奴隷島の青年たち

KEYちゃん

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17号の悲しみ(その2)

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父親の備品は亡き妻、つまり17号の母親の写真や思い出の品物。17号の生まれた時から最近までの写真や思い出の品々が大事に箱にしまわれていたらしい
17号を1日も早く地獄から助け出すために爪に火を灯すよくな生活をしていた。死因も肝臓疾患ではないみたいだ
車にでも轢かれたような外傷も見つかった。アルコールも後で無理矢理飲まされたようだ
17号はびっくりしたような顔をした。さっき、酒に泥酔して肝臓疾患で倒れてそのまま亡くなったって言ったじゃん
「だから最後まで聞けって言っただろ」
当初、急性アルコール中毒で倒れてそのままと判断されていたのだが17号の代理人として現場に行った弁護士が違和感を覚え捜査員に確認し今は捜査中とのことである
今のところ解ってるのは以上である

息子宛に出せなかった手紙も出てきた
それには17号を自分のせいで苦界に売ってしまった後悔とどうすれば罪滅ぼしになるか?などが切なく記されていた
「父ちゃん……」
17号はその場で泣き崩れてしまった
早く息子を奴隷ボーイから救いたい。そのために節約し息子名義の通帳に預金していた
肝臓疾患は17号が奴隷ボーイになる前から掛かっていた。ギャンブルと酒にのめり込んでいた時のツケである
しかし渡せない手紙を見る限り息子を奴隷ボーイに売ってからは酒を断ったはずだ。なのに死亡時、大量のアルコールが体内に検出されるなんておかしい
「弁護士さんに徹底的に調べて下さい。と、お伝え下さい。費用は僕がここでその分も働いてお支払いします」
17号は大輝に言った
「そうだな。警察も再調査してくれているらしいよ。今に判明するさ」
大輝は17号を励ました
「僕、そのために今日も頑張って働きます」
そう言う17号に大輝は止めた
「今は休め。そして心を癒やせよ!」
明るく多くのお客様を魅了する17号に暗い表情は似合わない
「お前は明るく太陽のような子だ。お前に涙は似合わない」
大輝はそう言って17号を部屋に戻した。お客様が見る奴隷ボーイの動向表には体調不良のため休養中と入力した。お客様がタブレットなどで閲覧すると17号のページはご予約不可と印字されるようになった
17号の部屋の前で手錠を外し入室させる
「ゆっくり休め。明日は俊介が担当するんで俊介にも申し送りしておくから」
そう言って部屋の扉を閉めた。奴隷部屋のドアーは閉めると自動的に施錠される
仕事とは言え何の罪もない少年を監禁するのは心が痛む
しかし大輝は仕事を辞めようとは思わない。許される範囲で少しでも奴隷ボーイたちに優しく接してやりたい。当たりのキツい調教師に代わったらもっと少年たちは苦しむではないか!
と、大輝や俊介は思うのであむた
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