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もう遅い
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「あわわ、そ、それどころではなかったわ、アルお兄様。は、早くお兄様以外の護衛の皆様にお知らせしなければ!!」
アセアセという音がつきそうなほどにニックの腕の中で慌てふためく私は、アルお兄様に訴えかけました。ニックを急いで王宮に送らなければ!!
「そうだな。だが、もう遅いだろう。今は9時だ。」
懐中時計をぱかりと開きながら、私の方に傾けたアルお兄様は大きな溜め息を吐きます。
9時ジャストの時計を見て、私の血の気がさらに引いていくのが分かります。
「………うそ、でしょう………。」
「嘘を言って何になるんだ?」
苛立ったようなアルお兄様の声に私は諦めという感情を抱きました。
もう、ここで不安になったり絶望したりしても過ぎ去ったことは無駄なのです。
「何もならないわね。」
私の静かな声に、アルお兄様が傷ましそうな表情を作ります。
「ニコラス、貴様には国王陛下にお願いしてしばらくの間執務室に篭りきりになるようにするからな。」
「うわぁー、さすがアル。僕がやってほしくないこと1位を見事にやってくれようとしてるね。」
「お褒めにあずかり光栄ですね。」
ニックは誤解を招くようなこんなことをして、何がしたかったのでしょうか?
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
明日の朝6時に新作を出します。
『小さな別れは、淡く儚い恋を呼ぶ』
です。
紹介文は、
久遠心菜は惰性的に学校生活を送っていた。
けれど、中学3年生の秋、初恋を自覚して学校生活に晴天が訪れる。
初恋の男の子は不器用だけれど優しい子で、面倒くさがりでコミュニケーションが苦手な心菜には憧れの存在だった。3年生の終わりが近づき、好きな男の子と高校が絶対に分かれてしまう心菜は、初恋の男の子、立花颯に卒業式で告白することを決意する。
けれど、颯は卒業式を目前に唐突に引っ越してしまうことに。
迷いに迷いながらも、幼馴染の高梨優奈に背中を押された心菜の告白は颯に届くのか………!?
です。
是非是非読んで見てください。
アセアセという音がつきそうなほどにニックの腕の中で慌てふためく私は、アルお兄様に訴えかけました。ニックを急いで王宮に送らなければ!!
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9時ジャストの時計を見て、私の血の気がさらに引いていくのが分かります。
「………うそ、でしょう………。」
「嘘を言って何になるんだ?」
苛立ったようなアルお兄様の声に私は諦めという感情を抱きました。
もう、ここで不安になったり絶望したりしても過ぎ去ったことは無駄なのです。
「何もならないわね。」
私の静かな声に、アルお兄様が傷ましそうな表情を作ります。
「ニコラス、貴様には国王陛下にお願いしてしばらくの間執務室に篭りきりになるようにするからな。」
「うわぁー、さすがアル。僕がやってほしくないこと1位を見事にやってくれようとしてるね。」
「お褒めにあずかり光栄ですね。」
ニックは誤解を招くようなこんなことをして、何がしたかったのでしょうか?
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けれど、中学3年生の秋、初恋を自覚して学校生活に晴天が訪れる。
初恋の男の子は不器用だけれど優しい子で、面倒くさがりでコミュニケーションが苦手な心菜には憧れの存在だった。3年生の終わりが近づき、好きな男の子と高校が絶対に分かれてしまう心菜は、初恋の男の子、立花颯に卒業式で告白することを決意する。
けれど、颯は卒業式を目前に唐突に引っ越してしまうことに。
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