奴隷島の青年たち

KEYちゃん

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奴隷ボーイ2号と23号

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23号がいる。今は保として卒業し、大阪の高校に通っている元45号と仲が良かった。関西出身の保(45号)と関西人の23号はウマがあった。少し先輩だった保にはずいぶんと世話になった。45号はどうしてるんだろう?
その23号も今は借入金もかなり減り、その額なら出してやっても良いと言われている。同じ関西人で高校も通わせてくれると言う。好条件だ。ただ保は慎太郎が身請けし、今は親子関係になっていて慎太郎が保に性欲をぶつけることはない。23号の身請け希望の道頓堀アワーはそうではなく彼を身近に置き抱くために身請けするつもりで少しSっ気があって嫉妬深いらしい
自由にはなりたいけど
道頓堀アワーに性奴隷として仕えるのも面白くない
でも高校には通わせて貰えるのは大いに魅力ではある
23号は膂力には劣るが頭は良い
その23号がここに数年もいてリゾートを卒業して中卒とかで社会に出るなど考えられない

道頓堀アワーの世話になろう!
23号がそう決心したころ、2号が奴隷ボーイとして入ってきた
ゴールドとブロンズチームなので奴隷部屋とかでは接点はないがサロンでよく顔を合わせた。奴隷ボーイとしてのタイプが似ている。サロンで同じお客様の席に入ることも多い
控室とかで話すことも多くなる
その時、23号は2号に早く卒業できるように話した。ここで反抗しても何にもならない。借金のカタに人身売買などあって良いことではないが逃亡できるような施設ではない。なら、従順なふりで良いのでできる限り指名を稼ぎここを出ることを考えないとと2号に話した
全て前に保に教えられたことである
真面目に明るく一生懸命だと誰かが身請けしてくれたり、借入金が減ることで自力で卒業できたりするものだと

「解りました。オレも23号君みたいに頑張ってみます」
2号は23号に言った
要するにここでの一歩は奴隷ボーイ卒業への一歩にしないといけない

23号は道頓堀アワーの身請け話を受けることにした
身請け後も道頓堀アワーの性奴隷として扱われようとも不特定多数より一人の性奴隷の方がマシだと思った
フロントにその旨を伝えるとすぐに道頓堀アワーがやって来た
23号が好きなのだ。その23号の返事に喜んでいる
2人きりで少し話した
「俺はお前が大好きだ。でも他の客みたいに優しくできない」
道頓堀アワーは23号に言う
「厳しく接するのもお前への愛情表現なんだ。こんな俺の愛情表現を受け入れてくれて嬉しい」
とも
「俺はお前をこれからも独占したい。しかしそれ以外は大事にしたい」
そう言われて23号は何か納得してしまった
「解りました。よろしくお願いします」
今まで誰にも愛された覚えのない23号は道頓堀アワーの愛情表現を共鳴してしまったのだ
23号の卒業準備が始まった
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