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続編
10 わたくしの周りには普通の人間がいない
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「ローズバード家では確かに古臭いことを愛しておりますわね」
「えぇ、そうですわね」
嫌味な言葉に頷きながらも、わたくしはそっと思考を回転させる。
我が家が伝統を重んじてお道具にお名前をつけていないということは、単純に考えると、このお道具にお名前をつけるというのはリリーバード家発祥という可能性が高いということだ。
でも、レジーナさまはこのことをご存じない。………なぜ?
新たなことを愛すると同時に、昔への探究心も捨てていないリリーバード家の特徴があるはずなのに、レジーナさまはこの『道具へのお名前つけ』の歴史を知らなかった。わたくしはじいっと考え込んだ。
「レジーナさま、もしかしなくとも、そのお名前付けって今代で生み出したことではないのですか?」
「………………」
「無言は肯定ととりますが………」
「えぇそうよ!!なんか悪い!?お父さまが考えたのっ!!とーっても素敵でしょう!?こうやってお名前をつけると物に愛着が湧いて物を大事にできるのよっ!!」
「はあ、そう、ですか………」
何故わたくしの周りの人間はこんなにも面倒くさいメンバーが集まっているのだろうか。確かに、物を大事にするのは良いことだし、大切なことだ。けれど、何故それがものへの名付けに繋がるのかが全くもって分からない。わたくし、このクラスで3年間も学校生活をちゃんと送れるのかしら。困った義弟にして婚約者のライアン、わたくしにつきまとう『やばい女』系統のティアラローズさま、今日に入ってヘンテコ祭りな王太子殿下、そして、わたくしの天敵にして変わり者のレジーナさま。………わたくしってこんなに人に対する運がなかったのかしら。
「………ディア、俺の隣に座れ。それ以外は許さない」
「………ライアン、弁えなさい。わたくしは今レジーナさまとお話ししているの」
「こんなのに俺の婚約者の大事な時間を割く必要はない」
「そ、そう………」
なんと社交力と社交する気のない婚約者なのだろうか。わたくしの周りにまともな人間はいないのかしら。屋敷のメアリーが恋しくなるわ。まだお昼にもなっていないのに。
「はあー」
今日何度目かになる溜め息を堂々と吐いたわたくしは、ライアンにエスコートされて席についた。もちろん隣同士だし、ライアンは異常なまでにわたくしに寄って座っている。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
今日から新作、
『婚約破棄されたのでお針子になりました。~私が元婚約だと気づかず求婚してくるクズ男は、裸の王子さまで十分ですわよね?~』
を始めます。
紹介文は、
「老婆のような白髪に、ちょっと賢いからって生意気な青い瞳が気に入らん!!よって婚約を破棄する!!せいぜい泣き喚くんだな!!」
「そうですか。わたくし、あなたのことを愛せませんでしたので、泣けませんの。ごめんなさいね」
理不尽な婚約破棄を受けたマリンソフィアは………
「うふふっ、あはははっ!これでわたくしは正真正銘自由の身!!わたくしの夢を叶えるためじゃないとはいえ、婚約破棄をしてくれた王太子殿下にはとーっても感謝しなくっちゃ!!」
落ち込むどころか舞い上がって喜んでいた。
そして、意気揚々と自分の夢を叶えてお針子になって自由気ままなスローライフ?を楽しむ!!
だが、ある時大嫌いな元婚約者が現れて………
「あぁ、なんと美しい人なんだ。絹のように美しく真っ白な髪に、サファイアのような知性あふれる瞳。どうか俺の妃になってはくれないだろうか」
なんと婚約破棄をされた時と真反対の言葉でマリンソフィアだと気が付かずに褒め称えて求婚してくる。
「あぁ、もう!!こんなうっざい男、裸の王子さまで十分よ!!」
お針子マリンソフィアの楽しい楽しいお洋服『ざまあ』が今開幕!!
です。是非読んでみてください!!
「えぇ、そうですわね」
嫌味な言葉に頷きながらも、わたくしはそっと思考を回転させる。
我が家が伝統を重んじてお道具にお名前をつけていないということは、単純に考えると、このお道具にお名前をつけるというのはリリーバード家発祥という可能性が高いということだ。
でも、レジーナさまはこのことをご存じない。………なぜ?
新たなことを愛すると同時に、昔への探究心も捨てていないリリーバード家の特徴があるはずなのに、レジーナさまはこの『道具へのお名前つけ』の歴史を知らなかった。わたくしはじいっと考え込んだ。
「レジーナさま、もしかしなくとも、そのお名前付けって今代で生み出したことではないのですか?」
「………………」
「無言は肯定ととりますが………」
「えぇそうよ!!なんか悪い!?お父さまが考えたのっ!!とーっても素敵でしょう!?こうやってお名前をつけると物に愛着が湧いて物を大事にできるのよっ!!」
「はあ、そう、ですか………」
何故わたくしの周りの人間はこんなにも面倒くさいメンバーが集まっているのだろうか。確かに、物を大事にするのは良いことだし、大切なことだ。けれど、何故それがものへの名付けに繋がるのかが全くもって分からない。わたくし、このクラスで3年間も学校生活をちゃんと送れるのかしら。困った義弟にして婚約者のライアン、わたくしにつきまとう『やばい女』系統のティアラローズさま、今日に入ってヘンテコ祭りな王太子殿下、そして、わたくしの天敵にして変わり者のレジーナさま。………わたくしってこんなに人に対する運がなかったのかしら。
「………ディア、俺の隣に座れ。それ以外は許さない」
「………ライアン、弁えなさい。わたくしは今レジーナさまとお話ししているの」
「こんなのに俺の婚約者の大事な時間を割く必要はない」
「そ、そう………」
なんと社交力と社交する気のない婚約者なのだろうか。わたくしの周りにまともな人間はいないのかしら。屋敷のメアリーが恋しくなるわ。まだお昼にもなっていないのに。
「はあー」
今日何度目かになる溜め息を堂々と吐いたわたくしは、ライアンにエスコートされて席についた。もちろん隣同士だし、ライアンは異常なまでにわたくしに寄って座っている。
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読んでいただきありがとうございます😊😊😊
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「そうですか。わたくし、あなたのことを愛せませんでしたので、泣けませんの。ごめんなさいね」
理不尽な婚約破棄を受けたマリンソフィアは………
「うふふっ、あはははっ!これでわたくしは正真正銘自由の身!!わたくしの夢を叶えるためじゃないとはいえ、婚約破棄をしてくれた王太子殿下にはとーっても感謝しなくっちゃ!!」
落ち込むどころか舞い上がって喜んでいた。
そして、意気揚々と自分の夢を叶えてお針子になって自由気ままなスローライフ?を楽しむ!!
だが、ある時大嫌いな元婚約者が現れて………
「あぁ、なんと美しい人なんだ。絹のように美しく真っ白な髪に、サファイアのような知性あふれる瞳。どうか俺の妃になってはくれないだろうか」
なんと婚約破棄をされた時と真反対の言葉でマリンソフィアだと気が付かずに褒め称えて求婚してくる。
「あぁ、もう!!こんなうっざい男、裸の王子さまで十分よ!!」
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です。是非読んでみてください!!
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