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53 実は強い
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「それではグランハイム公爵、次は僕から罪を明らかにさせてもらいますね」
ミシェルは持ち前の穏やかで朗らかなところを全面に出し、のんびりと声を上げた。だが、その話し方は小さい頃から皇帝の夫となるべく教育を受けていることだけはある計算され尽くされたものだった。
「あぁ、僕は大きな音とかいきなりの叫び声が苦手なので、アリスティア皇女殿下の時と同様に発言を控えてくださいね?」
「有無も言わせない声音とはやるわね」
「………わたしはミシェルこそ最も怒らせてはいけない人種の人間だと思っている」
「あぁー、そうね」
セレスティアの真面目な言葉に、アリスティアも頷いた。
「普段からビクビクしていて穏やかな人ほど、怒らせると怖いものね」
「あぁ、わたしはミシェルが暴走しないかヒヤヒヤしている」
「………そういえば、ミシェル・ライバードって武術の達人だっけ?」
「あぁ、わたしでも勝てる確率は20%あったらいいところだ」
「………嘘でしょう?」
「嘘を言って何になる」
絶対に手を出さないような小動物のような顔をして、実は最強で最恐であることに、アリスティアは寒気を覚えた。
「ガイセルとミシェル・ライバード、どっちが強いの?」
「ミシェルが真面目にするとしたら勝負にすらならない」
何があっても絶対に手を出さないぽややんとしたミシェルを眺めながら、セレスティアは言った。自分でも勝てるかどうか危うい相手に、無駄な筋肉いっぱいのゴリゴリマッチョが彼に勝てるわけがない。
「………1度は手合わせ願いたいものだ」
セレスティアの独り言のような呟きは、先程より緩んだとはいえ緊張の糸が張り続けている会場に、静かに溶け込んでいった。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
明日からの朝6時から
『義弟と継母をいじめ倒したら溺愛ルートに入りました。何故に?』
を始めます。
紹介文は
公爵令嬢たるクラウディア・ローズバードは自分の前に現れた天敵たる天才な義弟と継母を追い出すために、たくさんのクラウディアの思う最高のいじめを仕掛ける。
だが、義弟は地味にずれているクラウディアの意地悪を糧にしてどんどん賢くなり、継母は陰ながら?クラウディアをものすっごく微笑ましく眺めて溺愛してしまう。
「もう!どうしてなのよ!!」
クラウディアが気がつく頃には外堀が全て埋め尽くされ、大変なことに!?
天然混じりの大人びている?少女と、冷たい天才義弟、そして変わり者な継母の家族の行方はいかに!?
です。
よろしくお願いします(๑>◡<๑)
ミシェルは持ち前の穏やかで朗らかなところを全面に出し、のんびりと声を上げた。だが、その話し方は小さい頃から皇帝の夫となるべく教育を受けていることだけはある計算され尽くされたものだった。
「あぁ、僕は大きな音とかいきなりの叫び声が苦手なので、アリスティア皇女殿下の時と同様に発言を控えてくださいね?」
「有無も言わせない声音とはやるわね」
「………わたしはミシェルこそ最も怒らせてはいけない人種の人間だと思っている」
「あぁー、そうね」
セレスティアの真面目な言葉に、アリスティアも頷いた。
「普段からビクビクしていて穏やかな人ほど、怒らせると怖いものね」
「あぁ、わたしはミシェルが暴走しないかヒヤヒヤしている」
「………そういえば、ミシェル・ライバードって武術の達人だっけ?」
「あぁ、わたしでも勝てる確率は20%あったらいいところだ」
「………嘘でしょう?」
「嘘を言って何になる」
絶対に手を出さないような小動物のような顔をして、実は最強で最恐であることに、アリスティアは寒気を覚えた。
「ガイセルとミシェル・ライバード、どっちが強いの?」
「ミシェルが真面目にするとしたら勝負にすらならない」
何があっても絶対に手を出さないぽややんとしたミシェルを眺めながら、セレスティアは言った。自分でも勝てるかどうか危うい相手に、無駄な筋肉いっぱいのゴリゴリマッチョが彼に勝てるわけがない。
「………1度は手合わせ願いたいものだ」
セレスティアの独り言のような呟きは、先程より緩んだとはいえ緊張の糸が張り続けている会場に、静かに溶け込んでいった。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
明日からの朝6時から
『義弟と継母をいじめ倒したら溺愛ルートに入りました。何故に?』
を始めます。
紹介文は
公爵令嬢たるクラウディア・ローズバードは自分の前に現れた天敵たる天才な義弟と継母を追い出すために、たくさんのクラウディアの思う最高のいじめを仕掛ける。
だが、義弟は地味にずれているクラウディアの意地悪を糧にしてどんどん賢くなり、継母は陰ながら?クラウディアをものすっごく微笑ましく眺めて溺愛してしまう。
「もう!どうしてなのよ!!」
クラウディアが気がつく頃には外堀が全て埋め尽くされ、大変なことに!?
天然混じりの大人びている?少女と、冷たい天才義弟、そして変わり者な継母の家族の行方はいかに!?
です。
よろしくお願いします(๑>◡<๑)
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