奴隷島の青年たち

KEYちゃん

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晃一と純也秋の京都(その2)

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千里山駅で大阪方面行の電車を待つ。晃一と一緒に家を出て会社とがっに向かう朝と同じ風景である。ただ今日はずっと一緒に京都、純也の学校まで行く。
次の駅も関西では有名大学の最寄り駅だ。元20号の実樹輝も関東の有名大学で京王線に大学名が駅名となっている。阪急千里山駅の次の駅もそうだ。関大前駅である
「関大だったら近くだったのにね」
純也が晃一に言う。歩いてでも行ける
「俺は君の学校の方が好きやけど」
晃一が応えた。学部により純也の学校の方が入りにくいかも知れない
が、ほとんどは学生の好き嫌いが決め手のようだ
純也も好き嫌いで決めた。純也は第一志望の大阪大学を受験したが落ちてしまった。私学では彼の母校が一番好きだった。何か京都の街に憧れた
旧い歴史と学生の多い街で大学生をしたかったが京都大学は少し難しいと高校の担任に言われた。阪大も難しいが可能性はあると
医学部ではないが白い巨塔も良いかなぁと大阪大学を受けたが通らなかった
では、初志貫徹、京都の学校に行きたいと思った
淡路駅でいつも晃一と別れる。晃一は堺筋線経由で会社のある北浜に向かい純也は京都本線に乗り換える。駅の大改修工事がしている。地上30メートルで京都本線と千里線がお互いクロスしている現状を高架工事でなくしスムーズに運行するようになるらしい。今、半ばであと数年かかる大工事だ
JRおおさか東線が見える。JR淡路駅で乗り換えることができる。この線が今は阪急の上を走っているが工事後は反対に跨ぐことになる
京都方面と北千里方面へのホームに変える。もちろん北千里行に乗れば帰ってしまう
京都河原町行の特急がやって来た。阪急は特急料金を取らない。そのまま乗る。ちなみに土日などには京トレイン雅洛が走行しているようだが乗ったことはない
茨木を過ぎると街並みが変わる。農地とかが割と多くなる。神戸線は元町まで街並みは都会ぽいが京都線は少しのどかになる

桂駅にも特急は止まる。ここで乗り換えると嵐山に行ける
京都らしい風景になってくる。このまま京都の街並みを楽しみたいのだがそうはいかない。西京極を超え、西院から地下路線となる
すぐに烏丸駅に到着
車両の人影が減るとすぐに晃一は純也にイタズラしてくる。股間や胸を触る
「止めて!!」
と、そのたびに晃一の手のひらを軽く叩くのだが懲りない
「烏丸やて。降りるで」
イタズラな晃一からニケ和風ように席を立った。股間が勃起しだしてるのを見られたくない「地下鉄に乗り換えるからね」
晃一は京都の地下鉄には乗ったことがない。初めてなので純也について行く
地下鉄は四条駅に乗り換える
阪急の駅名と同じにしてくれないところが京都らしい。イケズだと思うけど京都の人に叱られそうなのでこの辺で





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