奴隷島の青年たち

KEYちゃん

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逃亡

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奴隷ボーイにはその態度やお客様よりのお褒めによりご褒美が与えられる
美味いものを与えられたり良い寝具が与えられたり
また一般奴隷ボーイからシルバーメンバーに昇格したりまたベストグループになったりである
飴があれば当然、鞭もある

11号は数ヶ月前にシルバーメンバーからベストグループに昇格した
ベストグループになると自由度が増す
首輪と貞操帯は奴隷ボーイである限り解除されることはない
しかしシルバーメンバーの時よりも良い個室を与えられしかも施錠されないので他のメンバーの部屋を訪ねたりもできる

実は11号はベストグループに昇格されるのを待っていた
お客様に丁寧に接し、お客様から贔屓され、生活態度も従順であった
11号はここに来る前、彼女がいた。愛し愛されていた
その彼女が大きなケガをしたらしい
外部からの情報もここから外部への情報もほとんど漏れてこないようにしている。が、大きな事件などは少しは入ってくる
彼女が大きな事件に巻き込まれて重傷を負ったらしい
シルバーメンバーの時、それを知り11号は島からの逃亡を企てた
まず今のままではとても逃亡は不可能である
個室はグレードアップしたものの相変わらず施錠されており部屋の外に出る時は手錠を装着されて調教師が監視する
個室の窓には太い鉄格子が嵌まっており破ることなど不可能。しかも5階である
ベストグループになれば一人での移動ができる。しかも拘束もほとんどなくなる
ベストグループに昇格するまで待っててくれ!
11号はひたすら祈った

ベストグループに昇格前にすることは?
奴隷ボーイの首輪には位置情報が発信されている。逃亡の際はこれはネックになる
首輪が施設外に来ると調教師の業務携帯や管制室に警報が鳴る
首輪を装着されたままホテル棟や奴隷棟の外に出ると即、捕まる
とは言うものの首輪は施錠されており奴隷ボーイが自由に外せるものではない
奴隷ボーイが常時嵌められている首輪はワンタッチで施錠されている。
車のシートベルトに似ている。シートベルトは脱着はワンタッチだが奴隷ボーイの首輪は装着はワンタッチ、取り外しには鍵が必要だ
首輪は革製に見える。それは奴隷ボーイの首を傷めないように革で保護しているだけであった
スチールのバーでワンタッチ錠と一体になっている。その周りを革が覆っている

11号は聞いたことがある 
昔、脱獄王と呼ばれた男が手枷や足枷の拘束具を味噌汁の塩分で腐食させたことをドラマか小説で知った
奴隷ボーイの首輪は常時装着なのも良い
貞操帯や手錠などの拘束具はよく脱着されるので施錠部位や可動部位を点検される
首輪はまず点検されない
シルバーメンバーのうちから塩分の多い汁物や醤油などは取っておき施錠部位に塗る。これで腐食が進むはずだ
ベストグループに入り首輪を外し、首輪は休憩室に置いておき管理者を油断させて逃走する
ベストグループは私服なので目立ちにくい
施設外に出ても安心はできない島全体が奴隷島なのだ。島外にでないと安全は確保できない
施設の中庭に連絡船が昔使っていた浮き輪が装飾として飾ってある
水泳部だった11号は泳ぎには自信があるが念のため持って行く

そして計画を実行する時がきた

首輪の接合部は鍵がなくても腐食が進み外すことができた。これを休憩ゾーンの植え込みの影に隠した
トイレで髪に小麦粉を降る
ニット帽を目深に被ると白髪混じりの年長者にみえなくもない
その後、買っておいたコーヒーを持って中庭に出た。コーヒーを中庭で飲む客を装った
中庭は奴隷ボーイが行けない場所である
首輪がないのでセンサーも反応しない
しめしめ
少しずつ周りに気遣いながら離れていく
船着場の反対側の海岸に出た。水泳部だった11号には案外、隣の島まで遠くない
素潜りでできるだけ遠くまで泳ぐ
11号は岸壁からダイブした

その後のお話はまた後で
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