奴隷島の青年たち

KEYちゃん

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番外編 工房にて(貞操帯採寸から製作)

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ジャパン特殊工房株式会社
奴隷島リゾートさんにはお世話になってる拘束具を作ってる会社の話

藤尾誠一は工房の社員。顧客の望みに応じてステンレス加工で拘束具を製作している

今日は工房にお客様がお見えである。その後、奴隷島リゾートに出張する予定だ。忙しい

「首輪連結手枷と貞操帯でしたね?」
約束より15分早く来られたお客様は50歳ぐらいの恰幅の良い男性で何処の企業の役員さんか資産家か?って感じの貫禄のある男性。付いてきているのはまだ男の子と言っていいぐらいの若者。高校生?
貞操帯などは18歳未満なら本人と親権者の同意書が必要だ
「ご同伴の方の首輪手枷と貞操帯の製作ですね?」
念のため聞いておかないといけない
「そうだ」
年配の男性、依頼書には武藤と書いてある。本名か偽名かなんてどうでもいい。ただし、装着される男性の場合は未成年者の場合は偽名では困る
「ご注文主様が神宮寺様ですね。で、こちらの方のサイズで首輪手枷と貞操帯の製作で間違い無いですね?キチンとお伺いする規則なので申し訳ございません」
藤尾の問に神宮寺が応えた
「うん。その通りだ」
「貞操帯の製作には装着者の同意書が必要です。こちらが同意書です。装着者の署名捺印お願いします」
元々、非合法の奴隷島リゾートの場合は同意書は作成しないが、一般客の場合は書面を交わす
若者が同意書を読み、署名捺印している
「お若いイケメンを支配されるとは羨ましい限りです」
藤尾が神宮寺に言う
「これの親御さんが学費を払えなくなってな」
その肩代わりに奴隷契約を交わしたようだ
同意書を受け取り藤尾が
「では大野海様、身分証明できるものはお持ちですか?」
同意書に署名した大野は学生証を出した。大学2年生、あと3年近く神宮寺の奴隷になるようだ
「首輪付手枷は既製品でサイズが合うもので大丈夫ですネ?」
神宮寺は黙ってうなずいた
貞操帯を外してメンテナンスなどを行う場合、首輪付手枷を装着して自分でペニスを触れないようにするのだ。管理中は一切、ペニスに触れさせないとの意思表示だ。この若さで自由に射精できないなんてかわいそうな話だ
指定された首輪手枷はステンレス製で内側にゴムを貼る。接着剤と留金でゴムを固定する。ステンレスむき出しより少しだけ優しい装着感である。貞操帯を外して入浴する時などのため革は使わない
いくつかのステンレスの輪を用意する。半円を蝶番で留めたような形状で閉じれば円になる。蝶番のない方の端は南京錠が掛けられるようになっている。鎖を繋ぐ環がついていて手枷を繋ぐ。長さを打ち合わせする。海に首輪をはめ、胸辺りまでの長さとした。手枷と連結させると海の手は胸より下には伸ばせなくなる
「大丈夫ですか?これで製作始めますね」
誠一がパソコンに数値を書き込むと工房では製作が始まる。これだけならすぐに完成する
が、貞操帯はそうはいかない
完全オーダーメイドである

「では海くん、ズボン下ろしてくれる?」
ヘソの真下でメジャーを当てる。当工房の貞操帯ベルトの位置だ。3回以上測る。そしてその誤差の少ないうちから平均値を出しウエストとする。ウエストが定まるとそこに紙テープを巻く。腰ベルトがそこにあるとして腰ベルトの位置から各部の数値を測る。腰ベルトからペニスの付け根までの位置。そこからアナルまでの数値。アナルから背後の腰ベルトまでの数値。ペニスから先端までの大きさ、平常時の直径、勃起時の長さと直径。
「概ね3週間ほどで作成します。ご連絡しますのでお越し下さると調整させて頂きます」
神宮寺は満足げにうなずき、海は悲しげに俯いていた
かわいそうになり、
「性欲を管理されるのも楽しいよ」
と、言ってやったが耳には入って来なかったようだった
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