奴隷島の青年たち

KEYちゃん

文字の大きさ
357 / 491

小太郎(もみじ饅頭)と葵(C35号)と桃香(葵の妹)

しおりを挟む
通路の両端にゴールドのメンバーが控え拍手で見送ってくれた
奴隷ボーイたちの見送りの最後列に調教師の大輝が立っていた
小さな紙袋を葵のポケモンに入れた
「これ、俊介と他の調教師からのお餞別。内緒の小遣いにして」
これから小太郎には言いにくい小遣いも出てくるかも知れない
「ありがとうございます」
葵は大輝の耳元で礼を言った
「ここでのことは忘れて幸せになりなよ」
大輝はそっと葵に言った
多分、忘れることはできないだろうけどね………。葵は思った

フロントの前を通る。ここまでは何度かお客様をお見送りしたこともある
玄関ドアーの前に万引き防止ゲートのような装置がある
首輪や貞操帯にセットされた発信器がこの前を通過すると警告音とともに玄関ドアーが施錠それる
ゲートを恐る恐る通過する葵を見て、お見送りの一ノ瀬が笑った
「大丈夫ですよ。葵君」
言葉遣いも優しい。もう奴隷ボーイじゃないから突然なのか?
何ごともなくゲートを通過するとドアボーイが玄関ドアーを開けてくれた。荷物を船着き場まで乗る車に載せてくれた

 この船に乗って来た。もっとも来る時は船底で木箱に閉じ込められて来た
 あの時は一生、この島からは出られないと思っていた
 稼いでも生活費などの支払いなども多く、また稼ぎの半分以上、リゾートに搾取される
 一生、借入金を抱えたまま島で監禁されるものと思っていた。ただある程度以上に年を重ねても奴隷ボーイとしての需要があるものなのか?
そんなことを考えていた

神奈川県のハーバーにリゾートの船着き場がある
「お疲れ様でした」
リゾートの職員が出迎えてくれる
「桃香ちゃんが待ってるよ」
久しぶりの横浜の街に目を光らせる葵に小太郎が言う
そうだ!そうだ
葵は小太郎の会社の社員が運転する車に乗った
「レッスン場に向かってくれ」
小太郎が運転手に伝えた。レッスン場で桃香は待っている
桃香もテニスが好きで小太郎の費用で中学の部活でテニスをして、レッスン場も利用している
「桃香ちゃんの方が葵より上手かも知れないなぁ~」
小太郎は笑って葵の肩を叩いた
「すぐに桃香を追い越してみせます!」
葵は真剣な眼で小太郎を見返した。この眼だ!この眼!
小太郎は思った。時おり見せるこの眼力に小太郎は惚れた。そして葵にテニスをさせることに決めた

レッスン場の近くに美味しいレストランがある
「桃香も連れて一緒に晩ごはんしよう!」
小太郎が言う。小太郎は葵の恋人になったり父親になったりと忙しい
今の発言は父としてのものだった
小太郎はスマホでレストランの予約を取るのだった
しおりを挟む
感想 39

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

少年達は吊るされた姿で甘く残酷に躾けられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

完全なる飼育

浅野浩二
恋愛
完全なる飼育です。

処理中です...