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一章
全て奪われた日
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「フィリシア・フォン・リュミエール。貴様は国で禁止されている魔法を取得し、王太子の殺人未遂を犯した罪に囚われている。よって、貴様は死刑となる」
その言葉が、冷たく、無慈悲に響いた。
石造りの裁判所。高い天井には王家の紋章。
並ぶ貴族たちの視線は、まるで汚物を見るような冷たさだった。それに、学園の生徒達もこぞって軽蔑するような顔で見ている。
私は…あの時、ただ魔法練習場で同じ魔法学科の生徒達と練習していただけだった。ちょうど新しい呪文を習ったので後輩にも指導していた。
王太子であるルシアン様はいつものようにその様子を近くでご覧になられていた。
だがその時、突如闇の光が私の杖から出てルシアン様のところに勢いよく散った。幸いにも、一緒にいたライナーがその逞しい剣技でルシアン様を守ったが、ライナーは庇ったことで背中と腕に全治2ヶ月、ルシアン様も軽傷とはいえ無事では済まなかった。
私はあの時、何が起こったか理解できなかった。周りは焦り、騒いで二人の場所に走っていった。さっきまで指導していた後輩の男子は、私を見て崩れ落ち、恐怖に怯えていた。
私はその後、強制的に駆けつけた剣技学科の生徒達に引きずられ、先生のもとに連れて行かれた。
そして現在に至り、私はただ静かにこの場に立っていた。
両手は魔法封印の鎖に縛られ、足元には魔法陣が刻まれている。
逃げることも、抗うこともできない。
それでも、私は叫ばなかった。泣かなかった。
――泣いても、誰も信じてくれないから。何も変わらないから。
すると背後から聞き覚えのある声が聞こえた。
「当然の結果だな」
その声に、心が凍った。 振り向くとそこにいたのはやはりあの男。
剣技学科のライナー・レオンハルト。
いつも冷静で、私に絶対に心を許さない男。
彼の瞳は、私を見下すように冷たく、感情の欠片もなかった。だが、あの時の傷で腕に包帯を巻いていてライナーはいつもより怒りを表した目をして、私を睨んでいた。
(……ライナー、私じゃないのよ。そう何度も先生に訴えたの。でもあなたとはあれから会えずにいた。弁明する時間がなかったの)
私は彼の言葉に、何も返さなかった。
ただ、胸の奥がじくりと痛んだ。
ライナーとは初等部の頃から一緒にいた。よく言い合い、罵りあい、成績だって競い合った。
たしかに私のことなんて嫌いだと思っていたけど、それでも10年以上共にした仲だった…。
その時、視線を感じてそちらの方を見ると、王太子ルシアンがいた。 彼は額に回復効果のある絆創膏をつけている。あの時の傷だとすぐに分かった。
彼は戸惑いの表情を浮かべ、私と目が合った瞬間、そっと目を逸らした。
その仕草が、何よりも痛かった。
(ルシアン様……)
幼い頃から、優しくしてくれた。
身分の違いも、魔法学科という距離も、彼は気にしなかった。 だから私にも笑顔で優しく声をかけてくれたし、話していた。
それなのに、今は――何も言ってくれない。
「娘がそんなことするはずないじゃないか……!」
家族がいる場所で、父の声が震えていた。
父らしく、どうしようもない怒りをどこかにぶつけようと、歯を食いしばり、手は震えていた。
その隣では手を口に当ててただただ泣きじゃくる母。そんな母の肩を掴み、必死に慰めるセシル。
慰めているといっても、セシルの目からは今からでも大粒の涙が落ちてきそうなぐらい涙で溢れていた。
(ごめんなさい…みんな…)
私は3人のあまりにも弱々しい姿を見て、心臓が締め付けられるような感覚を覚えた。
いや、今一番惨めな姿なのは私だけれど。
私のせいではないけど、家族や親友がこんな顔をするなんて絶対に見たくない。
この3人は、国王に私が無実だと必死に訴えてくれていたと聞いた。
しかし、国王からしてみれば大事な息子を傷つけられたのだ。危うく殺されるところだった。だから、聞き入れてもらえず、最後にできることは娘の死を親として、セシルには親友の死を親友として見届けることだと言われたという。少しでも騒げば外に連れて行かれることを最初から警告されていた親達はそこにいても何もできない苦しみに駆られているだろう。
一体誰が仕組んだのか。なぜ私が選ばれたのか。
答えは出ないまま、裁判官の言葉が響く。
「重大な罪状のため、死刑執行はこのあと直ちに行うとする」
ああ…本当に終わるんだ。何だか全てどうでもいい気がしてきた。私は何もできなかった。将来立派な侯爵になるということも。魔法を将来に役立てるということも。それどころか、大切な人みんなを苦しませた。もう悔いたって何もできない。なんならいっそ、早く死んでしまった方がいい。
そう思ったその瞬間――
眩い白光が、視界を覆った。
「……っ!」
何も見えない。何も聞こえない。
ただ、光に包まれて意識を失うー
* * *
「……ここは……?」
目を開けると、天井が見えた。
見慣れた木造の天井。
私は、ベッドの上に横たわっていた。
柔らかな布の感触。窓から差し込む光は、優しくて――
見覚えのあるカーテン。机。棚。
魔法学科の寮、自室。
「……嘘……」
私は、ゆっくりと身体を起こした。
鎖はない。魔法陣もない。
魔力の封印も、感じない。
(死刑……だったはずなのに)
あの裁判所の冷たい空気。
貴族達や同級生の冷たい視線。
ライナーの言葉。ルシアンの沈黙。
母の涙。父の叫び。セシルの震える肩。
全部、夢だった?
――いや、違う。あれは現実だった。
私の記憶は、鮮明すぎるほど鮮明だ。
震える手で机の上のカレンダーを確認する。
日付は――高等部三年生の初日。
あの日。すべてが始まった日。
「……タイムリープ……?」
誰かが助けてくれた?
それとも、私自身の魔力が暴走した? いや、そんな力ないし、第一魔力だってそんなことできるのか分からない。まだ、多くのことが疑問に残る。
でも、確かに私は“戻ってきた”。
私は立ち上がり、部屋の中を見回す。
制服は、昨日準備したままの状態で椅子にかけられている。
鏡に映る自分の顔は、まだ“罪人”ではない。
頬に涙の跡も、絶望の影もない。
(本当に……戻ってきたんだ)
足元がふらつく。
心臓が早鐘のように鳴っている。身体はあの時より断然と軽い。心臓の鼓動だけが異常に高い。
でも、私は生きている。
この世界に、もう一度立っている。
窓の外には、学園の庭が広がっていた。
朝の光が、静かに差し込んでいる。
遠くから、生徒たちの笑い声が聞こえてくる。
(あの未来では、あの3人以外、誰も信じてくれなかった)
ライナーは冷たく突き放した。
ルシアンは目を逸らした。
セシルは涙を堪えていた。
両親は、何もできなかった。
でも今は――まだ、誰も私をそんなふうに見ていない。
まだ、何も起きていない。いつも通りの日常だ。
私は、そっと制服に手を伸ばした。
布の感触が、現実を確かに伝えてくる。
(今なら……やり直せる)
誰が私を陥れたのか。
なぜ、そんなことをしたのか。
そして――どうすれば、未来を変えられるのか。
もう絶対に同じことを繰り返さないために、考える必要は大いにあると思う。
私は、深く息を吸った。
もし神様というものがいるとするなら、まだ私を見捨てていないんだと。そんな変なことも思った。
(今度こそ、真実を掴む)
やっぱり疑問が多く残るけど、それでもこんなことになるのは、私がとても運が良かったからだろう。
「絶対に…今度こそは同じことにはならない…」
そう胸に誓って私は鏡を見て言う。
「必ず私に罪を着せた犯人を探す」
私はこれから自分に降り注いだ試練に立ち向かう気しかなかった。
その言葉が、冷たく、無慈悲に響いた。
石造りの裁判所。高い天井には王家の紋章。
並ぶ貴族たちの視線は、まるで汚物を見るような冷たさだった。それに、学園の生徒達もこぞって軽蔑するような顔で見ている。
私は…あの時、ただ魔法練習場で同じ魔法学科の生徒達と練習していただけだった。ちょうど新しい呪文を習ったので後輩にも指導していた。
王太子であるルシアン様はいつものようにその様子を近くでご覧になられていた。
だがその時、突如闇の光が私の杖から出てルシアン様のところに勢いよく散った。幸いにも、一緒にいたライナーがその逞しい剣技でルシアン様を守ったが、ライナーは庇ったことで背中と腕に全治2ヶ月、ルシアン様も軽傷とはいえ無事では済まなかった。
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私はその後、強制的に駆けつけた剣技学科の生徒達に引きずられ、先生のもとに連れて行かれた。
そして現在に至り、私はただ静かにこの場に立っていた。
両手は魔法封印の鎖に縛られ、足元には魔法陣が刻まれている。
逃げることも、抗うこともできない。
それでも、私は叫ばなかった。泣かなかった。
――泣いても、誰も信じてくれないから。何も変わらないから。
すると背後から聞き覚えのある声が聞こえた。
「当然の結果だな」
その声に、心が凍った。 振り向くとそこにいたのはやはりあの男。
剣技学科のライナー・レオンハルト。
いつも冷静で、私に絶対に心を許さない男。
彼の瞳は、私を見下すように冷たく、感情の欠片もなかった。だが、あの時の傷で腕に包帯を巻いていてライナーはいつもより怒りを表した目をして、私を睨んでいた。
(……ライナー、私じゃないのよ。そう何度も先生に訴えたの。でもあなたとはあれから会えずにいた。弁明する時間がなかったの)
私は彼の言葉に、何も返さなかった。
ただ、胸の奥がじくりと痛んだ。
ライナーとは初等部の頃から一緒にいた。よく言い合い、罵りあい、成績だって競い合った。
たしかに私のことなんて嫌いだと思っていたけど、それでも10年以上共にした仲だった…。
その時、視線を感じてそちらの方を見ると、王太子ルシアンがいた。 彼は額に回復効果のある絆創膏をつけている。あの時の傷だとすぐに分かった。
彼は戸惑いの表情を浮かべ、私と目が合った瞬間、そっと目を逸らした。
その仕草が、何よりも痛かった。
(ルシアン様……)
幼い頃から、優しくしてくれた。
身分の違いも、魔法学科という距離も、彼は気にしなかった。 だから私にも笑顔で優しく声をかけてくれたし、話していた。
それなのに、今は――何も言ってくれない。
「娘がそんなことするはずないじゃないか……!」
家族がいる場所で、父の声が震えていた。
父らしく、どうしようもない怒りをどこかにぶつけようと、歯を食いしばり、手は震えていた。
その隣では手を口に当ててただただ泣きじゃくる母。そんな母の肩を掴み、必死に慰めるセシル。
慰めているといっても、セシルの目からは今からでも大粒の涙が落ちてきそうなぐらい涙で溢れていた。
(ごめんなさい…みんな…)
私は3人のあまりにも弱々しい姿を見て、心臓が締め付けられるような感覚を覚えた。
いや、今一番惨めな姿なのは私だけれど。
私のせいではないけど、家族や親友がこんな顔をするなんて絶対に見たくない。
この3人は、国王に私が無実だと必死に訴えてくれていたと聞いた。
しかし、国王からしてみれば大事な息子を傷つけられたのだ。危うく殺されるところだった。だから、聞き入れてもらえず、最後にできることは娘の死を親として、セシルには親友の死を親友として見届けることだと言われたという。少しでも騒げば外に連れて行かれることを最初から警告されていた親達はそこにいても何もできない苦しみに駆られているだろう。
一体誰が仕組んだのか。なぜ私が選ばれたのか。
答えは出ないまま、裁判官の言葉が響く。
「重大な罪状のため、死刑執行はこのあと直ちに行うとする」
ああ…本当に終わるんだ。何だか全てどうでもいい気がしてきた。私は何もできなかった。将来立派な侯爵になるということも。魔法を将来に役立てるということも。それどころか、大切な人みんなを苦しませた。もう悔いたって何もできない。なんならいっそ、早く死んでしまった方がいい。
そう思ったその瞬間――
眩い白光が、視界を覆った。
「……っ!」
何も見えない。何も聞こえない。
ただ、光に包まれて意識を失うー
* * *
「……ここは……?」
目を開けると、天井が見えた。
見慣れた木造の天井。
私は、ベッドの上に横たわっていた。
柔らかな布の感触。窓から差し込む光は、優しくて――
見覚えのあるカーテン。机。棚。
魔法学科の寮、自室。
「……嘘……」
私は、ゆっくりと身体を起こした。
鎖はない。魔法陣もない。
魔力の封印も、感じない。
(死刑……だったはずなのに)
あの裁判所の冷たい空気。
貴族達や同級生の冷たい視線。
ライナーの言葉。ルシアンの沈黙。
母の涙。父の叫び。セシルの震える肩。
全部、夢だった?
――いや、違う。あれは現実だった。
私の記憶は、鮮明すぎるほど鮮明だ。
震える手で机の上のカレンダーを確認する。
日付は――高等部三年生の初日。
あの日。すべてが始まった日。
「……タイムリープ……?」
誰かが助けてくれた?
それとも、私自身の魔力が暴走した? いや、そんな力ないし、第一魔力だってそんなことできるのか分からない。まだ、多くのことが疑問に残る。
でも、確かに私は“戻ってきた”。
私は立ち上がり、部屋の中を見回す。
制服は、昨日準備したままの状態で椅子にかけられている。
鏡に映る自分の顔は、まだ“罪人”ではない。
頬に涙の跡も、絶望の影もない。
(本当に……戻ってきたんだ)
足元がふらつく。
心臓が早鐘のように鳴っている。身体はあの時より断然と軽い。心臓の鼓動だけが異常に高い。
でも、私は生きている。
この世界に、もう一度立っている。
窓の外には、学園の庭が広がっていた。
朝の光が、静かに差し込んでいる。
遠くから、生徒たちの笑い声が聞こえてくる。
(あの未来では、あの3人以外、誰も信じてくれなかった)
ライナーは冷たく突き放した。
ルシアンは目を逸らした。
セシルは涙を堪えていた。
両親は、何もできなかった。
でも今は――まだ、誰も私をそんなふうに見ていない。
まだ、何も起きていない。いつも通りの日常だ。
私は、そっと制服に手を伸ばした。
布の感触が、現実を確かに伝えてくる。
(今なら……やり直せる)
誰が私を陥れたのか。
なぜ、そんなことをしたのか。
そして――どうすれば、未来を変えられるのか。
もう絶対に同じことを繰り返さないために、考える必要は大いにあると思う。
私は、深く息を吸った。
もし神様というものがいるとするなら、まだ私を見捨てていないんだと。そんな変なことも思った。
(今度こそ、真実を掴む)
やっぱり疑問が多く残るけど、それでもこんなことになるのは、私がとても運が良かったからだろう。
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