奴隷島の青年たち

KEYちゃん

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C20号の寂しさ

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C20号は寂しい
B37号が卒業間近となりお別れが近づいている
B37号は禁止されているが特別にリゾート卒業後の大学の復学先を伝えた
そして……。B37号は
「ご三家の水戸クンやらない?」
と、C20号に勧めてみた。もちろん、元よりB37号に後継の指名権がある訳ではない。C20号が立候補しても選ばれないかも知れない。その時は申し訳ないけどと断って勧めた
「報酬も出るから卒業が近くなるよ」
B37号の申し出にC20号もその気になった。やはり奴隷ボーイを卒業したいのは皆んな共通の想いのようだ
未だブロンズチームのC20号にとってゴールドのB37号は憧れであった。同じ奴隷ボーイでこの間まで同じブロンズチームで移動時に手錠と足枷を装着されていたのにゴールドになったB37号は何ら拘束されずに1人で施設内を歩き、居室も朝の点検後は施錠もされない。そして小遣いでカッコいい私服を買い着こなしている
C20号の、つまりブロンズチームの奴隷部屋はプライバシーのない3方が鉄格子。外壁部のみコンクリートむき出しの壁で両隣と正面が鉄格子。入室と同時に施錠される。外に出る時は調教師に連れられ手錠と足枷、着ているのはダサい囚人服
もしユニットに選ばれるとまずはシルバーに昇格するらしい
部屋はワンルームマンションのような造りで外から施錠されることを除けば昔住んでいた部屋のようだ
「是非!」
B37号の勧めにC20号は即答した。俺も早くシルバーやゴールドになって1日も早く卒業したい
「なら、今度、君を推薦しておくね」
歌やダンスがあるので身体を柔らかくしておくこと。歌の練習もしておくようにB37号はアドバイスした

そんなことがあって数日後、
「C20号、出なさい」
奴隷部屋の鉄格子の扉が開いた
新人調教師の暖が言ってきた
暖はまだまだ不慣れな手つきでC20号に手錠をかけ、足枷を装着し鎖で繋いだ
「行くぞ」
連れられたのはユニットのレッスン場だった。カラオケ設備やダンスのための姿見鏡などが揃っている。不慣れなダンスにレッスン中はバランスを取るための手すりなどもある。ここでバランスの取り方とかを学ぶのだ
何人かリゾートの社員が来ていた
暖にカラオケで何でもいいから歌えと言われて歌ってみた
歌は上手い方だ。音楽の先生に褒められたことがある 
大きなモニターにご三家のダンスが映し出される
何度か観て合わせて踊れと言われた
ダンスは経験がないのでブザマな出来だった
「かなりレッスンを厳しく受けないとだが?耐えられるか?」
などと聞かれたので、
「根性出します!」
と応えた 
何とかご三家の新加入が認められたようだ
C20号はその場でシルバー昇格を告げられたのだった
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