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最終章 転生野球大戦編
301 特別強化試合終了
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初回。
1アウトランナー1塁の状況で再び打席が回ってきた昇二がビーンボールを2ランホームランにした直後から、日本代表は出場選手を大きく入れ替え始めた。
この時点で既にスコアは9-0。
相手エースを打ち砕いたことで、対外的な面子は立ったと見なしたのだろう。
スターティングオーダーに名を連ねていた選手は2回裏には誰もいなくなった。
「まあ、先発総入れ替えの後なら、たとえ9点差を引っ繰り返されるようなことがあっても、日本代表としてはそこまでダメージは大きくないでしょうしね」
「交代して出場した人達の名誉はズタボロになりそうっすけど……」
「それぐらいのプレッシャーがあれば、むしろ消化試合にならなくていい」
「メキシコもメキシコで、こんな舐められたままで終われないはずっすからね。最後の最後までバチバチっすよ。きっと」
春季キャンプの割と何でもありな練習試合と比べれば公式試合に近い形式にしていることもあり、完全に交代してしまった俺達はもはや試合に直接干渉できない。
一応、先発していない美海ちゃんには出場する権利がまだ残っているが……。
ブルペンに行くように指示が出る気配は今のところ全くない。
ここから代打で出ることも十中八九ないはずだ。
と言う訳で。俺達は皆、半ば観戦モードになってしまっていた。
勿論、今出場している選手の妨げにならないように端の方で小声で話している。
見るのもまた勉強なので、関係のない雑談をするつもりはない。
「でも、あのピッチャーだと見劣りしちゃうわね。正直なところ」
「スペックだけなら、エドアルド・ルイス選手は磐城君や大松君以上っすからね」
「実力と人格が相関しない実例の1つ」
既に降板してしまった彼について、代わってマウンドに上がっているメキシコの2番手ピッチャーとを比べながら女性陣が色々と言う。
「たとえ身体能力で劣っててもピッチャーとしては負けてるつもりないゼ。俺は」
「勿論、僕もね」
それに巻き込まれた形となった磐城君と大松君はちょっと不満げだった。
エドアルド・ルイス選手は明らかに己のスペックに頼り切っていた。
そんな彼と一緒にされたくない気持ちは分かる。
2人は自分の持てる力を十二分に活かす方法を常に模索しているのだから。
とは言え、倉本さんにとっては不本意な受け取られ方だったのだろう。
「ちゃんとスペックだけって言ったっすよ~」
彼女は唇を尖らせながら抗議した。
尚、誰も取り合わずに笑って流していた。
「でも、今投げてる人だって代表レベルではあるよね」
昇二に至っては相手ピッチャーについてフォローを入れていた。
ただ、発言自体は全くその通り。
あの2番手投手も国の代表に選ばれた時点で上澄みも上澄みなのは間違いない。
間違いないが……。
「わたし達の練習相手としては不十分」
あーちゃんが冷たく言い放ったように、打倒アメリカを掲げる者にとっては力不足と言わざるを得ないのもまた事実だった。
もし俺達が試合に出続けていたら、死体蹴りになっていた可能性が高い。
そんなことで一時気持ちよくなっても、精々ストレス解消程度の効果しかない。
エース相手にいい感触で終わった昇二にとっては、むしろ感覚がボヤけてしまってマイナスになりかねないぐらいだ。
落山監督達が俺達を下げたのも特段おかしな話ではないだろう。
「でも、もう今日は磐城君も大松君も投げないことになったから、エドアルド・ルイス選手のバッターとしての力量は今一よく分かんなくなっちゃったわね」
「メキシコ代表選手の中で頭1つ飛び抜けてるのは確かっすけど……」
エドアルド・ルイス選手はマウンドから降りはしたものの、バッターとしてはまだそのまま出場していて先程ソロホームランを打っていた。
もっとも、その相手は日本代表初招集の斉木弘人選手だった。
彼の評価としては、まだまだ粗削りなピッチャーというのが正直なところ。
更に言えば、ホームランを打たれたのは失投気味の球だった。
エドアルド・ルイス選手のステータスとスキルなら驚きは全くない結果だ。
しかし、定量的な部分が見えない者にとってはピンと来ない様子だった。
「……アレが前々回のWBWアメリカ代表戦でマルチヒットを打てたとはとても思えない。前回大会の時は普通にノーヒットに抑えられてたし」
「まあ、あの試合でエドアルド・ルイス選手がヒットを打った打席は、既に点差も大きく開いてた上にランナーもいない場面だったっすからね」
「サイクロン選手も全然ギアを上げてなかったわよね」
エドアルド・ルイス選手がマルチヒットを打ったのは前々回のWBWのこと。
おおよそ3年前。彼が16歳。
レジェンドの魂を持つアメリカ代表選手達が18歳のタイミング。
アメリカとメキシコがぶつかったのは決勝トーナメントの2回戦のことだった。
1回戦の勝利を優先したらしく、エドアルド・ルイス選手をそちらに登板させていたメキシコは先発投手が初回から大量失点。
エドアルド・ルイス選手が最初の打席に立つ頃には、ほぼ試合が決まっていた。
そのことがサイクロン選手のピッチングに影響したことは否めない。
詳細な映像がなくて曖昧だが、多段変化も使用していなかったように思う。
一方で、ノーヒットに終わってしまった前回大会での再戦は決勝戦の舞台。
こちらは高解像度ではなくとも見比べれば一目瞭然。
比較にならないぐらいにエゲツない球をサイクロン選手は投げていた。
前々回大会の試合は決勝トーナメントとは言え、あくまでも2回戦でしかない。
まだ準決勝、決勝と大きな栄誉のかかった戦いが残った状態のことでもある。
投球制限があるにしても、球数次第では決勝戦での登板は十分あり得る。
そうである以上、後々のことを考えて消耗を抑えようとするのは当然のことだ。
トーナメント戦ではなくとも真っ当な戦術に他ならない。
そうした抑え気味のピッチングであってもアッサリと無双できているのが、サイクロン選手を始めとしたアメリカ代表選手のヤバいところだが……。
「たとえ加減されてたとしても、アレに打てるとは思えない」
あーちゃんのそれは、さすがに人格への疑いから来る偏見に満ちた過小評価だ。
エドアルド・ルイス選手のスペックなら、大量援護ランナーなしの場面であればサイクロン選手相手でも打率2割台ぐらいは行けるはずだ。
マルチヒットが出る可能性も、他と比べれば高い方ではあるだろう。
何より――。
「サイクロン選手だって前々回のWBWの時は18歳だった訳だし、まだまだ発展途上だったんじゃないか?」
「あれで?」
「あれで」
あーちゃんの問いかけに頷く。
微々たるものではあるけれども、事実は事実だ。
【成長タイプ:マニュアル】ではないこともあり、完全には育ち切ってなかった。
勿論、それぞれが持っているチート級の【特殊生得スキル】によって最終ステータスに関しては軽々と上限を突破してしまっていたが……。
【天才】と【模倣】の効果をうまく活用して早い段階でカンストしていたエドアルド・ルイス選手とは、ある意味で対照的とも言える。
そう考えると前々回大会の時が最も互いの実力差が小さかった時であり、メキシコが勝利する可能性が最も高いラストチャンスだったとも言えるかもしれない。
エドアルド・ルイス選手をアメリカ戦で先発登板させなかった時点で、折角の機会を自ら捨て去ってしまったと言っても過言ではないけれども。
世界情勢が決まる大舞台だけに、安全策を取るのも仕方のないことだ。
いずれにしても。
メキシコ代表には打倒アメリカ代表の目はもうないだろう。
少なくとも向こう20年ぐらいは。
ただ、俺達は他力本願でアメリカをどうにかして貰おうとは毛頭思っていない。
なので、こちらからするとその辺りの流れはどうでもいい話だ。
「けど、偶然でも何でもヒットはヒットっすよ」
「あるいは、そこにアメリカ代表でもつけ入る隙が…………って、ないわよね」
「そうなんだよなあ」
サイクロン選手のステータスの話を差し引いても、あくまで大量援護を受けて尚且つランナーなしの場面での話に過ぎない。
大量援護……こちらの視点では大量失点した時点で勝ち目はほぼゼロだ。
均衡した試合の中でランナーが1人でも出れば、当然ギアを上げてくるだろう。
そうなる前に不意を突いて1本ホームランを打てたとしても、結局は1点。
それで動揺してくれると期待するのは彼らに失礼というものだ。
相手に精神的なダメージを与えることのできない不意打ちなど、積み重ねていくスポーツにおいては余りにも軽く弱過ぎる。
力業にしても、搦め手にしても、奇襲にしても。
最終的には相手の全力を乗り越えなければ、勝利は決して見えてこないのだ。
「もっともっと武器を揃えないと」
昇二のバッティングは目途がついた。
正樹も今年完全復活を果たす予定だ。
仲間内で伸び代が特に大きいのはこの辺りだろうか。
「秀治郎君、考え込んじゃった」
「そっとしておくっす」
試合を眺めつつ、これから先のことについて思索に耽る間にもイニングは進む。
日本代表のサブメンバーとメキシコ代表はそれぞれ点数を重ねていくが、エドアルド・ルイス選手の打棒の分だけ点差が縮まっていった。
しかし、やはり初回の9点を覆すまでには至らず。
最終的なスコアは12-7で日本代表の勝利となった。
こうしてメキシコ代表との特別強化試合は終わった訳だが……。
エドアルド・ルイス選手の危険球上等のようなピッチングは、当然ながら日本国内において色々と物議を醸すこととなった。
その時には既にメキシコ代表チームは日本を発っていたものの、昇二のビーンボール打ちの映像は拡散されて、結果として世界中に延焼していくことになる。
ただ、まあ、それはまた別の話だな。
1アウトランナー1塁の状況で再び打席が回ってきた昇二がビーンボールを2ランホームランにした直後から、日本代表は出場選手を大きく入れ替え始めた。
この時点で既にスコアは9-0。
相手エースを打ち砕いたことで、対外的な面子は立ったと見なしたのだろう。
スターティングオーダーに名を連ねていた選手は2回裏には誰もいなくなった。
「まあ、先発総入れ替えの後なら、たとえ9点差を引っ繰り返されるようなことがあっても、日本代表としてはそこまでダメージは大きくないでしょうしね」
「交代して出場した人達の名誉はズタボロになりそうっすけど……」
「それぐらいのプレッシャーがあれば、むしろ消化試合にならなくていい」
「メキシコもメキシコで、こんな舐められたままで終われないはずっすからね。最後の最後までバチバチっすよ。きっと」
春季キャンプの割と何でもありな練習試合と比べれば公式試合に近い形式にしていることもあり、完全に交代してしまった俺達はもはや試合に直接干渉できない。
一応、先発していない美海ちゃんには出場する権利がまだ残っているが……。
ブルペンに行くように指示が出る気配は今のところ全くない。
ここから代打で出ることも十中八九ないはずだ。
と言う訳で。俺達は皆、半ば観戦モードになってしまっていた。
勿論、今出場している選手の妨げにならないように端の方で小声で話している。
見るのもまた勉強なので、関係のない雑談をするつもりはない。
「でも、あのピッチャーだと見劣りしちゃうわね。正直なところ」
「スペックだけなら、エドアルド・ルイス選手は磐城君や大松君以上っすからね」
「実力と人格が相関しない実例の1つ」
既に降板してしまった彼について、代わってマウンドに上がっているメキシコの2番手ピッチャーとを比べながら女性陣が色々と言う。
「たとえ身体能力で劣っててもピッチャーとしては負けてるつもりないゼ。俺は」
「勿論、僕もね」
それに巻き込まれた形となった磐城君と大松君はちょっと不満げだった。
エドアルド・ルイス選手は明らかに己のスペックに頼り切っていた。
そんな彼と一緒にされたくない気持ちは分かる。
2人は自分の持てる力を十二分に活かす方法を常に模索しているのだから。
とは言え、倉本さんにとっては不本意な受け取られ方だったのだろう。
「ちゃんとスペックだけって言ったっすよ~」
彼女は唇を尖らせながら抗議した。
尚、誰も取り合わずに笑って流していた。
「でも、今投げてる人だって代表レベルではあるよね」
昇二に至っては相手ピッチャーについてフォローを入れていた。
ただ、発言自体は全くその通り。
あの2番手投手も国の代表に選ばれた時点で上澄みも上澄みなのは間違いない。
間違いないが……。
「わたし達の練習相手としては不十分」
あーちゃんが冷たく言い放ったように、打倒アメリカを掲げる者にとっては力不足と言わざるを得ないのもまた事実だった。
もし俺達が試合に出続けていたら、死体蹴りになっていた可能性が高い。
そんなことで一時気持ちよくなっても、精々ストレス解消程度の効果しかない。
エース相手にいい感触で終わった昇二にとっては、むしろ感覚がボヤけてしまってマイナスになりかねないぐらいだ。
落山監督達が俺達を下げたのも特段おかしな話ではないだろう。
「でも、もう今日は磐城君も大松君も投げないことになったから、エドアルド・ルイス選手のバッターとしての力量は今一よく分かんなくなっちゃったわね」
「メキシコ代表選手の中で頭1つ飛び抜けてるのは確かっすけど……」
エドアルド・ルイス選手はマウンドから降りはしたものの、バッターとしてはまだそのまま出場していて先程ソロホームランを打っていた。
もっとも、その相手は日本代表初招集の斉木弘人選手だった。
彼の評価としては、まだまだ粗削りなピッチャーというのが正直なところ。
更に言えば、ホームランを打たれたのは失投気味の球だった。
エドアルド・ルイス選手のステータスとスキルなら驚きは全くない結果だ。
しかし、定量的な部分が見えない者にとってはピンと来ない様子だった。
「……アレが前々回のWBWアメリカ代表戦でマルチヒットを打てたとはとても思えない。前回大会の時は普通にノーヒットに抑えられてたし」
「まあ、あの試合でエドアルド・ルイス選手がヒットを打った打席は、既に点差も大きく開いてた上にランナーもいない場面だったっすからね」
「サイクロン選手も全然ギアを上げてなかったわよね」
エドアルド・ルイス選手がマルチヒットを打ったのは前々回のWBWのこと。
おおよそ3年前。彼が16歳。
レジェンドの魂を持つアメリカ代表選手達が18歳のタイミング。
アメリカとメキシコがぶつかったのは決勝トーナメントの2回戦のことだった。
1回戦の勝利を優先したらしく、エドアルド・ルイス選手をそちらに登板させていたメキシコは先発投手が初回から大量失点。
エドアルド・ルイス選手が最初の打席に立つ頃には、ほぼ試合が決まっていた。
そのことがサイクロン選手のピッチングに影響したことは否めない。
詳細な映像がなくて曖昧だが、多段変化も使用していなかったように思う。
一方で、ノーヒットに終わってしまった前回大会での再戦は決勝戦の舞台。
こちらは高解像度ではなくとも見比べれば一目瞭然。
比較にならないぐらいにエゲツない球をサイクロン選手は投げていた。
前々回大会の試合は決勝トーナメントとは言え、あくまでも2回戦でしかない。
まだ準決勝、決勝と大きな栄誉のかかった戦いが残った状態のことでもある。
投球制限があるにしても、球数次第では決勝戦での登板は十分あり得る。
そうである以上、後々のことを考えて消耗を抑えようとするのは当然のことだ。
トーナメント戦ではなくとも真っ当な戦術に他ならない。
そうした抑え気味のピッチングであってもアッサリと無双できているのが、サイクロン選手を始めとしたアメリカ代表選手のヤバいところだが……。
「たとえ加減されてたとしても、アレに打てるとは思えない」
あーちゃんのそれは、さすがに人格への疑いから来る偏見に満ちた過小評価だ。
エドアルド・ルイス選手のスペックなら、大量援護ランナーなしの場面であればサイクロン選手相手でも打率2割台ぐらいは行けるはずだ。
マルチヒットが出る可能性も、他と比べれば高い方ではあるだろう。
何より――。
「サイクロン選手だって前々回のWBWの時は18歳だった訳だし、まだまだ発展途上だったんじゃないか?」
「あれで?」
「あれで」
あーちゃんの問いかけに頷く。
微々たるものではあるけれども、事実は事実だ。
【成長タイプ:マニュアル】ではないこともあり、完全には育ち切ってなかった。
勿論、それぞれが持っているチート級の【特殊生得スキル】によって最終ステータスに関しては軽々と上限を突破してしまっていたが……。
【天才】と【模倣】の効果をうまく活用して早い段階でカンストしていたエドアルド・ルイス選手とは、ある意味で対照的とも言える。
そう考えると前々回大会の時が最も互いの実力差が小さかった時であり、メキシコが勝利する可能性が最も高いラストチャンスだったとも言えるかもしれない。
エドアルド・ルイス選手をアメリカ戦で先発登板させなかった時点で、折角の機会を自ら捨て去ってしまったと言っても過言ではないけれども。
世界情勢が決まる大舞台だけに、安全策を取るのも仕方のないことだ。
いずれにしても。
メキシコ代表には打倒アメリカ代表の目はもうないだろう。
少なくとも向こう20年ぐらいは。
ただ、俺達は他力本願でアメリカをどうにかして貰おうとは毛頭思っていない。
なので、こちらからするとその辺りの流れはどうでもいい話だ。
「けど、偶然でも何でもヒットはヒットっすよ」
「あるいは、そこにアメリカ代表でもつけ入る隙が…………って、ないわよね」
「そうなんだよなあ」
サイクロン選手のステータスの話を差し引いても、あくまで大量援護を受けて尚且つランナーなしの場面での話に過ぎない。
大量援護……こちらの視点では大量失点した時点で勝ち目はほぼゼロだ。
均衡した試合の中でランナーが1人でも出れば、当然ギアを上げてくるだろう。
そうなる前に不意を突いて1本ホームランを打てたとしても、結局は1点。
それで動揺してくれると期待するのは彼らに失礼というものだ。
相手に精神的なダメージを与えることのできない不意打ちなど、積み重ねていくスポーツにおいては余りにも軽く弱過ぎる。
力業にしても、搦め手にしても、奇襲にしても。
最終的には相手の全力を乗り越えなければ、勝利は決して見えてこないのだ。
「もっともっと武器を揃えないと」
昇二のバッティングは目途がついた。
正樹も今年完全復活を果たす予定だ。
仲間内で伸び代が特に大きいのはこの辺りだろうか。
「秀治郎君、考え込んじゃった」
「そっとしておくっす」
試合を眺めつつ、これから先のことについて思索に耽る間にもイニングは進む。
日本代表のサブメンバーとメキシコ代表はそれぞれ点数を重ねていくが、エドアルド・ルイス選手の打棒の分だけ点差が縮まっていった。
しかし、やはり初回の9点を覆すまでには至らず。
最終的なスコアは12-7で日本代表の勝利となった。
こうしてメキシコ代表との特別強化試合は終わった訳だが……。
エドアルド・ルイス選手の危険球上等のようなピッチングは、当然ながら日本国内において色々と物議を醸すこととなった。
その時には既にメキシコ代表チームは日本を発っていたものの、昇二のビーンボール打ちの映像は拡散されて、結果として世界中に延焼していくことになる。
ただ、まあ、それはまた別の話だな。
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