金盞花

MM

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人生なんてそんなもん

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「お母さん、これはねマリーゴールド」って言うんだよ」
「綺麗だね。このマリーゴールドはね、金盞花って言って花言       葉は変わらぬ愛なんだよ。」
「じゃあ、これあげる!お母さんと私には変わらぬ愛があるでしょ?」
「うん。そうだよ、ずっとずっと愛してる。」



……。幸せそうで何よりだ。傍から見た親子ほどほっこりするものはあるだろうか。
少し前までは見るだけで吐き気がしたのに。
そんなことを考えながら今日も学校に向かう。いつも通りの道。いつも通りの駅。いつも通りの時間にいつも通りの場所でいつも通りに話しかけてくるいつも通りの友達。
満足だ。充分だ。苦もなければ楽もない。いいじゃないか。
それなりの進学校に通う私は、勉強だってそれなりにしている。成績も良くも悪くもない順位。部活はバドミントンをやっている。中学から初めてもう4年やっているが上手くはない。でも運動部という肩書きだけで運動神経抜群の女子を演じる。
友達はそう多くない。高校に入ってからというものビジネス友達がたくさん出来た。いるか要らないかと聞かれれば、手に入るものはできるだけ欲しい。薄くて狭い友好関係が私を苦しめることは恐らくない。
いいじゃないか。いいんだよ。これが今の精一杯。
「人生なんてそんなもん」
そう自分にいいきかせながら涙を流す夜はあと何年続くのだろうか。
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