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チュンチュン、チュンチュン
鳥のさえずりが聴こえる、清々しい朝。
そう、コイツがいなければなっ!!!!
笑顔がひきつる。
ハルはどんなに冷たくしようと全く引かない。
流石にダルい。
あんまりこんなこと言いたくないけど本当にダルい。
僕が嫌だっての気付いていないのかな?
もう一回言ってみる?
いや、やめよ。
流石に、ね、。
そうこうしている内に電車を降りる。
よし、これでもうすぐ別れられる。
コイツはなんかめんどくさそうだし、深入りしてくるからこれからは出来るだけ会わないようにーーー
「先輩って、本当はそんなタイプじゃないですよね?
てか、人間嫌いですよね?
なんで普段あんなふーーー」
ギューーーー
「わっ先輩!!!???」
別れようと思ったのに最後に爆弾を投下してくる。
なぜバレたんだ。
上手く隠せてると思ったのに………どこか確信めいたハルの顔はまるで本当の僕を見たことがあるようだった。
どういうことだ。
記憶の中を探ってみるが、ハルのような人は記憶にない。
こんなにイケメンなんだ。
会ったことがあるのなら、絶対覚えてる。
結局ハルは過去の僕を知らないと結論付けた。
「な~にやってんだよゆーきっ!」
友達の声にハッとする。
ビックリした。
あぁ、彼はレイ。
名前も名字も覚えてないけど、アダ名はレイ。
誰にでも優しくて爽やかなイケメンだ。
「ほら話してやれって~、後輩くん嫌そうにしてんじゃん」
「え、あ、ごっめ~ん!ついつい無意識の内に」
「無意識かよ、こわっ」
「ちょ、うるさい」
いつものように軽口をたたく。
レイといるのはちょっと楽しい。
レイは口にこそ出さないが、多分僕のことをいつも気遣ってくれていると思う。
嫌なことがあれば、気付かないように立ち回ってくれるし、悲しいときも側にいてくれる。
そのお陰かコイツといると自然と笑顔が溢れでる。
コイツがモテるのも納得だ。
あ、ていうか、ハルっ!!!
嫌だったかな~悪いことしたな~けど、ハル僕のこと好きだし………チラッとハルの方を見れば、レイのことを睨んでいた。
どうしたんだろうか?
鳥のさえずりが聴こえる、清々しい朝。
そう、コイツがいなければなっ!!!!
笑顔がひきつる。
ハルはどんなに冷たくしようと全く引かない。
流石にダルい。
あんまりこんなこと言いたくないけど本当にダルい。
僕が嫌だっての気付いていないのかな?
もう一回言ってみる?
いや、やめよ。
流石に、ね、。
そうこうしている内に電車を降りる。
よし、これでもうすぐ別れられる。
コイツはなんかめんどくさそうだし、深入りしてくるからこれからは出来るだけ会わないようにーーー
「先輩って、本当はそんなタイプじゃないですよね?
てか、人間嫌いですよね?
なんで普段あんなふーーー」
ギューーーー
「わっ先輩!!!???」
別れようと思ったのに最後に爆弾を投下してくる。
なぜバレたんだ。
上手く隠せてると思ったのに………どこか確信めいたハルの顔はまるで本当の僕を見たことがあるようだった。
どういうことだ。
記憶の中を探ってみるが、ハルのような人は記憶にない。
こんなにイケメンなんだ。
会ったことがあるのなら、絶対覚えてる。
結局ハルは過去の僕を知らないと結論付けた。
「な~にやってんだよゆーきっ!」
友達の声にハッとする。
ビックリした。
あぁ、彼はレイ。
名前も名字も覚えてないけど、アダ名はレイ。
誰にでも優しくて爽やかなイケメンだ。
「ほら話してやれって~、後輩くん嫌そうにしてんじゃん」
「え、あ、ごっめ~ん!ついつい無意識の内に」
「無意識かよ、こわっ」
「ちょ、うるさい」
いつものように軽口をたたく。
レイといるのはちょっと楽しい。
レイは口にこそ出さないが、多分僕のことをいつも気遣ってくれていると思う。
嫌なことがあれば、気付かないように立ち回ってくれるし、悲しいときも側にいてくれる。
そのお陰かコイツといると自然と笑顔が溢れでる。
コイツがモテるのも納得だ。
あ、ていうか、ハルっ!!!
嫌だったかな~悪いことしたな~けど、ハル僕のこと好きだし………チラッとハルの方を見れば、レイのことを睨んでいた。
どうしたんだろうか?
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