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晃一と純也、紅葉の京都
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食事の後、純也は郵便受けにあった封書を晃一に手渡した
株主関連の書類がほとんどだ。配当金のお知らせやら株主優待のお知らせやらである
うち、カタログギフトを純也に手渡し、
「これで家か純也に必要なものを貰いや」
と、晃一が言った
「あとで見とくね」
美味しそうな果物や洗剤などの消耗品もある
「決まったらこのハガキで返信するかネットで申し込めば良い」
応募ハガキにはバーコードが印字されている
「クオカードいる?」
学内コンビニでも使えるのでクオカードはありがたい
「欲しい!!」
純也は晃一からクオカードも何枚か貰った
「株主になるって良いもんやねぇ~」
純也が言うと、
「純也も始める?」
晃一が聞いてくる。純也は、
「うん、色々、教えて」
と、応じた。一緒に投資を楽しむのも共通の話題が増えて嬉しい
大学からのご両親さまへのお知らせを晃一が手に取った
封書にハサミを入れ、中身を開く。どんな内容なのか?留年とか?しかしちゃんと授業も出ているし試験の結果も悪くはなかった
晃一はさっと目を通して、
「純也、見てみる?」
そこには
京都の紅葉の季節はとても美しくて大学のキャンパスもその周辺、また足を伸ばして嵐山とか凄く良い季節になったので息子さんや娘さんの案内で京都へどうぞ
って趣旨の内容だった。おそらく学生全員の両親に送っているのだろう
手紙を晃一に返しながら、
「一度、時間作ってくれたら案内するよ。キャンパスとか一緒に行こうよ」
純也が言う
「え?」
最初は恥ずかしがっていた晃一だが、
「純也と一緒なら楽しそうやなぁ」
と応じた。それを聞いて、
「もし良かったら来週の金曜日どう?バイトないし。学校も休みやし」
純也が提案。少し間があって、
「よっしゃ、有給取るわ。来週の金曜日」
と、晃一が言い出した。話は決まった
「起きて、ねぇ!」
金曜日の朝、その日になった
相変わらず晃一の寝起きは良くない
「純也が優しく起こしてくれないと起きない!京都も行かないよ!」
など
「もう~、晃一君たら~」
人前ではおにいさんと呼んでいる。戸籍上は親子、養父子だが。2人きりになると晃一君になる。なかなかグズグズ言って起きてこない
「じゃ~、今日は止めとく?」
晃一の顔に近付いて純也が言う。ベットに入って来いってことなんだろうな?でもあえて純也は知らんふりしてやった
すると、晃一の腕がそっと伸びて純也の背部を襲った。不意を衝かれて純也は抵抗虚しくベットに引きずり込まれた
「もう~、晃一君。朝から何してるの!!」
腕力は晃一の方が強い。これ以上の抵抗は虚しいだけ
純也は晃一に身を任せた。キスされ股間を揉まれて感じてしまった
「感じたら責任取って貰うよ!!責任」
「ああ今晩な」
朝から京都に向かうならあまり疲れたくはない
「なら、ちゃんと起きて!トーストも焼けてるし」
晃一は起き上がりダイニングのテーブルについた
朝食後、2人は京都に向かった。純也の通学コースにて
株主関連の書類がほとんどだ。配当金のお知らせやら株主優待のお知らせやらである
うち、カタログギフトを純也に手渡し、
「これで家か純也に必要なものを貰いや」
と、晃一が言った
「あとで見とくね」
美味しそうな果物や洗剤などの消耗品もある
「決まったらこのハガキで返信するかネットで申し込めば良い」
応募ハガキにはバーコードが印字されている
「クオカードいる?」
学内コンビニでも使えるのでクオカードはありがたい
「欲しい!!」
純也は晃一からクオカードも何枚か貰った
「株主になるって良いもんやねぇ~」
純也が言うと、
「純也も始める?」
晃一が聞いてくる。純也は、
「うん、色々、教えて」
と、応じた。一緒に投資を楽しむのも共通の話題が増えて嬉しい
大学からのご両親さまへのお知らせを晃一が手に取った
封書にハサミを入れ、中身を開く。どんな内容なのか?留年とか?しかしちゃんと授業も出ているし試験の結果も悪くはなかった
晃一はさっと目を通して、
「純也、見てみる?」
そこには
京都の紅葉の季節はとても美しくて大学のキャンパスもその周辺、また足を伸ばして嵐山とか凄く良い季節になったので息子さんや娘さんの案内で京都へどうぞ
って趣旨の内容だった。おそらく学生全員の両親に送っているのだろう
手紙を晃一に返しながら、
「一度、時間作ってくれたら案内するよ。キャンパスとか一緒に行こうよ」
純也が言う
「え?」
最初は恥ずかしがっていた晃一だが、
「純也と一緒なら楽しそうやなぁ」
と応じた。それを聞いて、
「もし良かったら来週の金曜日どう?バイトないし。学校も休みやし」
純也が提案。少し間があって、
「よっしゃ、有給取るわ。来週の金曜日」
と、晃一が言い出した。話は決まった
「起きて、ねぇ!」
金曜日の朝、その日になった
相変わらず晃一の寝起きは良くない
「純也が優しく起こしてくれないと起きない!京都も行かないよ!」
など
「もう~、晃一君たら~」
人前ではおにいさんと呼んでいる。戸籍上は親子、養父子だが。2人きりになると晃一君になる。なかなかグズグズ言って起きてこない
「じゃ~、今日は止めとく?」
晃一の顔に近付いて純也が言う。ベットに入って来いってことなんだろうな?でもあえて純也は知らんふりしてやった
すると、晃一の腕がそっと伸びて純也の背部を襲った。不意を衝かれて純也は抵抗虚しくベットに引きずり込まれた
「もう~、晃一君。朝から何してるの!!」
腕力は晃一の方が強い。これ以上の抵抗は虚しいだけ
純也は晃一に身を任せた。キスされ股間を揉まれて感じてしまった
「感じたら責任取って貰うよ!!責任」
「ああ今晩な」
朝から京都に向かうならあまり疲れたくはない
「なら、ちゃんと起きて!トーストも焼けてるし」
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朝食後、2人は京都に向かった。純也の通学コースにて
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