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2章 魔法の国ルクレイシア
新しい『先生』 (セイルクside)
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朝、学校のある日に起きる時間に目を覚まして外を見ると、案の定雪が積もっていた。
朝食を終えて外に出てみると、昨日の吹雪が嘘かのように空は晴れていた。
足を踏み出すと、ざくっと雪を踏みしめる音がする。
太陽が出たばかりでまだ寒いからか、全然解ける気配がしない。
足に力を入れて雪に自分の足を食い込ませると、俺のくるぶしが埋まるくらいには積もっていることがわかった。
少し先では朝早くから用務員が道を整備するために火属性の魔法を使っていて、見覚えのある焦茶色の頭が見えた。
ミュゼが手伝っているらしい。
ミュゼは火属性と土属性で珍しい2属性持ちだ。
魔法のコントロールは上手いし実技は首位だし、手伝っているのももっともだった。
昨日の会話を思い出して、俺は気まずくなって寮に戻ろうとした。
「セイルク」
しかし俺は程なくしてミュゼに見つかり、話しかけられてしまった。
半分体を向けてミュゼを見ると、ミュゼは鼻を赤くして立っていた。
いつから手伝っていたのか、30分くらいではないことはわかる。
「……なに」
「今日、どうせ新しい『先生』に会いにいくんでしょ。私も連れてって」
「は?なんで俺がお前も連れて行かなきゃいけないんだよ」
「気になるから」
気になるからクレアを紹介して欲しいというミュゼの目は、嫉妬のような色をしていた。
俺がミュゼにクレアを紹介する理由がない。
俺は寮のほうに体の向きを変えて、何も言わずに立ち去ることにした。
それから学校の授業は早送りのように流れていって、気づいた頃には最後の授業の鐘が鳴っていた。
昨日のことをずっと考え込んでいたからなのか、時間の流れが早い。
多分、今日の授業で魔法実技がなかったのも早く感じた原因かもしれない。
あの時間は苦痛でしかない。
俺は簡単に荷物をまとめて教室を出ていく生徒に倣って出ていく。
日はほとんど傾き、朝より解けて靴底くらいまで積もった雪を踏みながら歩いていく。
大体の生徒はそのまま寮に帰っていくが、俺は敷地外に出て昨日クレアと行った図書館まで行くことにした。
昨日調べ物をすると言って図書館に向かっていたが、俺が色々とやってしまったせいでできないままだと思う。
俺が授業を受けている間にその用を済ませていたら探さないといけない。
図書館に着いて周りを見渡してから俺が中は入ろうとすると、クレアが図書館から出てきた。
相変わらずフードで顔は見えないが、落ち込んでいるように見えた。
「クレア」
「……セイルクさん?お友達と帰りですか?」
俺が話しかけてやっと気づいたクレアは、首を傾げて俺に謎の質問をしてきた。
友達とはいったい誰のことか、俺は後ろを振り返ってやっと気づいた。
ミュゼが俺の跡をつけてきたのだ。
俺の背中からひょっこりと顔を覗かせたミュゼは、いつもの猫を被って笑顔でクレアに話しかけた。
「こんにちは。私、セイルクと同じ学校に通ってるミュゼです。セイルクに新しい『先生』ができたって聞いて、どんな人か見にきたんです」
「『先生』……ですか?」
いまいち、ぴんときていない様子のクレアは俺の方を見て何のことか理解したらしい。
「もしかして昨日の、ですか。てっきりなしになったものだとばかり思っていましたが」
「いや、教えて欲しい。今日はこれを言うために来たんだ」
「……そうですか」
歯切れの良い返事をもらえはしなかったが、一応承諾したようだ。
昨日の気まずい別れ方が嘘かのように普通に話してくれる。
クレアは顎に手を当てて何かを考え込んでいたが、ミュゼが俺とクレアの間に割って入った。
「お姉さん……クレアさん?はセイルクに教えるってことは、魔法が使えるんですよね?
どんな魔法か、見せてくださいよ」
「おい、ミュゼ!」
「なに?魔法を見せてもらうくらいいいでしょう?」
「そうじゃなくて……っ」
俺はミュゼの発言に思わず肩をつかんだが、鋭い目つきで言い返されて口ごもる。
クレアは俯いている。
同じことを俺はクレアに一昨日やった。
あのときも、クレアはためらっていた。
止めようと思ってミュゼに向かってもう一度言おうとしたところで、クレアが「いいですよ」と言って遮った。
いいのか?
俺は驚いてクレアを見るが、表情は見えない。
いったい何を考えているのか。
本人がいいと言ってしまい、俺はミュゼに何も言えなくなり肩から手を離した。
クレアは少し先に歩いて、まだ雪が踏まれず積もったままのところまで行く。
「それでは今からこの辺りの雪を解かします」
クレアはそれだけ言うと自分の指を鳴らした。
次の瞬間、クレアの足もとに大きく、緻密な幾何学模様が描かれた魔法陣が現れた。
魔法陣が現れる速度にミュゼは目を見開いている。
実技の授業でもこんなに早く魔法陣を出す生徒はいない。
ミュゼでさえ時間がかかる。
『解かせ』
クレアの一言で魔法陣が淡く光り、魔法陣の範囲分だけ他の地域と地面を入れ替えたように雪は跡形もなく消えて、乾いた地面が見えていた。
魔法の効果が切れたのか、魔法陣がフッと消えると、クレアは俺たちのもとへ戻ってきた。
「満足ですか?」
「……えっ?あ、ぁ」
突然問いかけられたミュゼは我に返ったように声を発して、異質なものを見る目でクレアを見ていた。
猫を被ることすら忘れているみたいだ。
まだ理解が追いついていない表情で、ミュゼは口を開いた。
「満足、満足です。あまりにも手品、みたいな魔法を見せられて、どうやったのか……種を明かして欲しいくらいです」
「…………」
手品みたいだと、クレアの魔法が言われるのは2回目だ。
俺も、クレアの魔法を手品だと揶揄した。
あのとき、クレアはどうしてたか。
本に伸ばしていた手を引っ込めて下を向いていた気がする。
あのとき先生は俺を諫めた。
それに、昨日はクレアから「思い込みが激しい」と言われた。
あれから考えた、「思い込み」の正体。
どうしてかわからなかったけど、今ならわかる気がする。
「ミュゼ、言い過ぎだ」
俺が話しかけると、ミュゼはバッとこちらを向いて、裏切られたような顔をした。
俺もこんな顔をしてたのだろうか。
「クレアの魔法は、今まで見てきた魔法とは全く違う。でも、威力も速度も何も劣ってないし、何なら勝ってるくらいだ。
手品なんかじゃない、クレアの魔法はれっきとした、魔法らしい魔法だと思う」
「は……、何それ、魔法らしい魔法って……。こんな詠唱も魔法陣もちぐはぐな魔法、魔法の真似ごとでしょう!?
どうして庇うの!」
ミュゼが逆上してしまい、火に油を注ぐだけになってしまった。
俺もまだ少しずつ理解し始めている段階だから、しっかり反論できないのがもどかしい。
「……この国は本当に好きですね、それ」
俺がどうすればいいか思案していると、クレアがぽつりとつぶやいた。
声音から俺たちの会話が鬱陶しいとわかる。
クレアは一度息をついて、また口を開く。
「真似ごとは言い得て妙ですし、どう言ってもいいです。私の魔法はこの国の人からは手品に見えるみたいですし。
とりあえず……今日はもう帰らせてもらいます。
セイルクさんは明日から、あそこの宿まで来てください。魔力コントロールくらいなら教えられると思うので」
その場を切り上げるために言ったようにも聞こえる震えた声でクレアはそう伝えて立ち去ろうとする。
ミュゼはまた呆然としていたが、クレアが俺に対して指示を出すと肩を揺らしてクレアの方を見つめていた。
俺もクレアが教えてくれることに驚いて呆然としてしまった。
ただ動ぜずのクレアはそのまま立ち去ろうとして、ミュゼを見て少し笑った。
「……そんなに睨まないでください。別に取って食おうと思ってません」
「なっ……」
「では」
本当に俺と同い年か疑うほどにクレアはミュゼを圧倒して帰って行った。
朝食を終えて外に出てみると、昨日の吹雪が嘘かのように空は晴れていた。
足を踏み出すと、ざくっと雪を踏みしめる音がする。
太陽が出たばかりでまだ寒いからか、全然解ける気配がしない。
足に力を入れて雪に自分の足を食い込ませると、俺のくるぶしが埋まるくらいには積もっていることがわかった。
少し先では朝早くから用務員が道を整備するために火属性の魔法を使っていて、見覚えのある焦茶色の頭が見えた。
ミュゼが手伝っているらしい。
ミュゼは火属性と土属性で珍しい2属性持ちだ。
魔法のコントロールは上手いし実技は首位だし、手伝っているのももっともだった。
昨日の会話を思い出して、俺は気まずくなって寮に戻ろうとした。
「セイルク」
しかし俺は程なくしてミュゼに見つかり、話しかけられてしまった。
半分体を向けてミュゼを見ると、ミュゼは鼻を赤くして立っていた。
いつから手伝っていたのか、30分くらいではないことはわかる。
「……なに」
「今日、どうせ新しい『先生』に会いにいくんでしょ。私も連れてって」
「は?なんで俺がお前も連れて行かなきゃいけないんだよ」
「気になるから」
気になるからクレアを紹介して欲しいというミュゼの目は、嫉妬のような色をしていた。
俺がミュゼにクレアを紹介する理由がない。
俺は寮のほうに体の向きを変えて、何も言わずに立ち去ることにした。
それから学校の授業は早送りのように流れていって、気づいた頃には最後の授業の鐘が鳴っていた。
昨日のことをずっと考え込んでいたからなのか、時間の流れが早い。
多分、今日の授業で魔法実技がなかったのも早く感じた原因かもしれない。
あの時間は苦痛でしかない。
俺は簡単に荷物をまとめて教室を出ていく生徒に倣って出ていく。
日はほとんど傾き、朝より解けて靴底くらいまで積もった雪を踏みながら歩いていく。
大体の生徒はそのまま寮に帰っていくが、俺は敷地外に出て昨日クレアと行った図書館まで行くことにした。
昨日調べ物をすると言って図書館に向かっていたが、俺が色々とやってしまったせいでできないままだと思う。
俺が授業を受けている間にその用を済ませていたら探さないといけない。
図書館に着いて周りを見渡してから俺が中は入ろうとすると、クレアが図書館から出てきた。
相変わらずフードで顔は見えないが、落ち込んでいるように見えた。
「クレア」
「……セイルクさん?お友達と帰りですか?」
俺が話しかけてやっと気づいたクレアは、首を傾げて俺に謎の質問をしてきた。
友達とはいったい誰のことか、俺は後ろを振り返ってやっと気づいた。
ミュゼが俺の跡をつけてきたのだ。
俺の背中からひょっこりと顔を覗かせたミュゼは、いつもの猫を被って笑顔でクレアに話しかけた。
「こんにちは。私、セイルクと同じ学校に通ってるミュゼです。セイルクに新しい『先生』ができたって聞いて、どんな人か見にきたんです」
「『先生』……ですか?」
いまいち、ぴんときていない様子のクレアは俺の方を見て何のことか理解したらしい。
「もしかして昨日の、ですか。てっきりなしになったものだとばかり思っていましたが」
「いや、教えて欲しい。今日はこれを言うために来たんだ」
「……そうですか」
歯切れの良い返事をもらえはしなかったが、一応承諾したようだ。
昨日の気まずい別れ方が嘘かのように普通に話してくれる。
クレアは顎に手を当てて何かを考え込んでいたが、ミュゼが俺とクレアの間に割って入った。
「お姉さん……クレアさん?はセイルクに教えるってことは、魔法が使えるんですよね?
どんな魔法か、見せてくださいよ」
「おい、ミュゼ!」
「なに?魔法を見せてもらうくらいいいでしょう?」
「そうじゃなくて……っ」
俺はミュゼの発言に思わず肩をつかんだが、鋭い目つきで言い返されて口ごもる。
クレアは俯いている。
同じことを俺はクレアに一昨日やった。
あのときも、クレアはためらっていた。
止めようと思ってミュゼに向かってもう一度言おうとしたところで、クレアが「いいですよ」と言って遮った。
いいのか?
俺は驚いてクレアを見るが、表情は見えない。
いったい何を考えているのか。
本人がいいと言ってしまい、俺はミュゼに何も言えなくなり肩から手を離した。
クレアは少し先に歩いて、まだ雪が踏まれず積もったままのところまで行く。
「それでは今からこの辺りの雪を解かします」
クレアはそれだけ言うと自分の指を鳴らした。
次の瞬間、クレアの足もとに大きく、緻密な幾何学模様が描かれた魔法陣が現れた。
魔法陣が現れる速度にミュゼは目を見開いている。
実技の授業でもこんなに早く魔法陣を出す生徒はいない。
ミュゼでさえ時間がかかる。
『解かせ』
クレアの一言で魔法陣が淡く光り、魔法陣の範囲分だけ他の地域と地面を入れ替えたように雪は跡形もなく消えて、乾いた地面が見えていた。
魔法の効果が切れたのか、魔法陣がフッと消えると、クレアは俺たちのもとへ戻ってきた。
「満足ですか?」
「……えっ?あ、ぁ」
突然問いかけられたミュゼは我に返ったように声を発して、異質なものを見る目でクレアを見ていた。
猫を被ることすら忘れているみたいだ。
まだ理解が追いついていない表情で、ミュゼは口を開いた。
「満足、満足です。あまりにも手品、みたいな魔法を見せられて、どうやったのか……種を明かして欲しいくらいです」
「…………」
手品みたいだと、クレアの魔法が言われるのは2回目だ。
俺も、クレアの魔法を手品だと揶揄した。
あのとき、クレアはどうしてたか。
本に伸ばしていた手を引っ込めて下を向いていた気がする。
あのとき先生は俺を諫めた。
それに、昨日はクレアから「思い込みが激しい」と言われた。
あれから考えた、「思い込み」の正体。
どうしてかわからなかったけど、今ならわかる気がする。
「ミュゼ、言い過ぎだ」
俺が話しかけると、ミュゼはバッとこちらを向いて、裏切られたような顔をした。
俺もこんな顔をしてたのだろうか。
「クレアの魔法は、今まで見てきた魔法とは全く違う。でも、威力も速度も何も劣ってないし、何なら勝ってるくらいだ。
手品なんかじゃない、クレアの魔法はれっきとした、魔法らしい魔法だと思う」
「は……、何それ、魔法らしい魔法って……。こんな詠唱も魔法陣もちぐはぐな魔法、魔法の真似ごとでしょう!?
どうして庇うの!」
ミュゼが逆上してしまい、火に油を注ぐだけになってしまった。
俺もまだ少しずつ理解し始めている段階だから、しっかり反論できないのがもどかしい。
「……この国は本当に好きですね、それ」
俺がどうすればいいか思案していると、クレアがぽつりとつぶやいた。
声音から俺たちの会話が鬱陶しいとわかる。
クレアは一度息をついて、また口を開く。
「真似ごとは言い得て妙ですし、どう言ってもいいです。私の魔法はこの国の人からは手品に見えるみたいですし。
とりあえず……今日はもう帰らせてもらいます。
セイルクさんは明日から、あそこの宿まで来てください。魔力コントロールくらいなら教えられると思うので」
その場を切り上げるために言ったようにも聞こえる震えた声でクレアはそう伝えて立ち去ろうとする。
ミュゼはまた呆然としていたが、クレアが俺に対して指示を出すと肩を揺らしてクレアの方を見つめていた。
俺もクレアが教えてくれることに驚いて呆然としてしまった。
ただ動ぜずのクレアはそのまま立ち去ろうとして、ミュゼを見て少し笑った。
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