奴隷島の青年たち

KEYちゃん

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保と涼介のハロウィン(その2)

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久しぶりな気がする
涼介が保の家でお泊りしたのは先々週の週末。先週末は慎太郎が帰宅していて涼介は遅くに慎太郎の車で自宅に送られた
先々週末は慎太郎は出張で東京か横浜に行って不在だった。涼介がお泊りした
本当は毎日でも一緒にいたい
風呂上がりにコーラーの2リットルペットボトルを冷蔵庫から取り出しグラスに注いだ
「どうぞ」
ストローを添えたが涼介はグラスに口を付けた
保はストローをグラスに指した
「毎日、一緒にいたいね?」
保が言い出した
「なぁ」
涼介は笑顔で返した
「大学、少し遠いところに行こうか?」
保が言う。進学先は自由に決めるように慎太郎に言われている
「え?なんで………」
涼介は保の言ってることが解らなかった。京都のそう、純也と同じ名門私大が第一志望だった
保は東京の旧一万円札の大学志望だった
「だって下宿したいから……」
「いやいや、保と同じ大学は行けないよ」
成績は保の方が良い。もう少し頑張らないと第一志望も危ない
別に同じ大学でなくても東京の大学なら2人とも下宿することになる。毎日一緒におれる!
「なるほど!」
京都の大学に一緒に行っても2人とも自宅通学になると思う。2人は阪急宝塚本線沿線だから少し京都は遠いけど私大の学費を出して貰って下宿も!とは言いにくい
「東京の大学とか地理よう解らんからまたゆっくりと考えるわ」
コーラーを飲みきった涼介が応じた。大学生になった2人を思い浮かべてみる
学校生活は一気に変わる気がする。自由な学校、少し大人な自分、そしていつも保と一緒
「でも、すごく良い!」
しかし………!
「それよりも!」
背の高い涼介が小柄な保に覆い被さった
「保、確保!」
保は苦しくて何か言おうとするが涼介は無視してベッドルームに連れて行った。大学生になって毎日、保と一緒に暮らすのを想像して少し興奮してしまったのだ。軽々と保を抱きかかえた
「降ろして」
と言う保の頼みは全く聞く気はない。保は言いながらも大して抵抗しなかった。嬉しいからである
その証拠に涼介が保をベッドに降ろして唇を重ねてきたがそのまま目を瞑って受け入れた
涼介のキスは美味しい。保は涼介にキスされるのが大好きだった。学校でもずっとしてたいけど教師とかに見つかったら面倒になりそうで自粛している
「保はエッチだなぁ」
涼介は重ねた唇を離して言う
「なんで?」
保の反論に涼介は保の股間を握る
「ほれ、こんなにおチンコ大きくしているやん!」
保は顔を赤らめ
「アホ~」
と、言い返した
涼介は保の弱点を良く知っている。首筋を舐めて息を吹きかけてやると憎まれ口も叩けなくなる
ハッピーハロウィン!!
2人は心で叫ぶのであった。夜の帳の中、2人は一つになって溶けていった




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