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成長しない
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アインスお兄様はびっくりしたような表情をした後、優しげな表情になりました。
「無理はしてはいけないよ。身体を壊しては元も子もないからね。」
「はい、アインお兄様。」
お互いに笑い合うと、メイソンが嬉しそうに声をかけてきました。
「兄妹仲がよろしいのは結構だけれど、あんまり仲良くしすぎるとアルが拗ねるよ?」
「アルお兄様はそんなに狭量ではあり、ありー、あり、あり、………………ますね。」
ありませんと言おうとしたのにも関わらず、私はありませんとは言えませんでした。
「認めたくないんだな。」
「メイソン、アルノルト殿下のことを愛称で呼ぶとは何事ですか!!」
「幼馴染だからいいんだよ。」
またもやメイソンがレムに怒鳴られました。
……………レムはおそらくアルノルトお兄様とメイソンの関係を知らないのでしょう。
「レム、もう面倒くさいからメイソンをアルお兄様のことに関して矯正しようとするのは諦めなさい。」
「ですが、」
「メイソンは彼が言うようにアルお兄様と幼馴染なのですよ。頑なに公の場以外では態度を変えようとしませんから、もう放っておきましょう。」
私はわざとらしく大きな溜め息をついて肩をすくめると、レムも同じく溜め息を吐きました。
「承知いたしました。メイソンの矯正はある程度諦めます。」
「えぇ、必要な分についてはどんどん指導してください。」
「ひぃっ!!」
微笑みを浮かべてレムに頼むと、メイソンは小さく悲鳴を上げました。
あらあら、全くもって成長しませんね。またレムに叱られてしまいますよ?メイソン。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
「無理はしてはいけないよ。身体を壊しては元も子もないからね。」
「はい、アインお兄様。」
お互いに笑い合うと、メイソンが嬉しそうに声をかけてきました。
「兄妹仲がよろしいのは結構だけれど、あんまり仲良くしすぎるとアルが拗ねるよ?」
「アルお兄様はそんなに狭量ではあり、ありー、あり、あり、………………ますね。」
ありませんと言おうとしたのにも関わらず、私はありませんとは言えませんでした。
「認めたくないんだな。」
「メイソン、アルノルト殿下のことを愛称で呼ぶとは何事ですか!!」
「幼馴染だからいいんだよ。」
またもやメイソンがレムに怒鳴られました。
……………レムはおそらくアルノルトお兄様とメイソンの関係を知らないのでしょう。
「レム、もう面倒くさいからメイソンをアルお兄様のことに関して矯正しようとするのは諦めなさい。」
「ですが、」
「メイソンは彼が言うようにアルお兄様と幼馴染なのですよ。頑なに公の場以外では態度を変えようとしませんから、もう放っておきましょう。」
私はわざとらしく大きな溜め息をついて肩をすくめると、レムも同じく溜め息を吐きました。
「承知いたしました。メイソンの矯正はある程度諦めます。」
「えぇ、必要な分についてはどんどん指導してください。」
「ひぃっ!!」
微笑みを浮かべてレムに頼むと、メイソンは小さく悲鳴を上げました。
あらあら、全くもって成長しませんね。またレムに叱られてしまいますよ?メイソン。
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