっ?!」
声だけがする。うそ、不審者?!近くにあった木の棒を握り周りをキョロキョロと見渡す。
誰の姿も見えない……おばけ?!
『アイツが言ってた割に随分拍子抜けする聖女だ』
背後で声がした。振り返ると同時に棒を振り回す。
『そんなもので俺と戦う気か?』
手応えはない、でも代わりにすっごく身長の高い黒髪のイケメンが木の棒を掴み後ろに立っていた。
「かっこいい……」
思わず心の声が漏れちゃった。
だってこんなにカッコいい人、見たことない。エドは漫画から出てきた優しい王子様って感じだけど、この人はワイルドというか……そう、色気!なんかエロい感じ!
こんなにカッコいい不審者がいるんだ…。
「あ、あの……私に何かご用ですか?」
自然と上目遣いで顔を覗き込む。うん、やっぱり近くで見るとますますイケメン。見惚れていればグッと腕を引っ張られた。
「痛っ!なにすん……んぅっ!」
あまりの痛みに叫ぼうとしたけど、私の唇は強引にその人に奪われた。
深くて熱すぎる口付けに頭の中が真っ白になる。逃げようとその人の身体を押すけど全然離してくれない、それどころか後ろにある長椅子に押し倒された。
「ぁっ、やめっ……んんっ!」
『不味いな、本当に酷い味だ』
乱暴に服を破かれている気がする。でも身体に力がはいらない、それどころか目の前にいるこの人から目を離せなかった。
全力で抵抗しなきゃいけないって頭では分かってるのに力が入らない。
『実に不本意、だがアイツを苦しめた罪はしっかりと償ってもらおうか』
何が何だかわかんないよ……。
でも私は、与えられる強引な快楽に身を委ねるしか出来なかった。
気付けば窓の外から光が差し込んでいる。にも関わらず、私の身体は未だこの人に弄ばれていた。
「おねがい……もぉ、っと……」
叫びすぎて喉が痛い。
腰も砕けてしまうくらい痛くて、足もプルプルと痙攣している。それでも、夜通し続いた快楽のせいで私は彼の首に巻きつく腕を解けずにいた。
こんなに気持ちいいの、今まで味わったことがない。
全てを失ってもいい、まだまだ蕩けていたい……
「レイナっ!」
ガタンと大きな音を立てて大聖堂の扉が開く。
祭壇の上に寝転がる私は視線だけをそちらに向けた。
何故?どうしてここに?
ぼおっとする頭で考えてみるけど、そんなのはすぐどうでも良くなった。
全てを曝け出した私を見てエドの顔が青ざめていく。でも、それすらもどうでもいい。
私を堕としたその男はまるで煙のように消えていた。
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