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秋
4歳児かわいいよ4歳児
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俺は、ポテトチップスしあわせバター味を食べていた。
「おいしい」
俺。
「あまいのう」
まる。
俺はまるを見る。
うーん。
まるに手を出すべきかいなか…。
俺はプレミア厶とんカツを食べながら考えた。
うーん。
でもまあいいや。
俺の脳味噌なんて、こんなものである。
俺はその日、まる達と繁華街に行った。
繁華街からはおいしい食べ物の匂いがする。
「たこやきおいしそうなのじゃー」
まるはご機嫌だ。
俺はまると手を繋いであるいていた。
てんとも。
るたはてんと手を繋いでいる。
「なあまる」
俺はまるに聞いた。
「なんじゃ?」
まる。
「俺の事、好きか?」
「うむ!」
まる。
「じゃあ、俺の子供を、産んでくれるか?」
俺は爆弾発言をした。
「いいよー」
はっきりと断言する、まる。
うーん。
だから、まあいいか。
「まる、必ずお前を幸せにしてやるからな」
俺は言う。
「のじゃ」
まるは笑う。
俺は明石焼きを見せで買い、まるらと食べた。
俺は決めた。
もう迷いはない。
これからは、嫁たちと暮らすと。
勿論、まるを本妻に。
□
夕方。俺は夕飯でシチューを作った。
「おいちい」
まるがいう。
まるもるたもまだ体が小さくて、挿入まではできないんだが…。
いや、てんとはしたが。
まあ、妖狐だし、別にいいか。
俺は正直、大して心配していなかった。
だってさんかくは、4歳児のまるをあたえたんだからな。
18歳でも、20歳でもなく。
それに、俺がさんかくと出会ったとき、さんかくは確か3歳だった筈。
あれから10年。
さんかくは僅か9歳でまるを産んだことになる。
妖狐の常識と、人間の常識は違うのだ。
まあ18歳にならないと妊娠準備が整わないというのは、人間だけの話であって…。
俺は、いつものように、てんやるた達と風呂に入らず、まるとだけ、風呂に入る事にした。
「きゃきゃ」
まるが湯船に、浸かる。
「まる」
俺はまるを抱きしめた。
「あうー」
まるが言う。
幼く、壊れそうな体。
小さな体。
さんかく。
「まる、あいしてるよ」
俺はいう。
「うん、まるも」
まる。
「愛ってさ、みんないずれわかるようになるんだよね」
俺はいう。
世界はどんよりと暗くなり、やがて反転した。
□
翌朝。
朝ごはんから赤飯だった。
「にゃはー」
まるはおにぎりにした赤飯をたべる。
「おいしい?」
俺は聞いた。
「おいち」
まる。
世界は幸福にみちていた。
ところで、俺の家に相変わらず帰ってこない両親の事だが。
はっきりいってその話は、絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対に未来永劫したくない。
「おいしい」
俺。
「あまいのう」
まる。
俺はまるを見る。
うーん。
まるに手を出すべきかいなか…。
俺はプレミア厶とんカツを食べながら考えた。
うーん。
でもまあいいや。
俺の脳味噌なんて、こんなものである。
俺はその日、まる達と繁華街に行った。
繁華街からはおいしい食べ物の匂いがする。
「たこやきおいしそうなのじゃー」
まるはご機嫌だ。
俺はまると手を繋いであるいていた。
てんとも。
るたはてんと手を繋いでいる。
「なあまる」
俺はまるに聞いた。
「なんじゃ?」
まる。
「俺の事、好きか?」
「うむ!」
まる。
「じゃあ、俺の子供を、産んでくれるか?」
俺は爆弾発言をした。
「いいよー」
はっきりと断言する、まる。
うーん。
だから、まあいいか。
「まる、必ずお前を幸せにしてやるからな」
俺は言う。
「のじゃ」
まるは笑う。
俺は明石焼きを見せで買い、まるらと食べた。
俺は決めた。
もう迷いはない。
これからは、嫁たちと暮らすと。
勿論、まるを本妻に。
□
夕方。俺は夕飯でシチューを作った。
「おいちい」
まるがいう。
まるもるたもまだ体が小さくて、挿入まではできないんだが…。
いや、てんとはしたが。
まあ、妖狐だし、別にいいか。
俺は正直、大して心配していなかった。
だってさんかくは、4歳児のまるをあたえたんだからな。
18歳でも、20歳でもなく。
それに、俺がさんかくと出会ったとき、さんかくは確か3歳だった筈。
あれから10年。
さんかくは僅か9歳でまるを産んだことになる。
妖狐の常識と、人間の常識は違うのだ。
まあ18歳にならないと妊娠準備が整わないというのは、人間だけの話であって…。
俺は、いつものように、てんやるた達と風呂に入らず、まるとだけ、風呂に入る事にした。
「きゃきゃ」
まるが湯船に、浸かる。
「まる」
俺はまるを抱きしめた。
「あうー」
まるが言う。
幼く、壊れそうな体。
小さな体。
さんかく。
「まる、あいしてるよ」
俺はいう。
「うん、まるも」
まる。
「愛ってさ、みんないずれわかるようになるんだよね」
俺はいう。
世界はどんよりと暗くなり、やがて反転した。
□
翌朝。
朝ごはんから赤飯だった。
「にゃはー」
まるはおにぎりにした赤飯をたべる。
「おいしい?」
俺は聞いた。
「おいち」
まる。
世界は幸福にみちていた。
ところで、俺の家に相変わらず帰ってこない両親の事だが。
はっきりいってその話は、絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対に未来永劫したくない。
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