5 / 110
「ガキのころ、セーエキの飛ばしあいっこ、しただろう?」
しおりを挟む
「そう。すごいこと」
わからないか、と瞳で問うてくる恭平をまっすぐに見ることが出来ない譲は、思い出す余裕さえ無かった。
「ガキのころ、セーエキの飛ばしあいっこ、しただろう?」
くすくすと耳元でささやかれ、思い出した譲の満面が火を噴いたように真っ赤に染まった。
「あっ、あれは、まだソレがどういうことか、わかってないぐらい子どもだったし、それに、その……っ、つうか、その姿でそんなことを言うなよっ」
「別に。どんな姿でも、俺は俺だろ」
「わかってるけど」
拗ねたように唇を尖らせる譲の、図体ばかりが大きく、あどけない顔立ちと雰囲気に、恭平の嗜虐心が煽られた。
「あれから、うまく飛ばせるようになったか見てやろうか」
「えっ、うわ。おいっ、ちょ」
恭平が譲のズボンのファスナーを下ろし、開いた中に指を入れた。下着の割れ目からやわらかな譲の陰茎を取り出そうとした恭平の手首を、譲が慌てて掴む。
「あっ」
「冗談が過ぎるぞ」
真っ赤な顔のまま恭平をにらみつけた譲が、力任せに恭平の腕を引く。
「っ、いたい」
あわれっぽく、声を細く高くして目を伏せた恭平のはかなさに、譲はビクリと震えて罪悪感を浮かべた。
「ご、ごめんっ」
思わず譲が手を離す。ニヤリとした恭平は、譲がひるんだすきに両手を掴んでひねりつつ、上着をたくし上げて、譲の両手を頭の後ろに固定した。
「うわっ」
「おとなしくしてろよ」
勢いで倒れた譲の腰に馬乗りになり、ぺろりと恭平が唇を舐める。剣呑な妖艶に彩られた彼の姿に、譲の体が赤く染まった。
「きょ、恭平」
冗談だろう、と声を震わせ怯える譲の胸に、恭平が両手を乗せて体を倒し、顔を覗き込む。
「恋人同士の練習なんだし。よりリアルにするために、気持ちよくなってみるか?」
いたずらな光の奥に本気を見つけて、譲が喉の奥で悲鳴を上げた。
「い、いらないっ」
「遠慮すんなって」
わからないか、と瞳で問うてくる恭平をまっすぐに見ることが出来ない譲は、思い出す余裕さえ無かった。
「ガキのころ、セーエキの飛ばしあいっこ、しただろう?」
くすくすと耳元でささやかれ、思い出した譲の満面が火を噴いたように真っ赤に染まった。
「あっ、あれは、まだソレがどういうことか、わかってないぐらい子どもだったし、それに、その……っ、つうか、その姿でそんなことを言うなよっ」
「別に。どんな姿でも、俺は俺だろ」
「わかってるけど」
拗ねたように唇を尖らせる譲の、図体ばかりが大きく、あどけない顔立ちと雰囲気に、恭平の嗜虐心が煽られた。
「あれから、うまく飛ばせるようになったか見てやろうか」
「えっ、うわ。おいっ、ちょ」
恭平が譲のズボンのファスナーを下ろし、開いた中に指を入れた。下着の割れ目からやわらかな譲の陰茎を取り出そうとした恭平の手首を、譲が慌てて掴む。
「あっ」
「冗談が過ぎるぞ」
真っ赤な顔のまま恭平をにらみつけた譲が、力任せに恭平の腕を引く。
「っ、いたい」
あわれっぽく、声を細く高くして目を伏せた恭平のはかなさに、譲はビクリと震えて罪悪感を浮かべた。
「ご、ごめんっ」
思わず譲が手を離す。ニヤリとした恭平は、譲がひるんだすきに両手を掴んでひねりつつ、上着をたくし上げて、譲の両手を頭の後ろに固定した。
「うわっ」
「おとなしくしてろよ」
勢いで倒れた譲の腰に馬乗りになり、ぺろりと恭平が唇を舐める。剣呑な妖艶に彩られた彼の姿に、譲の体が赤く染まった。
「きょ、恭平」
冗談だろう、と声を震わせ怯える譲の胸に、恭平が両手を乗せて体を倒し、顔を覗き込む。
「恋人同士の練習なんだし。よりリアルにするために、気持ちよくなってみるか?」
いたずらな光の奥に本気を見つけて、譲が喉の奥で悲鳴を上げた。
「い、いらないっ」
「遠慮すんなって」
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
借金のカタで二十歳上の実業家に嫁いだΩ。鳥かごで一年過ごすだけの契約だったのに、氷の帝王と呼ばれた彼に激しく愛され、唯一無二の番になる
水凪しおん
BL
名家の次男として生まれたΩ(オメガ)の青年、藍沢伊織。彼はある日突然、家の負債の肩代わりとして、二十歳も年上のα(アルファ)である実業家、久遠征四郎の屋敷へと送られる。事実上の政略結婚。しかし伊織を待ち受けていたのは、愛のない契約だった。
「一年間、俺の『鳥』としてこの屋敷で静かに暮らせ。そうすれば君の家族は救おう」
過去に愛する番を亡くし心を凍てつかせた「氷の帝王」こと征四郎。伊織はただ美しい置物として鳥かごの中で生きることを強いられる。しかしその瞳の奥に宿る深い孤独に触れるうち、伊織の心には反発とは違う感情が芽生え始める。
ひたむきな優しさは、氷の心を溶かす陽だまりとなるか。
孤独なαと健気なΩが、偽りの契約から真実の愛を見出すまでの、切なくも美しいシンデレラストーリー。
幼馴染みとアオハル恋事情
有村千代
BL
日比谷千佳、十七歳――高校二年生にして初めて迎えた春は、あっけなく終わりを告げるのだった…。
「他に気になる人ができたから」と、せっかくできた彼女に一週間でフられてしまった千佳。その恋敵が幼馴染み・瀬川明だと聞き、千佳は告白現場を目撃することに。
明はあっさりと告白を断るも、どうやら想い人がいるらしい。相手が誰なのか無性に気になって詰め寄れば、「お前が好きだって言ったらどうする?」と返されて!?
思わずどぎまぎする千佳だったが、冗談だと明かされた途端にショックを受けてしまう。しかし気づいてしまった――明のことが好きなのだと。そして、すでに失恋しているのだと…。
アオハル、そして「性」春!? 両片思いの幼馴染みが織りなす、じれじれ甘々王道ラブ!
【一途なクールモテ男×天真爛漫な平凡男子(幼馴染み/高校生)】
※『★』マークがついている章は性的な描写が含まれています
※全70回程度(本編9話+番外編2話)、毎日更新予定
※作者Twitter【https://twitter.com/tiyo_arimura_】
※マシュマロ【https://bit.ly/3QSv9o7】
※掲載箇所【エブリスタ/アルファポリス/ムーンライトノベルズ/BLove/fujossy/pixiv/pictBLand】
□ショートストーリー
https://privatter.net/p/9716586
□イラスト&漫画
https://poipiku.com/401008/">https://poipiku.com/401008/
⇒いずれも不定期に更新していきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる