奴隷島の青年たち

KEYちゃん

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20号のヒモ

20号のヒモ・ワタルは仕事もせず今日も朝からパチンコ三昧
資金調達に別の女子を売春組織に売り飛ばした
ただ女子は男より警戒心も高くイヤになると協力してくれなくなる
20号のような男子かもう数人いたら楽なんだが
などと勝手なことを思っていた

小遣いが寂しくなってきた!
また20号のところに行こうか

ワタルの来訪はお金の無心ばかりである
売れっ子の20号はワタルの小遣いぐらいはいつも稼いでいた
ワタルとここに来る前に話したようにワタルの無心がなければ借金もずいぶん返し終わっているはずだ
ただ20号の良いところはこんな泥水の中でも自己を失わないところである。この環境で性を売ってもスレたところがない。恥を知り、純粋さを失わなかった

「来週の火曜、ワタル様が来るらしいぞ」
部屋にいる20号に調教師が伝える。支払いは20号からだが顧客である以上、様をつける
「本当に?嬉しい」
自分の快楽のため愛情を逆手に取りこのような立場に貶めた相手の来訪を喜ぶ
「ごめんなさい。嬉しいです」
と、言い直し調教師にタメ口を叩いたことを詫びる
『こいつは馬鹿なのか?』
調教師は思う。しかし20号の学力は高い。ここに来る前に20号がいたのは偏差値の高い大学で馬鹿やアホが行けるところではない
社会情勢にも敏感で20号にまとまった資金をもたせたら殖やしてくるに違いない。語学にも堪能で外国籍のお客様はほとんど20号が対応している
そんな20号がワタルに金づるにされているのを知らない訳がない
解っていてもワタルのために泥水を飲んでいるのだ
「お断りしてもいいんだぞ」
通常のお客様を奴隷ボーイが拒否することはできない
その点、ワタルは客ではない
調教師も20号のまっすぐさに悲しくなっていた
「リゾートも僕が借金を返せないでいる方がいいと思います」
裏まで理解している
そこまで理解していて何故、ワタルを許せるのか?ワタルにさえ関わらなかったら今も普通の大学生だったはずだ
「でも僕、ワタルのこと好きだから」
20号はうつむき話した。それが揺るがない真実なのであった

果たして次の火曜日ワタルがやって来た。20号のお金で20号を買う。それを喜ぶ20号
奴隷部屋で待機する20号を調教師が呼びに来た
20号の髪は少し長めにカットされている。奴隷ボーイ個々に合わせて一番似合う髪型にしてある。ここに来る前は自分の髪型とか無頓着だった20号である
ワタルも
『こいつは初めから可愛い男の子だったがここに来てより可愛くなった』
と、思っている。若い男の子の魅力を引き出す力は某J事務所以上かも知れない
手錠・足枷の拘束を受けてても足取り軽い
ワタルの何処がいいのか調教師には理解できない。顔や身体の魅力は20号の方がずっと高い。ワタルの外見だとこのリゾートではお客様はつかない
性格も断然20号が上だろう
金づるとして20号を騙し搾取するワタルと知っていてもワタルのため奴隷ボーイの立場を耐える20号
性奴隷として得た血の出るような報酬をワタルに提供する20号
プレイルームの前で手錠・足枷の拘束を解かれ20号はワタルの元に飛んでゆく
「お待たせワタル君」
ベッドの縁に腰掛けるワタルの横に座る

「今日もいっぱいいっぱい愛して欲しいなぁー」
20号は思い切り甘える
貞操帯の中ではいつも以上に血流が満ちてきている
ワタルは20号の制服を脱がせる。詰襟の制服を脱がせ、ワイシャツのボタンを外す
「首輪、変わったんだね?」
20号の首輪が革製のものからステンレスチェーンに変わっている
「そうなんよ。実はネ」
11号の逃亡劇について聞いた分だけ話した
「なるほどネ。もし俺が危篤とか聞こえたらミーくんどうする?」
「僕も逃げるかな。手段を考えて」
20号は即答した。水泳部ではなく、それほどスポーツのできる方ではない20号が船もなくここから脱出するのは不可能であろうが
「ウソでも嬉しい。さぁ、愛してあげるからもっとこっちにおいで」
20号がワタルと触れるのが最後になろうとは神ならぬ身、知るよしもなかった

若い二人のセックスは激しく終わらない。1回の射精ではすまないなからである

射精後もずっと裸のまま抱き合った
この時間が再び訪れるなら一生、奴隷ボーイのままでいい。20号はそう思った
その願いが虚しくなることも知らずに‥‥‥‥
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