もふもふをもふもふしたい!

龍春

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少し遅めの昼食を

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キッチンで私用のご飯を用意していたら呼び鈴が鳴った。
父さんと母さんは今日は牛の健診が終わってからの昼ご飯だと言っていて、今現在まだ牛に付き添ってるからこちらには居ない。
何度も鳴る呼び鈴の音に店舗の方だと判断して、お客さんなら仕方ないと手にしていた食材を置くと店舗側に回る。
飼育小屋の方にも呼び鈴はあるし連動しているから二人とも気づいてるとは思うけど、牛の健診中は直ぐに直ぐというわけにはいかない。
だから、牛や他の動物たちの健診日には数日前から張り紙で告知して、すぐに呼び鈴に反応できませんってお願いしている。
常連さんはそれを知ってるから動物たちの声でかき消されない様に割としつこく呼び鈴を鳴らした後は静かに待ってくれる。
だからそこまで急がずにマイペースに店舗の方に顔を出すと、入り口から入ってきたのはミレイだった。

「いらっしゃーい」
「あら、リーフ。スキルの実験してたんじゃないの?」
「それはもちろんやってたけど一段落したから、空腹を訴えるお腹を宥めにキッチンに来たとこよ」
「一段落なんて言葉、貴女の中にあったのねぇ」
「酷い言われようだ」

確かに、もふもふし始めたら小一時間はもふもふを手放さないし、場合によっては抱き着いて離れないとか抱え込んで離さないとかしょっちゅうだから否定は出来ないんだけど。
でも人間食べなきゃ動けないんだから流石に精神的に余裕がないわけじゃない今、空腹を無視したりはしないんだよ。
っていう説明をしたら、その精神的に余裕がないっていう状況はもふもふ禁止何日で出るのよってあきれ顔で返ってきた。

「半日」
「でしょうね。まったく。それで? スキルの使い方とかは分かったの?」
「うーん、実はちょっとまだよくわかってない。とりあえず、感情は単語で読み取れるみたい。頭の中で響いてくる感じで単語が聞こえる」
「へぇ?」

ミレイから頼まれていた牛乳は帰宅後すぐに伝えたはずなので保管庫に覗きに行くときちんと用意されてた。
頼まれた量だけ瓶に入って置かれていたそれらをミレイの前に運ぶ。会計をしながら会話するミレイは私のもふもふ好きにも慣れたものだ。
スキルにも興味があったみたいで、興味津々という表情で聞いてくるからとりあえず認識できた所だけ伝えると感心したよな表情で頷いてた。
スキルについてはどんなものでも共通で、使って、使って、使って、使って、経験を積むことで内容や効果が変わっていくモノがほとんどだ。
私のスキルも短期間で少しだけ内容が変わったように、きっとまだまだ変わっていく気がする。

「まぁ、好きなだけもふもふをもふもふ出来るスキルなんだから、気長にやるわ!」
「それは良いけど、一人で森に突っ込んでいったりしないでよ?」
「それは……まぁ、うん、気を付ける」

お会計が終わって、ミレイが持ってきた推し車に牛乳の瓶を並べてから握りこぶしを握ったら、小さく諦めたみたいなため息を零した後にちょっと怖い顔で見つめられてそっと視線を逸らす。
一人で森に突っ込んだ前科は数知れず。こうして念を押されても入り口でもふもふを見つけるとついつい追いかけてしまう。
ついでに言うなら、狂暴化している野犬もどきにだって諸手を挙げて抱き着いていくレベルで割と見境がないというのは今までの行動と幼馴染たちの忠言で自覚はしてる。
自覚はしていても我慢が出来るか、やらないように理性が働かせられるかというのは別問題だ。努力をしようとは思う。が、正直に言えば我慢とかいうレベルではなく禁断症状くらいのレベルでもふもふを見るともふもふしたくなる。
我慢という言葉を思い出す前に身体が突き進んでいるのでどうしようも出来ないと思う。
ついでに言うならば、明日くらいにはあのミンクを連れて森に行きたいと思っている。

「明日はまだ駄目よ」
「なんでバレてるの?!」
「貴女の考えそうなことなんてお見通しに決まってるでしょ! 何年幼馴染してると思ってるのよ」
「うぅ……だってぇ」
「だっても何もないわ。ほぼ産まれた時から一緒に居るのよ? わからないわけないでしょう。もしどうしても森に入るなら、私とデュランが一緒に行ける日にしなさいな」
「はぁい」

森に行く気満々だった私が言葉を発する前についっと視線を逸らしたことで察したらしい。
ミレイにしっかりと釘を刺されて思わず叫ぶけれど、普段迷惑をかけている分悟られても強硬するのはちょっと難しい。
がっくりと肩を落としながらも仕方ないと頷くと、妥協点だとデュランの同行を約束させられた。
それでも止められないのは私のもふもふ好きが病気の域であると悟っているミレイと、ここにはいないけど同意するだろうデュランからの妥協点だ。
実際問題、ミンクが変異種であるかどうか、本当に噂通りに魔力を使えるのかどうか、他の色々もまだまだ分からないことだらけだ。
私のスキルだってまだ家の動物たちで詰める経験値なんかかなりあると思う。
使うことで経験値が貯まって進化というか、使い勝手が良くなる? なら、その方が良いにきまっている。
いつの日にかは大型の魔物なもふもふだって手懐けてその毛皮を懇切丁寧に整えてからその中に埋もれたい。
そのためにはどうやってもこのスキルを使いこなす必要があるわけで。
ミレイからの妥協点という提案は、私にとっても納得せざるを得ないものである。絶対よ、との言葉に深く頷けば私が納得したことを理解したミレイはじゃあね、と笑顔で手を振って去っていった。
その背中を見送りながら、かなり残念だと思っている自分の色んな欲求に折り合いをつけるとキッチンに戻る。
卵とか適当に用意して簡単に食べられるパン包みを作ると、ミンク用の餌が置いてある倉庫に行って餌を漁る。
ミンクは雑食だ。生肉などの類も食べればフルーツも食べる。栄養価が高いと思われるのは魔物の生肉、それに干し果物。
干し果物も果肉が厚くて食べ応えがあるキョウという果物が甘酸っぱくて人間も食べられて美味しい。
うちでやっている餌は朝昼晩と三食をバランスよく、ミンクたちの様子を見ながら好みを探りつつ配分してやってる。
一緒に混ぜ込むんじゃなくて、好きな餌を食べられるように三つの器に分けて与える感じだ。

「さて、私も食べたいからちょっと貰っちゃおうかなぁ」
「お、リーフ。終わったのかい?」
「あ、父さん。うん、一段落はしたよ。お腹空いたから、ついでにミンクにもご飯って思って」
「そうか。お前が食べるようにキョウはキッチンにあるから、ここのは食べるなよ?」
「あれ、さっき見た時は気づかなかったや。棚の中?」
「ああ。いつもの棚の中に入れてあるぞ」
「わかった、ありがと」

ミンク用の干し果物を余分に持っていることに気づいたのか、父さんが教えてくれたので私の分で手にした干し果物を元に戻してから昼用の餌を手にした父さんと小屋を出る。
私が小屋までついてくと端に逃げて私が去るまで食べないのが常なのでミンクの小屋にはついていかない。
餌と自分のご飯、それに今から使う予定のケージを持って自室に戻る。
部屋に入ると条件反射なのか一時的な小さいケージに入れていたミンクが飛び起きたから、びっくりして動きを止めたらバッとこちらを見てきて目が合った。

『ア……』
「びっくりした。何、どうしたの? そんなに驚かせるような音立てた?」
『……』
「よくわかんないけど、動物ってもふもふに限らず人間と違うとこがとても発達してるって言うもんね。悪かったわ」

問いかけてみるけど、固まったミンクは動かないし驚きすぎて何も考えられないのか漏れたのはほんの少しの声だけだったけどとりあえず謝っておく。
正直、私に女らしさっていうのはちょっと、かなり、無縁だと言うのは自分では言いたくないけど自覚はある。
だからこそミレイやデュランに心配されているっていうのもあるはあるんだけど、別に両親は心配してないしここは継ぐにしても将来的には血縁じゃなくてもやる気のある従業員に渡すんでも良いらしいから気にしないことにしたのだ。
もちろん、この宣言をして幼馴染二人に大きなため息を吐かれたのは記憶に新しい。
とはいえ愛しのもふもふを驚かせるのはちょっとどうかと思うので、今後は気配を消したり音を立てない行動を家の中でも心がけようかと思う。
ちなみに、屋外でもふもふを捕獲する時には幼馴染どころか森に猟に入っている狩人のおじさまたちもびっくりの気配の消しっぷりである。
おかげで狩人のおじさま方にはいつでも猟に同行できるな! と太鼓判を貰っている。なので、このスキルを使いこなせるようになったらぜひともお願いしたい。
もふもふがきっとミンク以外にもこの森には溢れてるのよ。私はその子達と出会って存分にもふもふをもふもふしたいッ!
そんなことを考えつつ、一先ず快適なサイズだろうケージを部屋の一番日当たりの良い位置に設置する。
場所良し、ケージの中に置くベッド代わりの藁良し、いつでも飲めるための水置き良し、運動解消のための遊び道具良し、完璧。
一つ頷いて一時預かり用のケージからミンクを取り出そうと手を伸ばして、漸くミンクが動き出した。
上から差し迫る私の手に驚いたのか必死に逃げ惑う姿はとても可愛らしいけどちょっと面倒くさい。

「ちょっと、動かないで頂戴。あっちの居心地が良いだろう大きめのケージに入れ替えるだけよ」
『ウソダ』
「嘘じゃないわよ。まぁ、持ち上げたついでにもふもふしたいとは思ってるけど、それはさっきも体験したじゃない」
『ウゥ……アレハ、ダメダ、アラガエナイ、キモチヨサ』
「気持ちいいなら良いじゃない」

声を掛けながら逃げ惑う隙をついて視線を合わせると、やっぱり動けなくなるのかピタリと動きが止まったミンクに手を伸ばす。
入れ替えるだけって言ったのを即答で否定されて良く判ってるじゃないって笑顔になったら、ぺたりと耳だけが垂れた。
そんなに嫌なんだろうか? 気持ちいいって言ってるんだから別にもふもふするくらい良いじゃない?

「何がそんなに嫌なのよ」
『……アレハ、ワケガ、ワカラナクナル』
「ふむ? 正直に言うとどんな感じなの?」
『アレガ、テンゴク、カ』
「そんなに? って、ところでなんかちょっと単語じゃなくなってきてるわね。私のスキルレベルが上がってるのかアナタの知性が上がってるのか、うーん、わかんない。レベルも見えるんだっけ?」

自分でもその効果を感じてみたいと思う程度にゆるっゆるな雰囲気になったミンクを見て、ふとなんだか単語だけだった会話が文章になっていることに気づく。
ずっと会話しているからミンクが慣れてきた可能性も捨てきれないけど、どちらかというと私が読み取る力が上がっている気がしないでもない。
使い方が見れるのは帰宅後すぐに確認したけど、他に何が判る様になっているかが気になってミンクを片手に目を閉じる。
途端に聞こえなくなる聲の代わりに脳裏に浮かぶのはスキルを確認した時に見た魔道具の板面。
やっぱり不思議な感じがするけど、表示されている内容を確認するとやっぱり少しだけ内容が変わってるっぽい。
大きく変わってないから気にしないけど、うーん、レベルが見れるようなことはないっぽい。

「ちぇ、つまんないの。経験値とか分かったらもっと方法も検討しようがあるのにぃ」
「きゅ?」
「何でもないわ」

思わず零れた言葉に反応した手の中のミンクの鳴き声に、目を開けて思い浮かんだ板面を霧散させると首を振って否定する。
首を軽く傾げたミンクの凶悪な可愛さにバッとベッドに座って掴んでいたミンクの身体を膝に降ろすと、許可も取らずにもふもふし始める。

「きゅぁーーーーッ!」
「ふあああぁぁぁッ! この柔らかな毛並みッ! これよ、これッ!! まだうちの子の最上級な毛皮には遠く及ばないけど、この胸元にあるたっぷりとした毛の手触り感何とも言えない!」

唐突なもふりに悲鳴を上げるミンクを無視して、満足のいくまで撫で回した結果ミンクは再びぐったりとしたけどなんだか毛艶は良くなった。
ミンクの様子を確認して、すっかりと弛緩してしまった身体を抱き上げると新しく用意したケージのベッド用藁の上へ置く。
コロンっと寝返りを打ったミンクはそのまますやすやと寝始めて、私は思うままにもふもふできた満足感に満面の笑みを浮かべるとミンクの様子を観察しながら机を見て、昼食を思い出す。

「あ……ミンクの分も持ってきたんだったわ。まぁ、暫く戻ってこれない程度に昇天しちゃったし、エサ入れに入れておこう」

幸せそうな雰囲気で意識を飛ばしているミンクを横目に、エサ入れに持ってきたキョウを入れる。
それから自分用のご飯を前に座って手を合わせると食事をする前の祈りを捧げてから、作ったご飯を口に運んだ。
とりあえず、現状分かったのは私のスキルは進化する。それも、私の心の赴くままに大好きなもふもふをもふもふすることが一番の近道!!

「なんてすばらしいスキルたちッ!!!」

これは期待するしかない。いつか憧れのアレとか、ソレとか、大型の猛獣指定な魔物だってもふもふしてやれるかもしれない。
うふふ、うふ、楽しみー!
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