《完》わたしの刺繍が必要?無能は要らないって追い出したのは貴方達でしょう?

桐生桜月姫

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88 幸せな国王夫妻

▫︎◇▫︎

 5年後、新たな王と王妃を戴いたフェリーン王国にはかつてないほどの平和が訪れていた。それは一様に精霊に愛されし王と王妃のお陰だということを、国民の誰しもが知っていた。
 王たる白に近い銀髪に氷のような冷たい水色の瞳を持つ王は、賢く強い望んでも手に入らないような完璧な王で、王妃は夜空のように澄み切った黒髪にサファイアのようなキラキラとした瞳を持っており、精霊王に気に入られたこの国の初代王妃と同じく、“精霊の愛し子”と呼ばれる精霊に特別愛された特別な人間だ。

 おしどり夫婦としても有名な国王夫妻は、何年経っても新婚真っ盛りで幸せな家庭を築いたと有名だ。王は国を守りながらも家族を1番に大切にし、夫婦の鑑だと評され、王妃は子宝に恵まれた。

 この2人が国の頂点に立つ間、戦争や災害は1度も訪れることはなく、豊穣で子沢山だった。餓死者も過去最小で歴代最高の国王夫妻だと謳われた。貧民街もなくなり、国は清潔で笑顔に溢れていた。

「ねぇサイラスさま、わたし、今とっても幸せよ」
「そうか、でももっと幸せにするから覚悟しろよ?」
「そうね、貴方にプロポーズされた時にもうこれ以上幸せなことはないって思ったのに、幸せなことがたくさんあったわ」
「それならよかった」

 国王たるサイラスと王妃たるアイーシャは今日の朝も仲良く笑い合った。お決まりの会話も、毎日熱がこもっていく。国王夫妻はどちらからともなく熱い口づけを交わしあった。

*******************

最後まで読んでいただきありがとうございました😊😊😊
これにて完結です♪
次はプロフィールを更新します。
外伝の希望がありましたらお聞きします!感想欄からお知らせください!ご希望の場面等もありましたら、一緒に教えてください!!
重ねてになりますが、最後まで読んでいただきありがとうございます😊😊😊

感想 24

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