4 / 5
第3話『所有権』
しおりを挟む
授業が始まるのは明日かららしいーーー。
私とノラはグラドラさんに、人間界で生活する為のルールを教え込まれていた。
*人間と共に人間の食べ物を食べることは社会勉強として必要なことだけど、それだけでは悪魔に必要な栄養素が足りない。そこで、Aくま組のロビーで、血や生肉やヤモリなどの食料は配布される。(注:ドラキュラは人間食に含まれるニンニクは食べてはならない。
*悪魔としての魔力は魔界の扉をくぐった時点でほぼほぼ無くなっているものの、それでも通常の人間よりも遥かに身体能力は優れている。人間の命を奪ったり、許可なく生き血を吸うことは重罪なので、絶対にしてはいけない。尚、重罪を犯した場合、グラドラさんが責任を持って即処刑を行う。(注:悪魔としての魔力は、魔界に戻ることで元に戻る
*Aくま組は、1年~3年まである。Aくま組は悪魔だけで構成されているが、課外活動や休み時間、部活動や交友活動などでは自由に人間と関わりを持つことができる。尚、人間に正体がバレてしまった時点で、魔界へ強制送還される。(注:強制送還された悪魔の記憶は、人間は綺麗さっぱり忘れる
*3年間を通して人間社会を学ぶと共に、その後の魔界社会で役に立つスキルを身につけることになる。3年をもって卒業となるものの、必要単位数が足りない場合は、留年扱いとなり、最大9年間在籍できる。尚、時間軸が違うので、途中で魔界に帰ることは許されない。
グラドラさんが、低く渋い、抑揚のない声で淡々と説明書類を読み上げていく。優秀な人ならすぐにその場で話を理解し、適宜質問して情報の把握漏れのないように努めるんだろうけど、生憎私にはその能力は皆無だ。
グラドラさんから支給されたメモ帳に、ペンでなんとか書き記すので精一杯だった。
ノラなんて、せっかく貰ったメモ帳に一切書き込むこともなく窓の外を見ている。恐らく私よりもアホなくせに、努力もしようとしない正真正銘のアホなんだなぁと横目で睨んだ。
「とりあえず私からの説明したは以上になります‥。尚、私は基本的に8時から17時まではこのロビーにおりますので‥分からないことがあればその都度質問してください」
「は、はい」
「あー、伝えそびれていましたが‥
悪魔としての魔力はほぼなくなっているものの‥悪魔としての生理的現象はなくなってはいません。
例えば‥狼男ならば月を見れば変身してしまうし、ドラキュラならば血を見れば興奮してしまう。サキュバスならば無意識のうちに異性を魅了してしまいます」
「えっ!」
正直私は、今までほとんど家から離れることもなく、人間界に来たのも今回が初めてだ。
ハーフと言えどもサキュバスの血が流れているものの、誰かを魅了した経験はない。
でも、グラドラさんの言う通りならば‥
サキュドラだけど、それでも少なからずモテモテうふふの薔薇色生活が‥
「‥しかし不思議ですねぇ。マーベルさん、ハーフだからでしょうか?貴女からは一切、異性を魅了するサキュバス特有の香りがありませんね」
「ふぁ?!」
「くくっ」
「笑ってんじゃないよこの冷徹男!」
「まぁマーベルさん、貴女は魔界でも恵れた環境で育っています。悪魔としての力が必要なかったからこそ、その力がまだ芽生えていないのかもしれませんね」
「はぁ‥」
「明日からの学校生活の流れなどは、先ほど渡した資料に書かれております。持ち物などの最低限のものは既に部屋に準備されております‥
18時に配給として血などを配りますので、18時にまたロビーにいらしてください」
「‥わかりました」
グラドラさんは、深々と頭を下げた。
私も慌てて頭を下げる。
ノラは軽く頭を下げて早速部屋に入っていった。
重罪を犯した場合は、グラドラさんが責任を持って即処刑と言っていた。
ノラは、本当に重罪を犯す気なんだろうか。
大昔の魔界に戻すというのは、本気で言ってるんだろうか。
‥まぁ、グラドラさんが即処刑してくれるのであれば、人間界に送り込んだお父さんまで罪に問われることはないかもしれない。
見張りは続けるけど‥お父さんが罪に問われないのであれば、ノラがどうなろうと私には関係ない。
‥はぁ。
自分自身がグウタラで、イヤイヤこの生活が始まるというのに‥
ノラのせいで、真面目に勉強しなきゃいけないような気持ちになってしまうのがまず気に食わない。
遅れて910号室に入る。
入ってすぐにシューズケースがあり、新品のローファーが二足置かれていた。
玄関はそこまで広くはないけれど、タイル張りで小綺麗な感じだ。
右手には脱衣所とシャワールームがあり、左手にはトイレ。
‥脱衣所に洗濯機まで置いてある。人間文化が好きなお父さんとお母さんのおかげで、実家は人間の家電ばかりだ。操作方法はかろうじて知ってるけど‥
やったことはほぼない。
廊下の突き当たりはリビングとキッチン、ダイニングがある。広さで言ったら10畳ほど。家具家電付きで無償なんだから、贅沢な話だ。
リビングの奥にはもうひとつ扉があった。
そっと開けると、そこは6畳程のスペース。シングルベッドがすでに置かれていて、ここは寝室だということがわかった。
「‥ねぇ」
「‥‥なに?」
「なんで勝手にベッドで寝てるわけ?!」
「ここは俺とお前の家だ。俺がどこで寝ようと勝手だろ」
「いや‥いやいやいやいや、元々は私1人のスペースのはずなの。そこにあんたが急に来たの。仮にも私は女の子なんだから、私にベッド譲るのが普通でしょ?!」
「え‥」
「え、ってなによ!」
「お前‥女だったの?」
「はぁ?!」
「色気なさすぎて気付かなかったわ」
「はあああ?!」
むかつく!!むかつくむかつくむかつく!!
馬鹿にしやがって!!
ドンドンと大きな足音を鳴らして、ノラに近づいた。
ノラはぼーっとやる気のなさそうな顔で私を見たまま。
口で優しく言っているうちに言うこと聞けないんだから、もうやることは決まっている。
実力行使だ‥!!
この世は弱肉強食。あばよ、ノラ。
ノラの襟首を両手でグイッと掴み上げる。
ノラは変わらず、無気力のままだ。
ふと、ノラが私の後頭部に手を当てた。
そして、思いっきりーーー
グイッと頭を押されたのである。
簡単に言えば、ベッドの上でとりあえず超至近距離なのだ。私の首筋に、ノラの息が当たるほどの。
「な、な、なにするのよ!」
「‥‥ほんっと」
「?!?!」
「何の香りもしねーな」
「はあ?!」
両腕に力を入れて、無理矢理ノラから体を引き剥がした。とりあえず鳩尾に思いっきり拳を振り下ろし、私は寝室を後にしたのであった。
ーーーどうにかして、ベッドの所有権を奪い返さなければ‥。
私の思考は、明日からの学校生活への不安などではなく、ノラに対する敵意で埋め尽くされていたのである。
私とノラはグラドラさんに、人間界で生活する為のルールを教え込まれていた。
*人間と共に人間の食べ物を食べることは社会勉強として必要なことだけど、それだけでは悪魔に必要な栄養素が足りない。そこで、Aくま組のロビーで、血や生肉やヤモリなどの食料は配布される。(注:ドラキュラは人間食に含まれるニンニクは食べてはならない。
*悪魔としての魔力は魔界の扉をくぐった時点でほぼほぼ無くなっているものの、それでも通常の人間よりも遥かに身体能力は優れている。人間の命を奪ったり、許可なく生き血を吸うことは重罪なので、絶対にしてはいけない。尚、重罪を犯した場合、グラドラさんが責任を持って即処刑を行う。(注:悪魔としての魔力は、魔界に戻ることで元に戻る
*Aくま組は、1年~3年まである。Aくま組は悪魔だけで構成されているが、課外活動や休み時間、部活動や交友活動などでは自由に人間と関わりを持つことができる。尚、人間に正体がバレてしまった時点で、魔界へ強制送還される。(注:強制送還された悪魔の記憶は、人間は綺麗さっぱり忘れる
*3年間を通して人間社会を学ぶと共に、その後の魔界社会で役に立つスキルを身につけることになる。3年をもって卒業となるものの、必要単位数が足りない場合は、留年扱いとなり、最大9年間在籍できる。尚、時間軸が違うので、途中で魔界に帰ることは許されない。
グラドラさんが、低く渋い、抑揚のない声で淡々と説明書類を読み上げていく。優秀な人ならすぐにその場で話を理解し、適宜質問して情報の把握漏れのないように努めるんだろうけど、生憎私にはその能力は皆無だ。
グラドラさんから支給されたメモ帳に、ペンでなんとか書き記すので精一杯だった。
ノラなんて、せっかく貰ったメモ帳に一切書き込むこともなく窓の外を見ている。恐らく私よりもアホなくせに、努力もしようとしない正真正銘のアホなんだなぁと横目で睨んだ。
「とりあえず私からの説明したは以上になります‥。尚、私は基本的に8時から17時まではこのロビーにおりますので‥分からないことがあればその都度質問してください」
「は、はい」
「あー、伝えそびれていましたが‥
悪魔としての魔力はほぼなくなっているものの‥悪魔としての生理的現象はなくなってはいません。
例えば‥狼男ならば月を見れば変身してしまうし、ドラキュラならば血を見れば興奮してしまう。サキュバスならば無意識のうちに異性を魅了してしまいます」
「えっ!」
正直私は、今までほとんど家から離れることもなく、人間界に来たのも今回が初めてだ。
ハーフと言えどもサキュバスの血が流れているものの、誰かを魅了した経験はない。
でも、グラドラさんの言う通りならば‥
サキュドラだけど、それでも少なからずモテモテうふふの薔薇色生活が‥
「‥しかし不思議ですねぇ。マーベルさん、ハーフだからでしょうか?貴女からは一切、異性を魅了するサキュバス特有の香りがありませんね」
「ふぁ?!」
「くくっ」
「笑ってんじゃないよこの冷徹男!」
「まぁマーベルさん、貴女は魔界でも恵れた環境で育っています。悪魔としての力が必要なかったからこそ、その力がまだ芽生えていないのかもしれませんね」
「はぁ‥」
「明日からの学校生活の流れなどは、先ほど渡した資料に書かれております。持ち物などの最低限のものは既に部屋に準備されております‥
18時に配給として血などを配りますので、18時にまたロビーにいらしてください」
「‥わかりました」
グラドラさんは、深々と頭を下げた。
私も慌てて頭を下げる。
ノラは軽く頭を下げて早速部屋に入っていった。
重罪を犯した場合は、グラドラさんが責任を持って即処刑と言っていた。
ノラは、本当に重罪を犯す気なんだろうか。
大昔の魔界に戻すというのは、本気で言ってるんだろうか。
‥まぁ、グラドラさんが即処刑してくれるのであれば、人間界に送り込んだお父さんまで罪に問われることはないかもしれない。
見張りは続けるけど‥お父さんが罪に問われないのであれば、ノラがどうなろうと私には関係ない。
‥はぁ。
自分自身がグウタラで、イヤイヤこの生活が始まるというのに‥
ノラのせいで、真面目に勉強しなきゃいけないような気持ちになってしまうのがまず気に食わない。
遅れて910号室に入る。
入ってすぐにシューズケースがあり、新品のローファーが二足置かれていた。
玄関はそこまで広くはないけれど、タイル張りで小綺麗な感じだ。
右手には脱衣所とシャワールームがあり、左手にはトイレ。
‥脱衣所に洗濯機まで置いてある。人間文化が好きなお父さんとお母さんのおかげで、実家は人間の家電ばかりだ。操作方法はかろうじて知ってるけど‥
やったことはほぼない。
廊下の突き当たりはリビングとキッチン、ダイニングがある。広さで言ったら10畳ほど。家具家電付きで無償なんだから、贅沢な話だ。
リビングの奥にはもうひとつ扉があった。
そっと開けると、そこは6畳程のスペース。シングルベッドがすでに置かれていて、ここは寝室だということがわかった。
「‥ねぇ」
「‥‥なに?」
「なんで勝手にベッドで寝てるわけ?!」
「ここは俺とお前の家だ。俺がどこで寝ようと勝手だろ」
「いや‥いやいやいやいや、元々は私1人のスペースのはずなの。そこにあんたが急に来たの。仮にも私は女の子なんだから、私にベッド譲るのが普通でしょ?!」
「え‥」
「え、ってなによ!」
「お前‥女だったの?」
「はぁ?!」
「色気なさすぎて気付かなかったわ」
「はあああ?!」
むかつく!!むかつくむかつくむかつく!!
馬鹿にしやがって!!
ドンドンと大きな足音を鳴らして、ノラに近づいた。
ノラはぼーっとやる気のなさそうな顔で私を見たまま。
口で優しく言っているうちに言うこと聞けないんだから、もうやることは決まっている。
実力行使だ‥!!
この世は弱肉強食。あばよ、ノラ。
ノラの襟首を両手でグイッと掴み上げる。
ノラは変わらず、無気力のままだ。
ふと、ノラが私の後頭部に手を当てた。
そして、思いっきりーーー
グイッと頭を押されたのである。
簡単に言えば、ベッドの上でとりあえず超至近距離なのだ。私の首筋に、ノラの息が当たるほどの。
「な、な、なにするのよ!」
「‥‥ほんっと」
「?!?!」
「何の香りもしねーな」
「はあ?!」
両腕に力を入れて、無理矢理ノラから体を引き剥がした。とりあえず鳩尾に思いっきり拳を振り下ろし、私は寝室を後にしたのであった。
ーーーどうにかして、ベッドの所有権を奪い返さなければ‥。
私の思考は、明日からの学校生活への不安などではなく、ノラに対する敵意で埋め尽くされていたのである。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる