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7 ミルフィーユの攻撃
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1人の青年が出てきたことによって、事態は急激に悪化をした。
月の煌めきのように輝く短い銀髪に、ミルフィーユと同じアメジストの瞳。精悍な顔立ちをした青年は困ったように腕を組んだ。
「………ごめんなさい、ルイボス王太子殿下」
この国の王太子、ルイボス・クラフティは優しく正義感が強い、ミルフィーユの理解者だ。けれど、今は何故かとても不機嫌そうで、ミルフィーユはこてんと首を傾げてしまう。
「………みーちゃんは気にしなくていいよ。これは僕の問題だから」
「?」
(変なルー君)
ミルフィーユはにこっと笑って周囲を見回し、そして貴族たちに笑いかけた。
「わたくしは汚れた血の流れる庶子だもの。横暴な行為も許されるのよね?」
「「ひいぃっ!!」」
「あらあら、アーモンド公爵令息も、キャンディ伯爵令嬢も顔色が悪いわ。大丈夫?あぁ!でも、大丈夫よね!!だって、貴い血の流れるお貴族さまの子供だものね!!」
ミルフィーユはパンと手を叩いて、嬉しそうに笑った。そして、今まで散々ミルフィーユの生まれを馬鹿にしてきた貴族の名前を読んでいく。
「キャラメル侯爵子息に、アイスクリーム伯爵令嬢、チョコレート男爵令嬢に、モンブラン公爵令息、イチゴケーキ伯爵令嬢に、フラペチーノ男爵子息。わたくし、これでも一応王族の端くれなの。これまでの暴挙、覚えておいた方がいいわよ?」
へなへなと崩れ去った貴族を冷たく見下ろしたミルフィーユに、これまでミルフィーユを馬鹿にしていた貴族たちが狼狽え、発狂し、崩れ落ちた。中には失神してしまったご令嬢さえもいる。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
月の煌めきのように輝く短い銀髪に、ミルフィーユと同じアメジストの瞳。精悍な顔立ちをした青年は困ったように腕を組んだ。
「………ごめんなさい、ルイボス王太子殿下」
この国の王太子、ルイボス・クラフティは優しく正義感が強い、ミルフィーユの理解者だ。けれど、今は何故かとても不機嫌そうで、ミルフィーユはこてんと首を傾げてしまう。
「………みーちゃんは気にしなくていいよ。これは僕の問題だから」
「?」
(変なルー君)
ミルフィーユはにこっと笑って周囲を見回し、そして貴族たちに笑いかけた。
「わたくしは汚れた血の流れる庶子だもの。横暴な行為も許されるのよね?」
「「ひいぃっ!!」」
「あらあら、アーモンド公爵令息も、キャンディ伯爵令嬢も顔色が悪いわ。大丈夫?あぁ!でも、大丈夫よね!!だって、貴い血の流れるお貴族さまの子供だものね!!」
ミルフィーユはパンと手を叩いて、嬉しそうに笑った。そして、今まで散々ミルフィーユの生まれを馬鹿にしてきた貴族の名前を読んでいく。
「キャラメル侯爵子息に、アイスクリーム伯爵令嬢、チョコレート男爵令嬢に、モンブラン公爵令息、イチゴケーキ伯爵令嬢に、フラペチーノ男爵子息。わたくし、これでも一応王族の端くれなの。これまでの暴挙、覚えておいた方がいいわよ?」
へなへなと崩れ去った貴族を冷たく見下ろしたミルフィーユに、これまでミルフィーユを馬鹿にしていた貴族たちが狼狽え、発狂し、崩れ落ちた。中には失神してしまったご令嬢さえもいる。
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