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第一章 最早これは呪い? もう呪いとしか思えないでしょうっっ
13 魔王ならぬ元旦那様と私との関係からの攻防とそれから…… Ⅱ
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えーっと端的に言ってエドお兄様はあの後直ぐに、えぇそれはもう超特急で側近のジークを伴いラングハイムへとお帰りになられたわ。
ジークはエドお兄様の側近兼親友なの。
それで以ってエドお兄様とは二歳年上の従兄に当るらしい。
ジークの容姿は焦げ茶色の髪に青い瞳をした長身痩躯のイケメンで、お兄様曰くどうやらかなりのチャラ男らしい。
私の事も幼い頃よりエドお兄様と共に来ていたジークは、にこにこと人懐っこい笑みを浮かべてリーナちゃん呼びだったもの。
最初から……ね。
一応これでも一国の王女なのだけれどな。
そうして何時もの様に私への長々と何時終わるか分からない様な挨拶や、その挨拶中ずーっと一瞬たりとも視線を逸らす事無く私の顔を見つめていると言うのに、今日に限っては挨拶はおろか私の顔を一切見る事もなく、ううんどちらかと言えばエドお兄様は大きな手でご自身のお顔をしっかりと覆われたまま、まるでこの場より一目散に逃げ出した様な変な感じのご退場だった。
まあ私としては特に気にもしてはいないのだけれど……。
ただ少し気になったのはエドお兄様の後ろで両肩を小刻みに揺らし、必死に笑いを堪えているジークの姿。
そんなジークをエドお兄様は振り返る事無く、そしてきっと無詠唱で風魔法を操ったのでしょうね。
遠い空の彼方まで喚き叫ぶジークを遠くへと飛ばしていらしたわ。
また何か……きっとそうジークがエドお兄様の気に障る事でも言ったのかしらね。
それともお茶の飲み過ぎでお花摘みにでも行きたくなったエドお兄様のお邪魔でもしたのかしら。
兎に角お漏らしする前にエドお兄様、無事にお花摘みへ行けるといいのだけれど……。
まあ私としては取り敢えず結果オーライ、またはよくやった偉いぞ私っっ!!
人間死ぬ気になってやれば何だって出来るって事!!
そうまだまだ幼い私だって一応は女――――ですもの。
性別的にはね。
でもその性別的な意味合いの私だって、死ぬ気で女の……勿論可愛い女の子よ。
色気と言うか可愛らしさをこれでもかと掻き集めた結果見事にエドお兄様を追い返せたもの。
もう飛び上がりたいくらい嬉しいっっ。
これで数日は元旦那様……もといエドお兄様のお顔を見なくても済む!!
それでなくとも大きな帝国の第二皇子様、然も后妃様の生んだ息子と言えば普通に考えても次の皇帝候補だったりする訳よね。
それに前世の記憶では后妃様はエドお兄様の幼い頃には既にお亡くなりになって、現皇帝陛下……つまりはエドお兄様のお父様の寵愛を一身に受けた第一側妃の生んだ第一皇子が現在の皇太子だったりする。
でもその皇太子も母親である第一側妃と良く似て――――ってまあそこは親子だものね。
病に臥した皇帝に代わって贅沢三昧に自分の実家と懇意にしている者達を重臣へと勝手に登用したりして、ラングハイムの宮殿内は佞臣奸臣の巣窟となり、あっという間に国内も大荒れに乱れることとなる。
予定ではこれより三年後、確かエドお兄様が18歳となられた時に国を憂えたまだ良心が僅かなりとも残っている臣下達と側妃腹の第三皇子とエドお兄様の実の弟である第四皇子が一致団結し、贅に肥え太った第一側妃と皇太子一派を一掃する。
そうして皇太子となったエドお兄様を見届けるかの様に皇帝陛下は崩御され、弱冠20歳と言う若さでエドお兄様は皇帝へと即位となり、僅か三年で帝国内外を完全に掌握される。
その手腕は遠いアールグレンで聞いた時にはめっちゃ脱帽ものだったのを今もしっかりと覚えている。
あの時の私はまだ次代の女王となるべく、また将来良き為政者になろうと必死に勉学へと勤しんでいたもの。
そうね、ある意味あの時のエドお兄様は為政者としての憧れとお手本の様に私は思っていたわ。
なのにどうして……過去の人生はあんなにも見事に狂ってしまったのかしら。
そして思う。
ほぼほぼ酷似した世界なのに何かにつけ色々と食い違いがあるのは何故っっ!?
ジークはエドお兄様の側近兼親友なの。
それで以ってエドお兄様とは二歳年上の従兄に当るらしい。
ジークの容姿は焦げ茶色の髪に青い瞳をした長身痩躯のイケメンで、お兄様曰くどうやらかなりのチャラ男らしい。
私の事も幼い頃よりエドお兄様と共に来ていたジークは、にこにこと人懐っこい笑みを浮かべてリーナちゃん呼びだったもの。
最初から……ね。
一応これでも一国の王女なのだけれどな。
そうして何時もの様に私への長々と何時終わるか分からない様な挨拶や、その挨拶中ずーっと一瞬たりとも視線を逸らす事無く私の顔を見つめていると言うのに、今日に限っては挨拶はおろか私の顔を一切見る事もなく、ううんどちらかと言えばエドお兄様は大きな手でご自身のお顔をしっかりと覆われたまま、まるでこの場より一目散に逃げ出した様な変な感じのご退場だった。
まあ私としては特に気にもしてはいないのだけれど……。
ただ少し気になったのはエドお兄様の後ろで両肩を小刻みに揺らし、必死に笑いを堪えているジークの姿。
そんなジークをエドお兄様は振り返る事無く、そしてきっと無詠唱で風魔法を操ったのでしょうね。
遠い空の彼方まで喚き叫ぶジークを遠くへと飛ばしていらしたわ。
また何か……きっとそうジークがエドお兄様の気に障る事でも言ったのかしらね。
それともお茶の飲み過ぎでお花摘みにでも行きたくなったエドお兄様のお邪魔でもしたのかしら。
兎に角お漏らしする前にエドお兄様、無事にお花摘みへ行けるといいのだけれど……。
まあ私としては取り敢えず結果オーライ、またはよくやった偉いぞ私っっ!!
人間死ぬ気になってやれば何だって出来るって事!!
そうまだまだ幼い私だって一応は女――――ですもの。
性別的にはね。
でもその性別的な意味合いの私だって、死ぬ気で女の……勿論可愛い女の子よ。
色気と言うか可愛らしさをこれでもかと掻き集めた結果見事にエドお兄様を追い返せたもの。
もう飛び上がりたいくらい嬉しいっっ。
これで数日は元旦那様……もといエドお兄様のお顔を見なくても済む!!
それでなくとも大きな帝国の第二皇子様、然も后妃様の生んだ息子と言えば普通に考えても次の皇帝候補だったりする訳よね。
それに前世の記憶では后妃様はエドお兄様の幼い頃には既にお亡くなりになって、現皇帝陛下……つまりはエドお兄様のお父様の寵愛を一身に受けた第一側妃の生んだ第一皇子が現在の皇太子だったりする。
でもその皇太子も母親である第一側妃と良く似て――――ってまあそこは親子だものね。
病に臥した皇帝に代わって贅沢三昧に自分の実家と懇意にしている者達を重臣へと勝手に登用したりして、ラングハイムの宮殿内は佞臣奸臣の巣窟となり、あっという間に国内も大荒れに乱れることとなる。
予定ではこれより三年後、確かエドお兄様が18歳となられた時に国を憂えたまだ良心が僅かなりとも残っている臣下達と側妃腹の第三皇子とエドお兄様の実の弟である第四皇子が一致団結し、贅に肥え太った第一側妃と皇太子一派を一掃する。
そうして皇太子となったエドお兄様を見届けるかの様に皇帝陛下は崩御され、弱冠20歳と言う若さでエドお兄様は皇帝へと即位となり、僅か三年で帝国内外を完全に掌握される。
その手腕は遠いアールグレンで聞いた時にはめっちゃ脱帽ものだったのを今もしっかりと覚えている。
あの時の私はまだ次代の女王となるべく、また将来良き為政者になろうと必死に勉学へと勤しんでいたもの。
そうね、ある意味あの時のエドお兄様は為政者としての憧れとお手本の様に私は思っていたわ。
なのにどうして……過去の人生はあんなにも見事に狂ってしまったのかしら。
そして思う。
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