《完》義弟と継母をいじめ倒したら溺愛ルートに入りました。何故に?

桐生桜月姫

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続編

58,5 (3) 俺の娘はちゃんと努力している

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「………お前は十分努力している。否、努力しすぎだ。もう少し肩の力を抜け。そうすれば、もう誰もお前に文句をつけはしない。それどころか、お前を慕い、皆がついてくるだろう。俺のように、恐怖で押さえつけてローズバード筆頭公爵家を支えるのではなく、皆の納得を得て支えられるはずだ。だから、今日はもう休め。これ以上休まないのであれば、領地に縛り付けるぞ」

 クラウディアの部屋についた俺は、クラウディアの耳元で半ば脅しのように呟くと、彼女をベッドに下ろして額に優しく口付けた。
 クロエが体調を崩した時によく紡いでいた言葉によく似ているなとふと思い出しながら、俺は情けなくなってしまう。

『………クロエ、君は十分努力している。否、努力しすぎだ。もう少し肩の力を抜け。そうすれば、もう誰も美しく聡明な君に文句をつけはしない。それどころか、愛らしい君のことを慕い、皆がついてきてくれるだろう。俺のように、恐怖で押さえつけてローズバード筆頭公爵家を支えるのではなく、皆の納得を得て支えられるはずだ。だから、今日はもう休め。これ以上休まないのであれば、領地に縛り付けるぞ。我が愛しの妻』

 体の弱い妻には、いつも言い聞かせるようにこの言葉を紡いでいた。
 途中で『もうその言葉は聞き飽きたわ。そうねー。もっと面白いことを言ってちょうだい、ディアン。わたくし、とーっても飽きてしまったの。あなたが面白いジョークを言ってくれるまで、わたくし絶対に寝ないし、休まないわ』と、冗談が苦手な俺に言ってきたくらいには、よく決まりきってしまったこの言葉を紡いでいた。
 今考えると、クロエはクラウディアよりもずっと無茶をしていなかったのにも関わらず、よく体調を崩していた。身体がクロエに似て弱いと思っていたクラウディアだが、実質のところは無理のしすぎで体調を崩してしまっているだけなのではないだろうか。俺に比べれば圧倒的に身体が弱くとも、普通の子供並みの体の強さがあると思ってしまうのは、決して親の贔屓目ではないはずだ。
 俺は今更そのことに思い至って、そんなことすら気が付けていなかった自分に自嘲する。
 だが、俺には自嘲する資格すらないように思えて、すぐに笑いは引っ込んだ。

*******************

読んでいただきありがとうございます😊😊😊

お父さまサイド、もうちょっと続きます!!
ブラッキーから抜け出すまで、後もうちょっとです!!
………なはずです。

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