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36 ブラック企業ではありません
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「あら、クラリッサは『青薔薇服飾店』で、きっちりいっぱい働くのがそんなに嫌なの?わたくし、あなたのお仕事量を増やすか否かを迷っていたのだけれど、文句が言えるくらいに余裕がまだあるのだったら、とーっても優奈なクラリッサには、まだまだお仕事量を増やした方が良さそうね」
わざと意地悪く捲し立てるように言ったマリンソフィアに、クラリッサは顔をひくひくと引き攣らせた。あまりにも我らが店長は、暴君すぎる。
だからだろうか、クラリッサは真顔でマリンソフィアに楯突いてしまった。
「………店長はブラック企業という言葉をご存知で?」
「あらあらまあまあ、この程度であなたは『青薔薇服飾店』がブラック企業だというの?給金は異常なまでの高額、お洋服には絶対に困らないし、ご飯もお昼については必ずみんなに食べさせているわ。寮に住んでいる従業員については、朝と夕も出しているし、住み所にも困らないようにしている。どこに文句があると言うの?」
『青薔薇服飾店』は給金が王宮の王族側仕えや、重鎮レベルのお給金と同等、もしくは特別手当てによってそれ以上であるということと、従業員全員が男女両方、見た目麗しく、そして礼儀作法が完璧で教養が高いということで有名だ。異常なまでに高いお給金と働くことで身につく高い教養に目が眩んで、良いところのお嬢さまやお坊っちゃまが勤めようとして、ふるいにかけられて働けないというのはよくあること。
『青薔薇服飾店』は働き口であって、花嫁修行や花婿修行の場ではないのだ。
「うぐっ、………た、たしかに!!お給金は最っ高ですし!お洋服は最高に可愛くて、着心地が良くて、本当に可愛いですし!ご飯も朝・昼・晩、一流のシェフのお陰でとーっても美味しいですし!寮のお部屋も1人1部屋で綺麗で、本格的なお掃除ができるお手伝いさんを雇ってくださっているおかげで清潔的で、とーっても居心地が良いですし!お給金や生活に関することなら、文句の言いようはありません!!けれどっ!お仕事が死にそうなくらいに忙しすぎるのです!!死ぬ気で働かないと終わらない仕事量ってなんですか!!残業禁止とか殺す気!?マジでっ!何で私だけお仕事が多いのです!!」
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
わざと意地悪く捲し立てるように言ったマリンソフィアに、クラリッサは顔をひくひくと引き攣らせた。あまりにも我らが店長は、暴君すぎる。
だからだろうか、クラリッサは真顔でマリンソフィアに楯突いてしまった。
「………店長はブラック企業という言葉をご存知で?」
「あらあらまあまあ、この程度であなたは『青薔薇服飾店』がブラック企業だというの?給金は異常なまでの高額、お洋服には絶対に困らないし、ご飯もお昼については必ずみんなに食べさせているわ。寮に住んでいる従業員については、朝と夕も出しているし、住み所にも困らないようにしている。どこに文句があると言うの?」
『青薔薇服飾店』は給金が王宮の王族側仕えや、重鎮レベルのお給金と同等、もしくは特別手当てによってそれ以上であるということと、従業員全員が男女両方、見た目麗しく、そして礼儀作法が完璧で教養が高いということで有名だ。異常なまでに高いお給金と働くことで身につく高い教養に目が眩んで、良いところのお嬢さまやお坊っちゃまが勤めようとして、ふるいにかけられて働けないというのはよくあること。
『青薔薇服飾店』は働き口であって、花嫁修行や花婿修行の場ではないのだ。
「うぐっ、………た、たしかに!!お給金は最っ高ですし!お洋服は最高に可愛くて、着心地が良くて、本当に可愛いですし!ご飯も朝・昼・晩、一流のシェフのお陰でとーっても美味しいですし!寮のお部屋も1人1部屋で綺麗で、本格的なお掃除ができるお手伝いさんを雇ってくださっているおかげで清潔的で、とーっても居心地が良いですし!お給金や生活に関することなら、文句の言いようはありません!!けれどっ!お仕事が死にそうなくらいに忙しすぎるのです!!死ぬ気で働かないと終わらない仕事量ってなんですか!!残業禁止とか殺す気!?マジでっ!何で私だけお仕事が多いのです!!」
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