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カトゥエルにはザクラエルと言う恋人が居た。
ザクラエルはとても嫉妬深くカトゥエルが他の天使と仲良くお喋りするだけでも嫉妬してしまう。
天界に住む人達は負の感情を捨てる場所があり、そこに『嫉妬、妬み、僻み、羨み、蔑み、罵り』などの負の感情を捨てて平和に暮らしていた。
しかし、負の感情は膨れ上がり 置き場に困った神はその負の感情を浄化する為の人を作った。それが魔界の誕生。
魔界人は天界人の負の感情を浄化する為だけに存在するのは余りにも可哀相なので 神は付加価値として 子供を作る事と魔力と言う力を与えた。
ザクラエルはその日もカトゥエルに大きな嫉妬を覚えてしまい、それを捨てに魔界に降りて行った。降りて行った先で以前から顔見知りになっていた魔界人のナチュラと関係を結んでしまう。
ザクラエルは性に溺れた。
こんなにも気持ち良いsexは初めての経験でカトゥエルを愛していながらも ナチュラとのsexが忘れられず時折魔界に降りては関係を結んでいた。
魔界人は基本真面目で献身的な性格の為 そういった所もザクラエルが魔界人に溺れて行った理由もあったのかもしれない。
天界にも性はある。
しかし、子供を作る事を目的としない天界でのsexはキスやハグの方に重きを置いていて、心の充足感や愛と言う観点からスキンシップの方が大事なのだ。
だからザクラエルはこんな刺激的で快楽だけを求めた 総てを搾り取るようなsexは初めてだったし、口淫をされた時は気持ちよすぎて ヨガリ声を上げながら射った。
そして、天界に帰った際にはそれをカトゥエルに求めて大喧嘩になってしまう。
ザクラエルはますます魔界に溺れて行く。
ナチュラの官能的で魅惑的な身体を舐めまわし、ナチュラの喘ぎ声を聞きながら逸物をパンパンに腫らし、息使いを荒くして...時には他の女性に口淫させながらナチュラの股間に顔を埋め 本能の赴くままに精を撒き散らした。
そんな事をして過ごす内に魔界で暮らす事を望む様になり、ザクラエルはナチュラと魔界で結婚してしまう。
魔界人になった事で白かった羽は黒に変わり、精と力を貰ったザクラエルは傍若無人に振る舞う様になる。
そして、神を怨み カトゥエルを蔑み 自分に従わないものは容赦なく力で押さえつけて行く様になった。
産まれて来た子供達は皆 黒い羽を持っていた。これが黒羽族の始まりである。
黒羽族は皆 力が強く繁殖能力が高かったのでみるみる間に黒羽族は増えて行く。ザクラエルは働かず、性に溺れ、自分の力を過信して 自分の子孫を増やす事で天界を乗っ取ろうと画策する様になった。
それを見ていて心を痛めたカトゥエルは何度もザクラエルを説得しようと魔界に降りて行くが、最後にはザクラエルから嘘の愛を囁かれ犯されてしまい、身も心もズタズタに切り裂かれて泣きながら天界に戻った。
しかし、そんなザクラエルの傍若無人な振る舞いも終わりを告げる時が来た。
天界人のザクラエルの身体は魔界の気の深さに慣れておらず体調を崩してしまう。
そんなザクラエルの側には誰も残らなかった。
住む所も食べる物も飲む物も無いザクラエルはだんだん弱って行く。
カトゥエルはザクラエルをほおって置けなくて 側に行く事を決意し 懲りずにまた魔界に降りていく。そしてザクラエルの最後を看取ると悲しみの余りに天界には帰らず 人間界に行く事で忘れてしまおうと思った。
「ザクラエルは勘違いをしてしまったの...」
夏澄はそう言いながらため息をついた。ラジルドは自分の先祖の話を黙って聞いていた。
「本当は優しくて 寂しがり屋で 一人で生きて行けない人だった。感情のコントロールが上手く行かなくて繊細な人だった」
だからといって彼がしてきた事は許せる事では無いのだけれどね...。そう言ってまたため息をついた。
カトゥエルは転生した後 天界に行ったが最初は記憶が無くならず、復活を拒んだ。そして何度か転生を繰り返してやっとカトゥエルだった事も忘れられた。
「でも忘れてしまう事を神はお許しにならなかったの...もう逃げるのはやめなさいと言われたわ。そして見つけたんだろう?とも言われた」
「夏澄は何を見つけたの?」
「貴方よ。神から言われた時は意味が解らなかったけど、今なら解る。神は私がまた心から愛する人を見つけられた事を喜んで下さっている」
「でも夏澄は天界に行かないとダメなのだろう?」
「そうね...。貴方がザクラエルの生まれ変わりなのかどうかは私には解らないけど、私達は出逢って愛し合っている事実は変わらない」
「生まれ変わり?」
「そう。でもね、貴方がザクラエルの生まれ変わりだったとしても それは些細なことだわ。私が夏澄なのかカトゥエルなのか...という事と同じ」
「夏澄なのか...カトゥエルなのか...」
「貴方は私を愛してくれているんでしょう?」
「...そうだね。僕は君を初めて見た時に『この子だ』って思ったんだ。番を見つけた感覚。心が喜びに震えたんだ...解る?」
ラジルドがそう言いながら顔をちょっと赤らめる。
「多分 私は人を愛する事に怖さを感じていたんだと思うの。ラジルドから愛を与えられる事に喜びを感じていたのは きっとザクラエルに捨てられて辛かった思い出があったからだと思う。だからココから先に進みたい。ラジルドが本当に私を愛してくれていて、私もラジルドが信じられたら乗り越えられる気がするから」
「夏澄はどうしようと思ってるの?」
「天界に戻る。そして神に会ってくる」
夏澄はラジルドの手を強く握った。そして2人は唇を合わせた。
ラジルドがシャルラと連絡を取りシャルラはカイトと連れ立って夏澄を迎えに来た「久しぶり」とお互い声を交わすとシャルラは深刻な顔をして
「カトゥエル様お迎えに上がりました」
と言った。そして夏澄を連れて天界に帰って行った。
ザクラエルはとても嫉妬深くカトゥエルが他の天使と仲良くお喋りするだけでも嫉妬してしまう。
天界に住む人達は負の感情を捨てる場所があり、そこに『嫉妬、妬み、僻み、羨み、蔑み、罵り』などの負の感情を捨てて平和に暮らしていた。
しかし、負の感情は膨れ上がり 置き場に困った神はその負の感情を浄化する為の人を作った。それが魔界の誕生。
魔界人は天界人の負の感情を浄化する為だけに存在するのは余りにも可哀相なので 神は付加価値として 子供を作る事と魔力と言う力を与えた。
ザクラエルはその日もカトゥエルに大きな嫉妬を覚えてしまい、それを捨てに魔界に降りて行った。降りて行った先で以前から顔見知りになっていた魔界人のナチュラと関係を結んでしまう。
ザクラエルは性に溺れた。
こんなにも気持ち良いsexは初めての経験でカトゥエルを愛していながらも ナチュラとのsexが忘れられず時折魔界に降りては関係を結んでいた。
魔界人は基本真面目で献身的な性格の為 そういった所もザクラエルが魔界人に溺れて行った理由もあったのかもしれない。
天界にも性はある。
しかし、子供を作る事を目的としない天界でのsexはキスやハグの方に重きを置いていて、心の充足感や愛と言う観点からスキンシップの方が大事なのだ。
だからザクラエルはこんな刺激的で快楽だけを求めた 総てを搾り取るようなsexは初めてだったし、口淫をされた時は気持ちよすぎて ヨガリ声を上げながら射った。
そして、天界に帰った際にはそれをカトゥエルに求めて大喧嘩になってしまう。
ザクラエルはますます魔界に溺れて行く。
ナチュラの官能的で魅惑的な身体を舐めまわし、ナチュラの喘ぎ声を聞きながら逸物をパンパンに腫らし、息使いを荒くして...時には他の女性に口淫させながらナチュラの股間に顔を埋め 本能の赴くままに精を撒き散らした。
そんな事をして過ごす内に魔界で暮らす事を望む様になり、ザクラエルはナチュラと魔界で結婚してしまう。
魔界人になった事で白かった羽は黒に変わり、精と力を貰ったザクラエルは傍若無人に振る舞う様になる。
そして、神を怨み カトゥエルを蔑み 自分に従わないものは容赦なく力で押さえつけて行く様になった。
産まれて来た子供達は皆 黒い羽を持っていた。これが黒羽族の始まりである。
黒羽族は皆 力が強く繁殖能力が高かったのでみるみる間に黒羽族は増えて行く。ザクラエルは働かず、性に溺れ、自分の力を過信して 自分の子孫を増やす事で天界を乗っ取ろうと画策する様になった。
それを見ていて心を痛めたカトゥエルは何度もザクラエルを説得しようと魔界に降りて行くが、最後にはザクラエルから嘘の愛を囁かれ犯されてしまい、身も心もズタズタに切り裂かれて泣きながら天界に戻った。
しかし、そんなザクラエルの傍若無人な振る舞いも終わりを告げる時が来た。
天界人のザクラエルの身体は魔界の気の深さに慣れておらず体調を崩してしまう。
そんなザクラエルの側には誰も残らなかった。
住む所も食べる物も飲む物も無いザクラエルはだんだん弱って行く。
カトゥエルはザクラエルをほおって置けなくて 側に行く事を決意し 懲りずにまた魔界に降りていく。そしてザクラエルの最後を看取ると悲しみの余りに天界には帰らず 人間界に行く事で忘れてしまおうと思った。
「ザクラエルは勘違いをしてしまったの...」
夏澄はそう言いながらため息をついた。ラジルドは自分の先祖の話を黙って聞いていた。
「本当は優しくて 寂しがり屋で 一人で生きて行けない人だった。感情のコントロールが上手く行かなくて繊細な人だった」
だからといって彼がしてきた事は許せる事では無いのだけれどね...。そう言ってまたため息をついた。
カトゥエルは転生した後 天界に行ったが最初は記憶が無くならず、復活を拒んだ。そして何度か転生を繰り返してやっとカトゥエルだった事も忘れられた。
「でも忘れてしまう事を神はお許しにならなかったの...もう逃げるのはやめなさいと言われたわ。そして見つけたんだろう?とも言われた」
「夏澄は何を見つけたの?」
「貴方よ。神から言われた時は意味が解らなかったけど、今なら解る。神は私がまた心から愛する人を見つけられた事を喜んで下さっている」
「でも夏澄は天界に行かないとダメなのだろう?」
「そうね...。貴方がザクラエルの生まれ変わりなのかどうかは私には解らないけど、私達は出逢って愛し合っている事実は変わらない」
「生まれ変わり?」
「そう。でもね、貴方がザクラエルの生まれ変わりだったとしても それは些細なことだわ。私が夏澄なのかカトゥエルなのか...という事と同じ」
「夏澄なのか...カトゥエルなのか...」
「貴方は私を愛してくれているんでしょう?」
「...そうだね。僕は君を初めて見た時に『この子だ』って思ったんだ。番を見つけた感覚。心が喜びに震えたんだ...解る?」
ラジルドがそう言いながら顔をちょっと赤らめる。
「多分 私は人を愛する事に怖さを感じていたんだと思うの。ラジルドから愛を与えられる事に喜びを感じていたのは きっとザクラエルに捨てられて辛かった思い出があったからだと思う。だからココから先に進みたい。ラジルドが本当に私を愛してくれていて、私もラジルドが信じられたら乗り越えられる気がするから」
「夏澄はどうしようと思ってるの?」
「天界に戻る。そして神に会ってくる」
夏澄はラジルドの手を強く握った。そして2人は唇を合わせた。
ラジルドがシャルラと連絡を取りシャルラはカイトと連れ立って夏澄を迎えに来た「久しぶり」とお互い声を交わすとシャルラは深刻な顔をして
「カトゥエル様お迎えに上がりました」
と言った。そして夏澄を連れて天界に帰って行った。
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