259 / 351
大黒屋金融本店
しおりを挟む
大黒屋金融は高利貸しの金融屋である。法律ギリギリで貸したりして合法的な仕事もしているがそうでない仕事もしている
ある程度の知識と力のある客だと合法的ギリギリで貸付るが、相手が弱者だと容赦ない
ミナミの帝王顔負けのえげつない仕事をする
法に触れる商売なので本店や支店はすぐに移転する
屋号も大黒屋だったり武州屋だったりと改名する。リゾートの人間ら取引先は最初の屋号の大黒屋で通している
この大黒屋のえげつないのは貸付に際して相手の支払い能力を借主や連帯保証人の人身売買を考慮しているところか
まともに支払い能力のある人間はわざわざ非合法な金融屋から借り入れを考えない
低金利の昨今、銀行などのまともな金融機関から借りるものである
そのような銀行や信用金庫から借り入れのできない、つまり融資を断られる人はサラ金などの合法的な金融屋から借り入れることになる
そこでさえ融資を断る人が行き着くのはヤミ金など非合法な金融屋である
国の定める金利を大幅に超える法外な利息を払わせる
もちろん、合法的な金融機関から断られるような人が法外な金利を支払えるはずもなく破綻する
借主や連帯保証人が若くて綺麗な女子なら風俗店に沈める
男子なら……。奴隷島リゾートの出番である
大黒屋の応接室のソファーに若い兄妹が小さくなって座っている
「あんたの両親が残した借金どうするつもりだ?」
強面の社員が未成年の兄妹を責める
この2人の兄妹の両親が大黒屋に金を借りて亡くなったらしい
もちろん、
「相続放棄します」
と宣言して法的な手続きをしたらそれまでである
しかしこの2人の兄妹にそんな知識はなかった
「高校を辞めて働きます。そして少しずつお支払いします」
兄が言う。妹も
「私も来年、中学を卒業したら働いて兄と一緒に少しお返しします」
と、兄に続いた
「おいおい、中卒で働いて返せる額だと思ってるんか?」
言葉が標準語なだけでしてることはミナミの帝王と変わらない
「お前にはマグロ漁船にでも乗って貰うか!しかしそんな華奢な身体だとなぁ」
と、言いながらもう奴隷島リゾートに売ることに決めている
「妹は風俗店に沈んでもらうしかないな。18未満でも身体を売らせる悪い店もあるから。妹は高く売れそうだ」
「妹は止めて下さい」
兄はまだ中学生の妹が性を売るのを放置できなかった
「しかし華奢なお前をマグロ漁船に売っても返せないからな」
そう言ったところで今まで黙っていたもう1人が口を開く
「どうしても妹には身体を売らせたくないならお前が身体を売るか?」
と、言う。性奴隷として年配者が多い男性客に性を売ることを選ぶなら妹には高校を卒業させてやる。いかがわしいことはさせない。と、言った
「2つから選べよ。一つは兄はマグロ漁船で妹は風俗。今一つは妹は中学を卒業して高校生になる代わり兄は性奴隷として売られる」
頑張ったら数年で戻れると大黒屋の社員が言った
「僕が身体を売ります」
兄は妹を庇いそう言った。妹は泣き崩れて何も言えなくなっていた
社員は財布から一万円札を数枚出し、
「これで今日は兄妹で美味いものでも食べて来い。見張りは付けてるから逃げようとは考えるなよ!」
「お兄ちゃんよ、明日昼までにここに戻って来い」
久しぶりに手に触れる一万円札を愛おしそうに触れる兄は妹を連れて街に消えた。明日は奴隷ボーイになる少年であった
ある程度の知識と力のある客だと合法的ギリギリで貸付るが、相手が弱者だと容赦ない
ミナミの帝王顔負けのえげつない仕事をする
法に触れる商売なので本店や支店はすぐに移転する
屋号も大黒屋だったり武州屋だったりと改名する。リゾートの人間ら取引先は最初の屋号の大黒屋で通している
この大黒屋のえげつないのは貸付に際して相手の支払い能力を借主や連帯保証人の人身売買を考慮しているところか
まともに支払い能力のある人間はわざわざ非合法な金融屋から借り入れを考えない
低金利の昨今、銀行などのまともな金融機関から借りるものである
そのような銀行や信用金庫から借り入れのできない、つまり融資を断られる人はサラ金などの合法的な金融屋から借り入れることになる
そこでさえ融資を断る人が行き着くのはヤミ金など非合法な金融屋である
国の定める金利を大幅に超える法外な利息を払わせる
もちろん、合法的な金融機関から断られるような人が法外な金利を支払えるはずもなく破綻する
借主や連帯保証人が若くて綺麗な女子なら風俗店に沈める
男子なら……。奴隷島リゾートの出番である
大黒屋の応接室のソファーに若い兄妹が小さくなって座っている
「あんたの両親が残した借金どうするつもりだ?」
強面の社員が未成年の兄妹を責める
この2人の兄妹の両親が大黒屋に金を借りて亡くなったらしい
もちろん、
「相続放棄します」
と宣言して法的な手続きをしたらそれまでである
しかしこの2人の兄妹にそんな知識はなかった
「高校を辞めて働きます。そして少しずつお支払いします」
兄が言う。妹も
「私も来年、中学を卒業したら働いて兄と一緒に少しお返しします」
と、兄に続いた
「おいおい、中卒で働いて返せる額だと思ってるんか?」
言葉が標準語なだけでしてることはミナミの帝王と変わらない
「お前にはマグロ漁船にでも乗って貰うか!しかしそんな華奢な身体だとなぁ」
と、言いながらもう奴隷島リゾートに売ることに決めている
「妹は風俗店に沈んでもらうしかないな。18未満でも身体を売らせる悪い店もあるから。妹は高く売れそうだ」
「妹は止めて下さい」
兄はまだ中学生の妹が性を売るのを放置できなかった
「しかし華奢なお前をマグロ漁船に売っても返せないからな」
そう言ったところで今まで黙っていたもう1人が口を開く
「どうしても妹には身体を売らせたくないならお前が身体を売るか?」
と、言う。性奴隷として年配者が多い男性客に性を売ることを選ぶなら妹には高校を卒業させてやる。いかがわしいことはさせない。と、言った
「2つから選べよ。一つは兄はマグロ漁船で妹は風俗。今一つは妹は中学を卒業して高校生になる代わり兄は性奴隷として売られる」
頑張ったら数年で戻れると大黒屋の社員が言った
「僕が身体を売ります」
兄は妹を庇いそう言った。妹は泣き崩れて何も言えなくなっていた
社員は財布から一万円札を数枚出し、
「これで今日は兄妹で美味いものでも食べて来い。見張りは付けてるから逃げようとは考えるなよ!」
「お兄ちゃんよ、明日昼までにここに戻って来い」
久しぶりに手に触れる一万円札を愛おしそうに触れる兄は妹を連れて街に消えた。明日は奴隷ボーイになる少年であった
21
あなたにおすすめの小説
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる