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51 大胆な女性たち
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王妃の部下がナイフを握ったのに合わせて、キャサリンの配下たるエセ忍者が“クナイ”を握った。
もちろんここでメアリーのテンションは爆上がりした。
「ギル、見てみてギル!!クナイだよ!クナイ!!」
「クナイ?それはニンジャの武器なのかい?」
「えぇ!クナイは忍者の使う有名な武器の1つよ!!」
「ひとまず落ち着こうか、アリー。」
「ひゃぅー、ごめんなさい。」
王妃派の人間の武器にたっぷりと毒を塗られているのを見たギルバートは、さりげなく楽しそうに身体を揺らすメアリーを抱く手を強めた。
メアリーはなんだかんだ言ってこの事態を楽しみすぎて、危機感を持てていない。ギルバートがメアリーの分まで危機感を持っていることは大切なことだろう。
ーーーガチャーン!!
ーーーキーン!
ーーーヒューン!!
キャサリンの影が投げたクナイを皮切りに、2つの部隊による死に物狂いの死闘が始まった。
「すごいねー、ギル!!」
「アリー、君は一旦事態の緊急性を理解し直そうか………。」
メアリーはきゃきゃっと楽しそうに笑った。
レイナードは唖然とした表情で、ギルバートは呆れた表情でそんなメアリーを見つめた。
「ギルバート、君の婚約者は相当大胆な女性なようだね。」
「殿下の婚約者様には劣りますよ………。」
「そうだね。男の私を押しのけて大胆不敵に戦ってるんだからね………。」
普通や平凡という言葉とは程遠いちょっと変わった婚約者を持つ2人の男達は、お互いに自分のちょっとおかしい婚約者を見て、同情の瞳を交わしたあと、大きくため息をこぼした。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
もちろんここでメアリーのテンションは爆上がりした。
「ギル、見てみてギル!!クナイだよ!クナイ!!」
「クナイ?それはニンジャの武器なのかい?」
「えぇ!クナイは忍者の使う有名な武器の1つよ!!」
「ひとまず落ち着こうか、アリー。」
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王妃派の人間の武器にたっぷりと毒を塗られているのを見たギルバートは、さりげなく楽しそうに身体を揺らすメアリーを抱く手を強めた。
メアリーはなんだかんだ言ってこの事態を楽しみすぎて、危機感を持てていない。ギルバートがメアリーの分まで危機感を持っていることは大切なことだろう。
ーーーガチャーン!!
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「ギルバート、君の婚約者は相当大胆な女性なようだね。」
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普通や平凡という言葉とは程遠いちょっと変わった婚約者を持つ2人の男達は、お互いに自分のちょっとおかしい婚約者を見て、同情の瞳を交わしたあと、大きくため息をこぼした。
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