仲良しな天然双子は、王族に転生しても仲良しで最強です♪

桐生桜月姫

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9,5 報告と反省

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▫︎◇▫︎

 淡いエメラルドの瞳を持った少年は、星空の下で尚、太陽のような輝きを誇る金髪を持った家に向かって歩く双子の背中を見つめていた。そして次の瞬間、少年の魔法によって少年の髪の色も双子と同じ色彩へと変化した。否、戻ったと表現した方が正しいだろう。

「へくちゅんっ、」

 ぶるりと身体を震わせた少年は、次の瞬間高度な魔法を発動して自分の部屋へと戻った。そして、なんの躊躇いもなく自分の両親の部屋へと向かい扉をノックした。

 ーーーコンコンコン

「父上、ルーカスです」
「ーーー入れ」
「失礼します」

 部屋の中央には、自分や双子と同じ輝きよりも数段上の輝きを持った癖っ毛な金髪を持った濃いエメラルド色の瞳を持った男が、足を組んで肘掛けに頬杖をついて座っていた。

「どうした?ルーカス。お前が夜ここに来るとは珍しいじゃないか」
「………双子を発見しました」
「何?」
「先程、ブルックリン城の森にて双子を発見いたしました」

 少年ことルーカスの言葉に、父親という金髪に濃いエメラルド色の瞳を持った男は露骨に顔を顰めた。

「生きていたのか?」
「はい、とても衰弱していましたが、気丈にも生きていました。虐待の痕跡が多数見られたことも、追記しておきます」

 男は考え込むように口を閉じていたが、やがて右の口元を僅かに上げた。

「これからも定期的に観察しておけ」
「仰せのままに」
「残りは報告書にて報告するように」

 少年は深々と頭を下げ、自室へと戻っていった。

▫︎◇▫︎

「オズワルド、眉間に皺が寄っているわ」

 儚げな印象の焦茶色の髪に桃色の瞳を持った女性が、オズワルドと呼ばれた金髪の男の眉間の皺にしなやかな指を乗せながら困ったように微笑んだ。

「………すまない。ちょっと、な」
「………………虐待されているそうね」
「………聞いていたのか?」
「えぇ、駄目だった?」

 こてんと首を傾げる女性はとても美しい。

「いいや。ただ、俺は今俺の不甲斐なさを噛み締めなければと思っている」
「そう、………でもあれは仕方なかったわ。今は反省よりも、どうあの子たちを救うかを考える方が正しいわ」
「そうだな………」

 男と女性は悲しそうに微笑み合った。

*******************

読んでいただきありがとうございます😊😊😊

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