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仲良し夫婦の大波乱③
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▫︎◇▫︎
ミルフィーユの妊娠はあっという間に国中に伝わった。
そして、ミルフィーユはあっという間にルイボスによって完璧な軟禁生活を送ることとなった。お部屋から出ることは中庭のお散歩以外禁止されて、食事はルイボスと料理人以外が絶対に触らない身の安全性が確保されたものだけになり、お洋服も徹底的に調べられてからしか着替えが許されなくなった。
毎日のように医者に診察をされて、公務は全面禁止。ミルフィーユはあまりのルイボスの徹底っぷりに、怒りを通り越して呆れしか抱けなくなってしまっていた。
妊娠6ヶ月のミルフィーユのお腹はみるみるうちに大きくなっていて、今はもう歩くにさえも湯鬱になっている。正直言って、最初は文句を言いたかったお仕事禁止も今はとてもありがたい。そもそも、禁止されていなかったとしても悪阻があまりにも酷かったミルフィーユは働けなかった確率の方が高いから、ルイボスにあまり文句も言えない。
「みーちゃん、だいじょぶ?」
毎日毎日ほんの僅かに時間を見つけてはミルフィーユの元にやってくるルイボスが、ミルフィーユのお腹を優しく触りながら、不安そうに尋ねてくる。
妊娠初期、ミルフィーユが日に日に弱っていく姿に恐怖を抱いていたルイボスは、妊娠中期に入って体調が落ち着いて尚ずっと心配をしている。
「大丈夫よ。お父さまはそろそろお仕事に戻らないといけない時間でしょう?行ってきなさい」
「でもぉ………」
泣きそうになりながら甘えてくる夫が可愛くてついつい甘やかしてしまうミルフィーユだが、今日ばかりはそうも言っていられない。優しく彼を撫でてから冷たい顔でプイっと横を向く。
「わたくし、お仕事をおサボりする男性は嫌いよ」
その後、半泣きになったルイボスがお仕事に直行したのは言うまでもない。
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読んでいただきありがとうございます😊😊😊
ミルフィーユの妊娠はあっという間に国中に伝わった。
そして、ミルフィーユはあっという間にルイボスによって完璧な軟禁生活を送ることとなった。お部屋から出ることは中庭のお散歩以外禁止されて、食事はルイボスと料理人以外が絶対に触らない身の安全性が確保されたものだけになり、お洋服も徹底的に調べられてからしか着替えが許されなくなった。
毎日のように医者に診察をされて、公務は全面禁止。ミルフィーユはあまりのルイボスの徹底っぷりに、怒りを通り越して呆れしか抱けなくなってしまっていた。
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