Music Is My Life!

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人見知り。

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「えっと、次俺かな。」


そう爽やかに笑った彼。


「改めて、

6年アルトサックスの霧咲 涼です。

好きな食べ物は、ブルーベリーパイかな。

母の実家がフィンランドで、

小さい頃は花畑でブルーベリーを摘んで

たくさんパイを焼いてました。」

うわぁ、何かムーミンの世界みたい。

だからちょっと日本人離れした顔立ちなんだ。


「趣味は、読書かな。

あとストレッチとか。

体を動かすの結構好きです。

1年間だけだけど、よろしくお願いします。」


「じゃあ、次は5年生、楓君から。」


「はい。

5年アルトの北村 楓です。

好きな食べ物は、肉です。

特に、馬肉が好きです。」

渋いな。


「趣味は、映画鑑賞です。

あと、洋楽を聴いたりするのも好きです。

自分にとって、成長できる1年にしたいです。

宜しくお願いします。」


「じゃあ、最後。

…莉子ちゃん、お願いして良い?」


「はい。

テナー5年の村田 莉子です。

好きな食べ物は、韓国海苔です。

趣味は、ロッククライミングです。

まだまだ未熟ですが、

自分の出来る精一杯の音楽をしたいと思います。

宜しくお願いします。」


涼君が、思わず言った。


「俺、好きな食べ物で

韓国海苔って答える子初めて見た」


すると、莉子ちゃんが思わず目を丸くする。

次の瞬間、ぷっと笑った。

あ、ちょっと人見知り減ったかな。

そう思った時、涼君はくすりと笑う。

「良かった。

俺、嫌われてるかと思った。

莉子ちゃんの表情、硬い方よりも

笑ってる方が俺は好きだよ。」

すると、ぽっと莉子ちゃんの顔が赤くなる。

あ、照れてる。


「じゃあ、美玲ちゃんありがと。

今は2時半だから、

45分からホール・ニュー・ワールドの

パート練します。」


「ハイ」


「涼君、いきなりなんだけど、

あと15分で練習して、

ホール・ニュー・ワールドって吹けるかな?」


「譜面見せて?」


私は、自分の譜面のファイルから

アルトの譜面を引き抜く。


「あー、大丈夫だよ、多分行ける。

ね、廊下練ってしても大丈夫?」


「あ、うん。

時間になったら、呼びにくね。

どこでする?」


「さっきの階段裏でする。

じゃね。」


そう言って、

ストラップに楽器を付ける。

譜面台と譜面を持って、


「失礼しましたーー」


と、出て行った。

 
15分後。


「じゃあ、ちょっと涼君呼んでくるね?」


そう言って、教室を後にした。

階段裏に向かう。
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