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やるべき事
密会の理由
しおりを挟むこの日の警備が終わると、三人は本部に戻り、あの不気味な女性の正体について調べることに。
屋敷を訪ねた時出てきた女の子とはどういう関係か、それもまた捜査対象だ。
本部にある資料庫で黒板に相関図を書き、整理しながら情報を書き込んでいく。
「前田さん、これ…」
「こいつだな。紫の…」
「妹、ですね」
資料庫にあった紫に関する情報をまとめた紙には、紫の家系図が載っていた。
そこには、紫の異母兄妹として、女性の似顔絵と名前があった。
名前は、京 美藤といい、見た目とは裏腹に、数々の華罪事件の首謀者とされている。
正体は分かったものの、紫同様、直接手を下すことが無い為逮捕まで踏み切れない、と過去の捜査の記載がある。
原則、華罪捜査官が逮捕に踏み切る時は実行犯か、それなりの証拠が揃っている時だ。
「どうして、京はあの屋敷に居たのでしょうか」
「そうだな…
まだ捜査はそこまで及んでいないようだが、
俺の推測だと、統一の為だろうな」
「統一とは?」
「龍華会と華狩をひとつにすることだ」
紫の妹である京は、紫を相当尊敬しているらしい。
故に紫を日本の最高権力者にするという目標を持ち、まずは龍華会と華狩を統一して紫をその頂点にしたいと企んでいる可能性が高い。
既に紫も京も華狩として大金を稼いできた。
それだけでは物足りず、龍華会を紫の下に置けるよう、京は華狩でありながら龍華会とも密会をしている、というのが一番現実的な推理だ。
では、屋敷から出てきた梅乃と同じくらいの女の子は何者なのだろうか。
それについても、三人は探っていた。
「駄目だ、資料には無い。
手っ取り早いのは、京に訊くことだが…」
「また京に会いに行くのですか?」
「危険かもしれないが、恐らくあいつは
紫と同じく自分で手を下さない。
複数で行けば大丈夫だろう」
女の子に関する情報は資料庫に残っていなかった。
というより、女の子が捜査対象になったのは今回が初めてなのだろう。
京や紫にも、関係があるかもしれない。
いち早く悪を取り除く為にも、三人は再び京の居る街へ繰り出すことにした。
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