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混雑する銀行でようやく振込みの手続きを済ませ、わたしは社用車に乗り込んだ。
道路はあまり混んでおらず、カーステレオでラジオを流しながら、滑るように車を走らせる。
空は雲ひとつない青空で、大学生やおばあちゃんなど、自由な時間を過ごしているであろう人たちが楽しそうに歩いていた。
会社なんてサボってこのままドライブにでも行きたい気分。
しかし残念ながらそんな度胸はないため、とりあえずお昼ご飯を食べるお店を探した。
車を走らせて、ファミレスや牛丼屋など飲食店を眺めながら自分のお腹と相談する。
何が食べたい? せっかくだから美味しいものを食べて元気になろうよ! という呼びかけも虚しく、わたしのお腹は元気がなかった。
何も食べたくない。
そういえば、朝残したトーストを持ってきていたのを思い出した。
大人しく会社に戻り、冷えたボソボソのトーストを齧る事にするか。
赤信号で停車すると、脇から車が出てきた。
前の車との距離に余裕があったので、入れてあげることにした。
よく確認すると、その車は見覚えがあった。
あれはうちの会社の社用車だ。
社名のロゴなどが入っているわけではないから普通の車と変わらないが、車種、色、ナンバープレート、間違いなくうちの社用車である。
わたしは運転席を見る。
運転しているのは、佐藤麻美だ。
そして隣に乗っているのは、友希哉の先輩で、入社十年目の営業部の平川修さんだ。
青信号になり、前の車が走り出したタイミングで脇から佐藤麻美が運転する車が入ってくる。
入れてもらって当然と言わんばかりにこちらを見ようともしない。
ハンドルを持つと性格が荒くなる人がいるとはよく聞くが、性格がそのまま運転に出る人もいるのだと、佐藤麻美の運転を見るとつくづく思う。
さて、二人は何をしてきたのだろうか。
お客様のところに行っていたのではない事は、車が出てきた場所からすぐ分かる。
二人が乗った社用車が出てきたのは、ラブホテルだ。
弊社の開発しているシステムを導入しているラブホテルなんてない。
つまり二人は客として行っていたのだ。
佐藤麻美の男癖の悪さは有名で、他にも彼女の同期の男性社員や新卒の男の子とも関係を持っているらしい。
客先の人とも噂が流れたのには社内で騒然とした。
男女関係には本当にだらしがないのだ。
会社をサボってこんなところに来ているのも大概だが、もう一つ大きな問題がある。
平川さんは社内恋愛の末に結婚し、二人の子どももいる既婚者であるということだ。
溺愛している奥さん、平川若菜さんはお客様サポートセンターで、子育てのため短時間勤務で働いている。
幸せな家庭の大黒柱である平川さんが、奥さんが一生懸命働いている時間に、真っ昼間から会社の女と不倫なんてするのだから人間って分からない。
ちなみに佐藤麻美が仕事をサボって不倫していたのは今日だけではない。
前にもシステムエンジニアのおじさんやサポートセンター長とホテルから出てきたのを見た。
だから佐藤麻美がラブホテルから出てきた事自体は驚かないが、まさか愛妻家の平川さんまでが彼女と関係を持っているとは思わなかった。
佐藤麻美のノロノロ運転の車の後を一定の距離を保ちながら走る間、わたしは平川さんの奥さんに同情した。
わたしが佐藤麻美からの仕打ちに我慢できているのは、彼女のこの特大な爆弾を知っているからだ。
わたしは佐藤麻美の弱みを握っている。
ムカつくことがあったらいつでもバラしてやるぞという気持ちがあるから、日々耐え忍ぶことができている。
不倫相手の奥さん達のためには、とっくにバラしてやった方が良いのかもしれないが、不倫は慰謝料だのなんだの色んなことが絡んでくるし、幸せな家庭を壊すことにもなる。
特に、平川さん夫婦のことを考えると、知らせない方が確実に幸せだろうし、バラしたらわたしが恨まれかねない。
面倒ごとに巻き込まれるのは勘弁だから、できれば余計なことはしないでおきたい。
ただ、いつか本当に限界が来たら、何もかもが本当に嫌になったら、その時は奥様方には悪いが、それなりのことはさせてもらおうと思う。
会社に着き、先に二人の社用車が駐車した後、わたしは彼らの隣に車を停めた。
車から降りた平川さんは、わたしの方を見てどことなくソワソワしていた。
平川さん、その不安は的中しているよ。
逆に佐藤麻美は何事もなかったかのような顔で会社に入って行った。
厚顔無恥な女だ。顔面広辞苑か。
会社に戻った私は女子更衣室に行ってロッカーの中のカバンからトーストを引っ張り出し、休憩室に向かった。
こんな時間のせいもあって、休憩室には誰もいなかった。
吉川の仕事さえ押し付けられなければ、デスクで今田さんや内藤さんと楽しく会話しながら食べていたのに。
わたしは椅子に座って、大きくため息をつき、持ってきていたトーストを齧った。
冷えて固くなったトーストは、朝以上に喉を通らず、スポンジのように口に中の水分を奪っていった。三十分かけて無理やりお茶で流し込んだ。
どうにも一人では食欲が湧かない。
早く来週の、武田さんとの飲み会の日にならないかな。
誰かと一緒だったら楽しく飲食できそうな気がする。
昼休憩の時間はまだあったが、こうしている間にもいろいろ仕事を押し付けられていそうなので早めに仕事に戻った。
案の定、デスクの上には書類が大量に積まれていた。
一枚一枚確認しながら、ふとフロアを見渡した。
佐藤麻美、平川さん含め、皆何事もなく仕事に取り組んでいる。
その様子を見ると、誰が仕事中に何をしていてもおかしくないような疑心暗鬼になってくる。
気分が悪い。
給湯室へコーヒーを汲みにいくことにした。
マグカップにドリップコーヒーをセットして、ポットからお湯を汲んでいると、平川さんの奥さんである平川若菜さんが給湯室に入ってきた。
「次、いい?」
「今終わるので、どうぞ」
若菜さんがお湯を汲んでいる間、なんとなく気まずかったが、若菜さんから話を振ってくれたので助かった。
「いい天気だねえ」
「本当、散歩にでも出かけたいですよね」
「来週まで続くかなあ?」
「何かあるんですか?」
「子供達の保育園の運動会なのよ」
若菜さんが嬉しそうに言った。
彼女の柔らかい和やかな表情を見て、わたしの心はずきりと痛んだ。
パパは先程ママ以外の女と仲睦まじく絡み合っていたとは、ママも子供達も微塵も思っていないだろう。
わたしは若菜さんと、会ったこともない彼女達の子供に同情した。
「親子競技もあるし、修には頑張ってもらわないとね」
夫を信じる無垢な妻を見るのは辛い。
ここでわたしが平川さんの不倫を伝えたら彼女はどんな顔をするだろう。
家族を裏切った旦那に失望し怒るか、自分の旦那に手を出した佐藤麻美を憎むか、それとも知らない方が良かったと言って余計なことをしたわたしを責めるのか。
「運動会までこの天気が続くと良いですね」
そう言って給湯室を後にした。
なんでこんなにわたしが苦しんでいるのか。
人の弱みを握るというのは良いことばかりではないなと痛感する。
フロアに戻ると早々に佐藤麻美が菊池さんと楽しそうに話しているのが目に入ってきた。
悪事を働いているのに自分は咎められないと思っているのか、安心し切ったその笑顔が腹立たしい。
人の旦那に手を出した佐藤麻美と、何も知らない若菜さんの間で、一人で馬鹿みたいに悩んでいるわたし。
神様がいるとしたら、わたしを見てどうするかな?
誰かを不幸にしたわけじゃないし助けてくれるかな。
それとも目の前の悪を見て見ぬふりする卑怯ぶりを見て地獄に落とすかな。
まあ、所詮何か信仰しているわけでもないし、救いの手なんて誰も差し伸べてくれないんだから、自分で何とかするしかない。
行動する気力もないし、余計なことは考えず、早く帰ることだけに注力しよう。
頑張れ私。
道路はあまり混んでおらず、カーステレオでラジオを流しながら、滑るように車を走らせる。
空は雲ひとつない青空で、大学生やおばあちゃんなど、自由な時間を過ごしているであろう人たちが楽しそうに歩いていた。
会社なんてサボってこのままドライブにでも行きたい気分。
しかし残念ながらそんな度胸はないため、とりあえずお昼ご飯を食べるお店を探した。
車を走らせて、ファミレスや牛丼屋など飲食店を眺めながら自分のお腹と相談する。
何が食べたい? せっかくだから美味しいものを食べて元気になろうよ! という呼びかけも虚しく、わたしのお腹は元気がなかった。
何も食べたくない。
そういえば、朝残したトーストを持ってきていたのを思い出した。
大人しく会社に戻り、冷えたボソボソのトーストを齧る事にするか。
赤信号で停車すると、脇から車が出てきた。
前の車との距離に余裕があったので、入れてあげることにした。
よく確認すると、その車は見覚えがあった。
あれはうちの会社の社用車だ。
社名のロゴなどが入っているわけではないから普通の車と変わらないが、車種、色、ナンバープレート、間違いなくうちの社用車である。
わたしは運転席を見る。
運転しているのは、佐藤麻美だ。
そして隣に乗っているのは、友希哉の先輩で、入社十年目の営業部の平川修さんだ。
青信号になり、前の車が走り出したタイミングで脇から佐藤麻美が運転する車が入ってくる。
入れてもらって当然と言わんばかりにこちらを見ようともしない。
ハンドルを持つと性格が荒くなる人がいるとはよく聞くが、性格がそのまま運転に出る人もいるのだと、佐藤麻美の運転を見るとつくづく思う。
さて、二人は何をしてきたのだろうか。
お客様のところに行っていたのではない事は、車が出てきた場所からすぐ分かる。
二人が乗った社用車が出てきたのは、ラブホテルだ。
弊社の開発しているシステムを導入しているラブホテルなんてない。
つまり二人は客として行っていたのだ。
佐藤麻美の男癖の悪さは有名で、他にも彼女の同期の男性社員や新卒の男の子とも関係を持っているらしい。
客先の人とも噂が流れたのには社内で騒然とした。
男女関係には本当にだらしがないのだ。
会社をサボってこんなところに来ているのも大概だが、もう一つ大きな問題がある。
平川さんは社内恋愛の末に結婚し、二人の子どももいる既婚者であるということだ。
溺愛している奥さん、平川若菜さんはお客様サポートセンターで、子育てのため短時間勤務で働いている。
幸せな家庭の大黒柱である平川さんが、奥さんが一生懸命働いている時間に、真っ昼間から会社の女と不倫なんてするのだから人間って分からない。
ちなみに佐藤麻美が仕事をサボって不倫していたのは今日だけではない。
前にもシステムエンジニアのおじさんやサポートセンター長とホテルから出てきたのを見た。
だから佐藤麻美がラブホテルから出てきた事自体は驚かないが、まさか愛妻家の平川さんまでが彼女と関係を持っているとは思わなかった。
佐藤麻美のノロノロ運転の車の後を一定の距離を保ちながら走る間、わたしは平川さんの奥さんに同情した。
わたしが佐藤麻美からの仕打ちに我慢できているのは、彼女のこの特大な爆弾を知っているからだ。
わたしは佐藤麻美の弱みを握っている。
ムカつくことがあったらいつでもバラしてやるぞという気持ちがあるから、日々耐え忍ぶことができている。
不倫相手の奥さん達のためには、とっくにバラしてやった方が良いのかもしれないが、不倫は慰謝料だのなんだの色んなことが絡んでくるし、幸せな家庭を壊すことにもなる。
特に、平川さん夫婦のことを考えると、知らせない方が確実に幸せだろうし、バラしたらわたしが恨まれかねない。
面倒ごとに巻き込まれるのは勘弁だから、できれば余計なことはしないでおきたい。
ただ、いつか本当に限界が来たら、何もかもが本当に嫌になったら、その時は奥様方には悪いが、それなりのことはさせてもらおうと思う。
会社に着き、先に二人の社用車が駐車した後、わたしは彼らの隣に車を停めた。
車から降りた平川さんは、わたしの方を見てどことなくソワソワしていた。
平川さん、その不安は的中しているよ。
逆に佐藤麻美は何事もなかったかのような顔で会社に入って行った。
厚顔無恥な女だ。顔面広辞苑か。
会社に戻った私は女子更衣室に行ってロッカーの中のカバンからトーストを引っ張り出し、休憩室に向かった。
こんな時間のせいもあって、休憩室には誰もいなかった。
吉川の仕事さえ押し付けられなければ、デスクで今田さんや内藤さんと楽しく会話しながら食べていたのに。
わたしは椅子に座って、大きくため息をつき、持ってきていたトーストを齧った。
冷えて固くなったトーストは、朝以上に喉を通らず、スポンジのように口に中の水分を奪っていった。三十分かけて無理やりお茶で流し込んだ。
どうにも一人では食欲が湧かない。
早く来週の、武田さんとの飲み会の日にならないかな。
誰かと一緒だったら楽しく飲食できそうな気がする。
昼休憩の時間はまだあったが、こうしている間にもいろいろ仕事を押し付けられていそうなので早めに仕事に戻った。
案の定、デスクの上には書類が大量に積まれていた。
一枚一枚確認しながら、ふとフロアを見渡した。
佐藤麻美、平川さん含め、皆何事もなく仕事に取り組んでいる。
その様子を見ると、誰が仕事中に何をしていてもおかしくないような疑心暗鬼になってくる。
気分が悪い。
給湯室へコーヒーを汲みにいくことにした。
マグカップにドリップコーヒーをセットして、ポットからお湯を汲んでいると、平川さんの奥さんである平川若菜さんが給湯室に入ってきた。
「次、いい?」
「今終わるので、どうぞ」
若菜さんがお湯を汲んでいる間、なんとなく気まずかったが、若菜さんから話を振ってくれたので助かった。
「いい天気だねえ」
「本当、散歩にでも出かけたいですよね」
「来週まで続くかなあ?」
「何かあるんですか?」
「子供達の保育園の運動会なのよ」
若菜さんが嬉しそうに言った。
彼女の柔らかい和やかな表情を見て、わたしの心はずきりと痛んだ。
パパは先程ママ以外の女と仲睦まじく絡み合っていたとは、ママも子供達も微塵も思っていないだろう。
わたしは若菜さんと、会ったこともない彼女達の子供に同情した。
「親子競技もあるし、修には頑張ってもらわないとね」
夫を信じる無垢な妻を見るのは辛い。
ここでわたしが平川さんの不倫を伝えたら彼女はどんな顔をするだろう。
家族を裏切った旦那に失望し怒るか、自分の旦那に手を出した佐藤麻美を憎むか、それとも知らない方が良かったと言って余計なことをしたわたしを責めるのか。
「運動会までこの天気が続くと良いですね」
そう言って給湯室を後にした。
なんでこんなにわたしが苦しんでいるのか。
人の弱みを握るというのは良いことばかりではないなと痛感する。
フロアに戻ると早々に佐藤麻美が菊池さんと楽しそうに話しているのが目に入ってきた。
悪事を働いているのに自分は咎められないと思っているのか、安心し切ったその笑顔が腹立たしい。
人の旦那に手を出した佐藤麻美と、何も知らない若菜さんの間で、一人で馬鹿みたいに悩んでいるわたし。
神様がいるとしたら、わたしを見てどうするかな?
誰かを不幸にしたわけじゃないし助けてくれるかな。
それとも目の前の悪を見て見ぬふりする卑怯ぶりを見て地獄に落とすかな。
まあ、所詮何か信仰しているわけでもないし、救いの手なんて誰も差し伸べてくれないんだから、自分で何とかするしかない。
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