奴隷島の青年たち

KEYちゃん

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17号と2号の卒業

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「じゃ、明日の朝までここでゆっくりしてなよ」
17号と2号はプレイルームに連れられた。内線で飲み物や食べ物も取れる

「よく一緒に卒業してくれる決心してくれたね」
17号がソファーに腰掛けて言った。2号は申し訳なさげに横に座った。そして、 
「ごめんね。お父さんの遺してくれた大切なお金なのに……」
とボソボソと言った
「あげた訳ではないよ。いつか返してね」
貸したことにして2号のプライドを傷つけないように17号が言った
「うん。必ず返す」
2号が言う
「でも、無理はしないでね」
2号は申し訳なさに無理なことをやりかねない。オーバーワークや性を売るようなこと、また犯罪とかに走られても困る。何のために2号の卒業をお手伝いしたのか解らなくなる
「君と一緒に卒業したかった」
17号は付け加えた
「でも、それで君に負担をかけたくない。身体も心も」
「ありがと」
2号はいきなり17号にキスをした。気持ちが昂ってしまったのだ。驚いた17号だったが両手を2号の身体に巻き付かせた。もっと、もっとキスしてようと行動で返したのだ
「気持ち良いキス」
奴隷ボーイとしてお客様と経験では感じることのない快感が2人を襲った
奴隷ボーイの2人は何度も身体を開き唇を重ねてきた。誠心誠意尽くしたつもりだったが愛する人との行動はこんなにも違うのかと思った

「でも君はズルいよ」
2号が17号に長いキスのあと言った
「何のこと?」
いきなりふくれっ面を見せた2号に17号は戸惑う。が、その顔も可愛いと思った
「だって僕が君の申し出を受けなかったら君も卒業を見送ってお金を寄付しちゃうって」
半分そのつもりでいたが、お金を全て寄付するまでとは思っていなかった。それは何とか2人を幸せに送り出してやりたい大輝と俊介の計略であった
しかしここはそのままでいるべきであろう
「だって君が居ない元の社会に1人行くぐらいならお金も要らない。奴隷ボーイとしてここに残る!」
これは17号の本心であった
2号はそう言われると目にいっぱい涙を溜めた。家族愛に恵まれてなかった2号が初めて感じる無償の愛であった。こんなに良いものなのか
涙が2号の頬を伝った。17号はそれを唇で拭ってやった
「怒ってる顔も良かったけど泣きべその君も可愛い」
「もう……、キライ!!」
2号は少し怒った表情を見せたがすぐにもう一度キスをした
「キライ。大キライ。でも愛してる」
2号はもう17号を離さないとばかり抱きついた。17号も強く抱き返した
2人の自由の前の
卒業前夜祭が始まったのであった

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