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17号の涙
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その後の調査で17号の父親の死因が判明した
飲酒運転の車に轢かれたのだ
犯人は17号の父親を轢くとまだ生命があったのにも関わらず公園に引きずり段差から転落して亡くなったように偽装した。まだ息のあった父親に大量の日本酒を無理矢理飲ませた
飲酒による転落死を偽装したのだ
そのような偽装が今の科学捜査で通じるはずもない
現場検証での外傷は泥酔して段差から転び元より肝臓疾患もあったようなので抵抗力が弱っおりと初見は自身の不注意による事故死の可能性が高いとして公表された
しかし大学病院での検死などから外傷は自動車等による被害にあった可能性が高いとして診察された。また体内のアルコールも死亡直前に摂取させられたようだと判じていた
所轄警察署は急遽、死亡ひき逃げ事件として扱われ周辺のカメラ記録などから父親の遺体の見つかった公園近くの交差点が事故現場と特定され鑑識などが徹底的に調査した
人を轢き殺しその程度の偽装でごまかせると思うような知識しか持たない犯人はすぐに特定され、事故前に近くのコンビニで缶ビールと缶酎ハイを購入している画像も特定され飲酒運転による死亡ひき逃げ事件の容疑者として検挙された
後日、調教師の俊介からこのことを知らされ17号は泣き崩れた
「父さん、ごめんなさい」
とも言った。ギャンブルにアルコール中毒と自分の父親をそう思っていたからだ
それで当初は自業自得と涙も出さなかった
「今の涙でお父さん、きっと浮かばれてると思うぞ」
俊介がそう言ってる時に大輝が面談室にやって来た
「お父さんが遺されたお金と事故保険金でここから卒業できるみたいだぞ」
「本当ですか?」
ここを出ることができたら真っ先に父親を母が眠る父の実家のお墓に納めてお参りしたい
「弁護士の先生によると加害者はロクデナシだが保険だけはキチンと入っていたらしい」
「大検受けて大学生にならないか?」
17号はもうすぐ18歳。今から高校1年生から始めるのはキツいものがあるかも知れない
「僕がですか?僕の学力ではとてもとても」
自分は中学もロクに通っていない。そんな人間が大検に合格する訳もない
「そうでもないぞ。ここで高校生ぐらいの勉強はしてきたじゃないか。来た時とは違う」
現に17号は今は高校の勉強をリゾート内学園で学んできた
「もしも不安なら味噌煮込みうどんさんに勉強を見てもらうことも可能だ」
17号が卒業するとなったら味噌煮込みうどんも寂しがるであろう。勉強を見てやるとして17号に会えるなら喜ぶかも
「うーん味噌煮込みうどんさんかぁ。良い人ですもんね」
傲慢なお客様も多い中、味噌煮込みうどんは17号を大事にしてくれた
「もし良かったらお願いしますとお伝え下さい」
17号は言った
父のために経験した苦界
父のおかげで出ていける苦界
複雑な想いをしながら17号は部屋に戻った
飲酒運転の車に轢かれたのだ
犯人は17号の父親を轢くとまだ生命があったのにも関わらず公園に引きずり段差から転落して亡くなったように偽装した。まだ息のあった父親に大量の日本酒を無理矢理飲ませた
飲酒による転落死を偽装したのだ
そのような偽装が今の科学捜査で通じるはずもない
現場検証での外傷は泥酔して段差から転び元より肝臓疾患もあったようなので抵抗力が弱っおりと初見は自身の不注意による事故死の可能性が高いとして公表された
しかし大学病院での検死などから外傷は自動車等による被害にあった可能性が高いとして診察された。また体内のアルコールも死亡直前に摂取させられたようだと判じていた
所轄警察署は急遽、死亡ひき逃げ事件として扱われ周辺のカメラ記録などから父親の遺体の見つかった公園近くの交差点が事故現場と特定され鑑識などが徹底的に調査した
人を轢き殺しその程度の偽装でごまかせると思うような知識しか持たない犯人はすぐに特定され、事故前に近くのコンビニで缶ビールと缶酎ハイを購入している画像も特定され飲酒運転による死亡ひき逃げ事件の容疑者として検挙された
後日、調教師の俊介からこのことを知らされ17号は泣き崩れた
「父さん、ごめんなさい」
とも言った。ギャンブルにアルコール中毒と自分の父親をそう思っていたからだ
それで当初は自業自得と涙も出さなかった
「今の涙でお父さん、きっと浮かばれてると思うぞ」
俊介がそう言ってる時に大輝が面談室にやって来た
「お父さんが遺されたお金と事故保険金でここから卒業できるみたいだぞ」
「本当ですか?」
ここを出ることができたら真っ先に父親を母が眠る父の実家のお墓に納めてお参りしたい
「弁護士の先生によると加害者はロクデナシだが保険だけはキチンと入っていたらしい」
「大検受けて大学生にならないか?」
17号はもうすぐ18歳。今から高校1年生から始めるのはキツいものがあるかも知れない
「僕がですか?僕の学力ではとてもとても」
自分は中学もロクに通っていない。そんな人間が大検に合格する訳もない
「そうでもないぞ。ここで高校生ぐらいの勉強はしてきたじゃないか。来た時とは違う」
現に17号は今は高校の勉強をリゾート内学園で学んできた
「もしも不安なら味噌煮込みうどんさんに勉強を見てもらうことも可能だ」
17号が卒業するとなったら味噌煮込みうどんも寂しがるであろう。勉強を見てやるとして17号に会えるなら喜ぶかも
「うーん味噌煮込みうどんさんかぁ。良い人ですもんね」
傲慢なお客様も多い中、味噌煮込みうどんは17号を大事にしてくれた
「もし良かったらお願いしますとお伝え下さい」
17号は言った
父のために経験した苦界
父のおかげで出ていける苦界
複雑な想いをしながら17号は部屋に戻った
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