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7つの断章編
第34話
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クロスボウのボルトは、大きな亀の首元に食い込んでいた。
亀は体長5メートルほどの巨体で、
その体を支える足は、大地に根を張る大木のようだ。
その巨体が歩くたびに、ズシンズシンと地面が揺れる。
「眠りを妨げるのは何処のどいつだ?」
多少語調に怒りは感じるものの、ゆったりとした喋り方だ。
「断章を渡してもらおうか。」
ベアトリスが強気に出た。
「それはできんな。
これがどれほど重要なものなのか、知っているのか?」
亀型の悪魔はいつもの悪魔達とは違い、
いきなり襲い掛かるということはしないようだ。
「知っているさ。だからあんた達には渡せない。
もし断るのなら、倒してでも奪っていくよ。」
ベアトリスが、更に強気に出る。
「なんだ?これはどういうことだ?」
一体どうしたというのだろうか?
亀型の悪魔は困惑した様子だ。
「その断章、ルザーフに・・・。」
(渡すわけにはいかない)私が、そう言いかけた時だった。
私の背後から、一条の光が走り抜け、
亀型の悪魔の顔面に直撃した。
レイリアの雷だ。
しかし、威力はいつもと比べると低く、
亀型の悪魔の鼻先に、小さな焼け跡が残る程度だった。
「レイリア、一体どうして・・・?」
私が振り返ってレイリアを問い詰めようとすると、
背後にズシンズシンという振動を感じた。
振動はどんどん強くなる。
「よくよく見てみれば、お前はバルゼビアだな?
お前達に断章を渡すわけにはいかん。
奪えるものなら、奪ってみるがいい。」
亀型の悪魔は、その巨木のような足を大きく振り上げ、
勢いよく振り下ろしてきた。
私は、レイリアを連れて逃げようとしたが、
私の力が足りず、逃げ遅れてしまった。
が、亀型の悪魔の足は、振り下ろしきる前に制止した。
ベアトリスが召喚していた、ザーロ型の悪魔が支えてくれたのだ。
私達が、敵の足から安全な場所に逃れると、
ザーロ型の悪魔の姿が光となって消え、
その後、亀型の悪魔の足は誰もいない地面に衝突した。
「断章は手に入れた。どうする?引くか?」
大空を飛ぶリスバートのその足の一本は、
太陽を反射してキラキラと光った。
いつのまにやら、リスバートが断章を敵から奪っていたのだ。
よく見てみれば、亀型の悪魔の甲羅の上には、
幾度か見た断章の台座が、そのまま乗っかって、甲羅の一部と化していた。
空で見ていたリスバートが、そのことにいち早く気付き、
レイリアに気を逸らさせるよう合図でもしたのだろう。
「引きましょう。もう用はないわ。」
私は、レイリアの手を引いて離れようとしたが、
ベアトリスがその場を動こうとしなかった。
「いや、このままこいつを倒すぞ。」
ベアトリスはそのまま悪魔の姿に変わり、
魔力で出来た赤黒い刃を構えた。
私は、このまま無益に戦っていいものか迷ったが、
この悪魔を野放しにしておいて、
犠牲者が出たりでもしたら大変だと思いなおし、
ベアトリスの元へと駆け付けた。
「やっぱり、前言撤回。
倒させてもらうわよ。」
私は亀型の悪魔に、改めて宣戦布告をした。
亀は体長5メートルほどの巨体で、
その体を支える足は、大地に根を張る大木のようだ。
その巨体が歩くたびに、ズシンズシンと地面が揺れる。
「眠りを妨げるのは何処のどいつだ?」
多少語調に怒りは感じるものの、ゆったりとした喋り方だ。
「断章を渡してもらおうか。」
ベアトリスが強気に出た。
「それはできんな。
これがどれほど重要なものなのか、知っているのか?」
亀型の悪魔はいつもの悪魔達とは違い、
いきなり襲い掛かるということはしないようだ。
「知っているさ。だからあんた達には渡せない。
もし断るのなら、倒してでも奪っていくよ。」
ベアトリスが、更に強気に出る。
「なんだ?これはどういうことだ?」
一体どうしたというのだろうか?
亀型の悪魔は困惑した様子だ。
「その断章、ルザーフに・・・。」
(渡すわけにはいかない)私が、そう言いかけた時だった。
私の背後から、一条の光が走り抜け、
亀型の悪魔の顔面に直撃した。
レイリアの雷だ。
しかし、威力はいつもと比べると低く、
亀型の悪魔の鼻先に、小さな焼け跡が残る程度だった。
「レイリア、一体どうして・・・?」
私が振り返ってレイリアを問い詰めようとすると、
背後にズシンズシンという振動を感じた。
振動はどんどん強くなる。
「よくよく見てみれば、お前はバルゼビアだな?
お前達に断章を渡すわけにはいかん。
奪えるものなら、奪ってみるがいい。」
亀型の悪魔は、その巨木のような足を大きく振り上げ、
勢いよく振り下ろしてきた。
私は、レイリアを連れて逃げようとしたが、
私の力が足りず、逃げ遅れてしまった。
が、亀型の悪魔の足は、振り下ろしきる前に制止した。
ベアトリスが召喚していた、ザーロ型の悪魔が支えてくれたのだ。
私達が、敵の足から安全な場所に逃れると、
ザーロ型の悪魔の姿が光となって消え、
その後、亀型の悪魔の足は誰もいない地面に衝突した。
「断章は手に入れた。どうする?引くか?」
大空を飛ぶリスバートのその足の一本は、
太陽を反射してキラキラと光った。
いつのまにやら、リスバートが断章を敵から奪っていたのだ。
よく見てみれば、亀型の悪魔の甲羅の上には、
幾度か見た断章の台座が、そのまま乗っかって、甲羅の一部と化していた。
空で見ていたリスバートが、そのことにいち早く気付き、
レイリアに気を逸らさせるよう合図でもしたのだろう。
「引きましょう。もう用はないわ。」
私は、レイリアの手を引いて離れようとしたが、
ベアトリスがその場を動こうとしなかった。
「いや、このままこいつを倒すぞ。」
ベアトリスはそのまま悪魔の姿に変わり、
魔力で出来た赤黒い刃を構えた。
私は、このまま無益に戦っていいものか迷ったが、
この悪魔を野放しにしておいて、
犠牲者が出たりでもしたら大変だと思いなおし、
ベアトリスの元へと駆け付けた。
「やっぱり、前言撤回。
倒させてもらうわよ。」
私は亀型の悪魔に、改めて宣戦布告をした。
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