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雪兎さんの訪問
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「俺も…ったらよかったのになぁ。」
「‥‥兄ちゃん、僕‥‥兄ちゃんのこと好きだよ?」
「…じゃあ、お互い大人になったら結婚しよう。約束な!」
「うん!…兄ちゃんと結婚する!!」
◆◆◆
なんだ、夢か。
懐かしい夢だな。あの男の子は誰だっけ?
思い出せない。まあどうでも良いから忘れてたんだろうな。無理に思い出す必要もねえか。
…………やべ、素がでてた。直さないと…………。
よしっ!これで大丈夫ですね!!
いやはやはしたないところを見せてしまいました。お恥ずかしい限りです。
そう思いながら一人で反省していると保健室のドアが静かに2回ノックされました。
「おや、こんなにも静かな入室とは珍しいですね。入ってきていいですよ。」
「すまないね、失礼するよ。」
「おや、雪兎さんではありませんか。珍しいですね。」
「いやぁ、さっきはすまなかったね。あのアホが迷惑をかけちゃって。」
「いつものことですから慣れていますよ。気にしないでください。」
「とりあえずあいつには逃げられないぐらいの仕事をプレゼントしておくよ。」
そういう雪兎さんの顔はまるで悪役が悪いことを考えているような笑顔でした。
きっと理事長はこの後激務に追われて泣きつきにくるでしょうね。
「あっ、そういえば蓮君がずっと理事長の仕事を変わってやっていたらしいですね?」
「あぁ、そうだね。朱鳥が理事長室に戻った直後に蓮が朱鳥に飛びかかろうとして止めるのが大変だったよ。」
「彼はいつも不憫ですよね…。」
「そうだな、いつも朱鳥の仕事の尻拭いに協力させられてるしな。」
「彼にはご褒美が必要ですね。とりあえず胃薬と睡眠薬でもプレゼントしましょうか。きちんと容量を守るようにお伝えください。」
「ああ、助かるよ。蓮も泣いて喜ぶよ、絶対。」
「そんな、大袈裟ですねぇ。」
「あっ、この後蓮に保健室行っていいぞって言ってあるから来ると思う。そのとき膝枕でもしてやってくれないか?」
「いいですけど…、野郎の膝枕で喜ぶんですかね。」
「ああ、すごい喜ぶと思うぞ…。(瑠夏はかなりの無自覚だったな。)」
「気休めにでもなってくれたらいいのですがね……。」
「とりあえず色々ありがとうな瑠夏。また何かあったら来る。」
「はい!いつでもいらしてください。」
そういうと俺の頭を撫でて部屋を出て行きました。
あの人ほんとああいうところがあるんですよね。
これ俺が女の子だったら惚れてましたよ。
まったく…。
それにしてももうすぐ体育祭の季節ですねぇ。
保健室が怪我人で溢れかえらないといいのですが。
まぁ流石にありませんか。
とりあえず本でも読みましょう。
この10秒後、とうとう保健室のドアをぶち壊して入ってくる人間が現れるなど俺は思ってもいなかった
「‥‥兄ちゃん、僕‥‥兄ちゃんのこと好きだよ?」
「…じゃあ、お互い大人になったら結婚しよう。約束な!」
「うん!…兄ちゃんと結婚する!!」
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なんだ、夢か。
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思い出せない。まあどうでも良いから忘れてたんだろうな。無理に思い出す必要もねえか。
…………やべ、素がでてた。直さないと…………。
よしっ!これで大丈夫ですね!!
いやはやはしたないところを見せてしまいました。お恥ずかしい限りです。
そう思いながら一人で反省していると保健室のドアが静かに2回ノックされました。
「おや、こんなにも静かな入室とは珍しいですね。入ってきていいですよ。」
「すまないね、失礼するよ。」
「おや、雪兎さんではありませんか。珍しいですね。」
「いやぁ、さっきはすまなかったね。あのアホが迷惑をかけちゃって。」
「いつものことですから慣れていますよ。気にしないでください。」
「とりあえずあいつには逃げられないぐらいの仕事をプレゼントしておくよ。」
そういう雪兎さんの顔はまるで悪役が悪いことを考えているような笑顔でした。
きっと理事長はこの後激務に追われて泣きつきにくるでしょうね。
「あっ、そういえば蓮君がずっと理事長の仕事を変わってやっていたらしいですね?」
「あぁ、そうだね。朱鳥が理事長室に戻った直後に蓮が朱鳥に飛びかかろうとして止めるのが大変だったよ。」
「彼はいつも不憫ですよね…。」
「そうだな、いつも朱鳥の仕事の尻拭いに協力させられてるしな。」
「彼にはご褒美が必要ですね。とりあえず胃薬と睡眠薬でもプレゼントしましょうか。きちんと容量を守るようにお伝えください。」
「ああ、助かるよ。蓮も泣いて喜ぶよ、絶対。」
「そんな、大袈裟ですねぇ。」
「あっ、この後蓮に保健室行っていいぞって言ってあるから来ると思う。そのとき膝枕でもしてやってくれないか?」
「いいですけど…、野郎の膝枕で喜ぶんですかね。」
「ああ、すごい喜ぶと思うぞ…。(瑠夏はかなりの無自覚だったな。)」
「気休めにでもなってくれたらいいのですがね……。」
「とりあえず色々ありがとうな瑠夏。また何かあったら来る。」
「はい!いつでもいらしてください。」
そういうと俺の頭を撫でて部屋を出て行きました。
あの人ほんとああいうところがあるんですよね。
これ俺が女の子だったら惚れてましたよ。
まったく…。
それにしてももうすぐ体育祭の季節ですねぇ。
保健室が怪我人で溢れかえらないといいのですが。
まぁ流石にありませんか。
とりあえず本でも読みましょう。
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