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第21話
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「それではご主人様、少しの間お出かけしますね!」
「気を付けて行ってらっしゃい」
「はい!」
元気よく返事をするとルーフェは飛び立っていった。いろいろケジメを付けるために帝国へ行ってくるとのことだった、お土産期待していてくださいとか言ってけど騒ぎとか起こさなければいいなぁ。
「じゃあ俺達も行こうか」
「はい」
「準備できてるわよ」
俺も今日はマリーとセオを連れて帝国方面へお出かけだ、人選は道案内と土魔法が使えるからである。
「出発!」
ドラゴンモードで二人を乗せて飛び立つ。ルーフェとマリーに聞いたのだがここと帝国の間、てか帝国領に森があり、そこに黒い小さな実をたくさんつける果実がなる木があるらしい。今回はそれを全部貰ってしまおうという根端である。
「そんなに欲しがる木なの?」
「すごく欲しい木だよ」
「確かに果肉は美味しいけど小さいし皮は渋くて厚いし、種が大きいからすごく食べにくいわよ?」
「だからこそだよ」
二人は疑問符を浮かべているがこの条件に心当たりがある。てか調べた! 絵も描いてもらったが間違いなくこれはブドウだ! しかも木はあまり高く成長していないらしい、つまり普通の食用ブドウじゃない、ワイン用のブドウだと思う! 大量に育てればお酒が作れる!!
「この世界の人はあれの使い方を知らないなんて勿体ないね!」
しばらく飛行していきマリーの言う場所に着陸した。そこには葉の落ちた背の低い木がウネウネと好き放題伸び放題の状態で放置されていた、木の感じからしてもブドウの木で間違いないし動画で確認したワインブドウとも一致してる。詳細は違うだろうけど挑戦する価値はある、そして放置されているということは要らないということだ。全部貰ってしまおう!
「セオ、この木を全部掘り出してもらっていい? 全部貰って行っちゃおう」
「わかりました、いきます!」
セオが魔法を使うと木の根元の土がボコボコと動き出し木の根っこがみるみる押し出されてきた。これなら根を傷つけずにごっそり回収できる。俺が爪で引っこ抜くより絶対効率もいい! 領地侵攻とかグダグダ言われたら慰謝料だと蹴飛ばしてやる。散々ちょっかい掛けてきたんだ、安いと思ってもらおう。
「こんなの育ててもしょうがないと思うけどなぁ……」
「これ、お酒になるかもしれないって言っても?」
「え?」
マリーの顔がすごく面白かった。
「これ、ちゃんと育てて加工すればお酒になる果物だよ、見た感じ確信していいと思う」
マリーの顔がどんどん変わって面白い。
「美味しいの?」
「できてみなきゃわからないけど美味しいと思うよ?」
心なしか話を聞いていたセオの表情が真剣になった気がした。
「今までお酒飲んだことないの?」
「あるけど、いいお酒って作った人が隠しちゃうか王族に献上されるかで一般人はハチミツ酒とか薄い果実酒くらいしか飲めないのよ」
「まぁこれも果実酒みたいなものだけどいい味すると思うよ?」
「ヴリトラ様もしかして他にもお酒知ってたりする?」
「ん~これ以外だと麦とホップから作れるのとか、お米っていう稲科の穀物から作るお酒があったと思うよ?」
確かビールと日本酒はこれで作れたはず、後でちゃんと調べなきゃ……
「ホップってなにかわからないけど、麦なら帝国でも作ってるわよ? あとお米は東の方の国がそんな感じの食べ物を育ててるって聞いたことがあるわ……」
「ん~何て言ったらいいんだろ、蔓の植物で亀の手みたいな~鱗みたいな実をつける植物?」
疑問符を浮かべてるけど俺も説明ができないの、許して!!
「とりあえず、そんな感じのあったら採取してみましょ」
「そんな感じで! とりあえずブドウだよブドウ!」
そんな話をしつつセオが掘り出したブドウの木を籠に突っ込んでいく多少折れても問題ないくらい伸び放題増え放題の想像以上の量だった。これなら来年にはワインが生産できそうで今から楽しみになってくる。
「ねぇ、これの採取終わったら少し森の探索していい?」
「いいけどどうかした?」
「ちょっと薬草とかあったら採取して栽培したいなぁって……ダメ?」
「いいよ、土地ならいくらでも広げられるし。セオもいい?」
「私もいろいろ探したいですしいいですよ!」
「じゃあ決まり、さっさと回収しちゃうね」
「ありがと! 主様!」
マリーも嬉しそうでよかった。そうとう無理をして俺らの家に来たみたいだし、欲しい物はたくさんあるだろう。
「採取終わったし、マリーの用事済ませようか」
俺達は帝国領の森に薬草採取に入って行った。すでにブドウ回収で侵入しているし防衛の兵士に見られて騒ぎになってるかもしれないがまぁ、手はだせないでしょ。なんか噂がすごいことになってたし!
「あった!」
マリーは土に埋もれているものやまだ種の物を最初から場所がわかっていたかのように集めていく。正直雪も降ってたしまだ冬だし植物は全然見つけられないと思っていたのだが、器用なものだなと感心する。
「こんなもんかな」
「終わった?」
「大収穫!」
「なら帰ろうか、さっさと木も植えたいしね」
「はい!」
ブドウの木と様々な薬草の葉や種を収穫し俺達は帰路へとはばたくのであった。
「気を付けて行ってらっしゃい」
「はい!」
元気よく返事をするとルーフェは飛び立っていった。いろいろケジメを付けるために帝国へ行ってくるとのことだった、お土産期待していてくださいとか言ってけど騒ぎとか起こさなければいいなぁ。
「じゃあ俺達も行こうか」
「はい」
「準備できてるわよ」
俺も今日はマリーとセオを連れて帝国方面へお出かけだ、人選は道案内と土魔法が使えるからである。
「出発!」
ドラゴンモードで二人を乗せて飛び立つ。ルーフェとマリーに聞いたのだがここと帝国の間、てか帝国領に森があり、そこに黒い小さな実をたくさんつける果実がなる木があるらしい。今回はそれを全部貰ってしまおうという根端である。
「そんなに欲しがる木なの?」
「すごく欲しい木だよ」
「確かに果肉は美味しいけど小さいし皮は渋くて厚いし、種が大きいからすごく食べにくいわよ?」
「だからこそだよ」
二人は疑問符を浮かべているがこの条件に心当たりがある。てか調べた! 絵も描いてもらったが間違いなくこれはブドウだ! しかも木はあまり高く成長していないらしい、つまり普通の食用ブドウじゃない、ワイン用のブドウだと思う! 大量に育てればお酒が作れる!!
「この世界の人はあれの使い方を知らないなんて勿体ないね!」
しばらく飛行していきマリーの言う場所に着陸した。そこには葉の落ちた背の低い木がウネウネと好き放題伸び放題の状態で放置されていた、木の感じからしてもブドウの木で間違いないし動画で確認したワインブドウとも一致してる。詳細は違うだろうけど挑戦する価値はある、そして放置されているということは要らないということだ。全部貰ってしまおう!
「セオ、この木を全部掘り出してもらっていい? 全部貰って行っちゃおう」
「わかりました、いきます!」
セオが魔法を使うと木の根元の土がボコボコと動き出し木の根っこがみるみる押し出されてきた。これなら根を傷つけずにごっそり回収できる。俺が爪で引っこ抜くより絶対効率もいい! 領地侵攻とかグダグダ言われたら慰謝料だと蹴飛ばしてやる。散々ちょっかい掛けてきたんだ、安いと思ってもらおう。
「こんなの育ててもしょうがないと思うけどなぁ……」
「これ、お酒になるかもしれないって言っても?」
「え?」
マリーの顔がすごく面白かった。
「これ、ちゃんと育てて加工すればお酒になる果物だよ、見た感じ確信していいと思う」
マリーの顔がどんどん変わって面白い。
「美味しいの?」
「できてみなきゃわからないけど美味しいと思うよ?」
心なしか話を聞いていたセオの表情が真剣になった気がした。
「今までお酒飲んだことないの?」
「あるけど、いいお酒って作った人が隠しちゃうか王族に献上されるかで一般人はハチミツ酒とか薄い果実酒くらいしか飲めないのよ」
「まぁこれも果実酒みたいなものだけどいい味すると思うよ?」
「ヴリトラ様もしかして他にもお酒知ってたりする?」
「ん~これ以外だと麦とホップから作れるのとか、お米っていう稲科の穀物から作るお酒があったと思うよ?」
確かビールと日本酒はこれで作れたはず、後でちゃんと調べなきゃ……
「ホップってなにかわからないけど、麦なら帝国でも作ってるわよ? あとお米は東の方の国がそんな感じの食べ物を育ててるって聞いたことがあるわ……」
「ん~何て言ったらいいんだろ、蔓の植物で亀の手みたいな~鱗みたいな実をつける植物?」
疑問符を浮かべてるけど俺も説明ができないの、許して!!
「とりあえず、そんな感じのあったら採取してみましょ」
「そんな感じで! とりあえずブドウだよブドウ!」
そんな話をしつつセオが掘り出したブドウの木を籠に突っ込んでいく多少折れても問題ないくらい伸び放題増え放題の想像以上の量だった。これなら来年にはワインが生産できそうで今から楽しみになってくる。
「ねぇ、これの採取終わったら少し森の探索していい?」
「いいけどどうかした?」
「ちょっと薬草とかあったら採取して栽培したいなぁって……ダメ?」
「いいよ、土地ならいくらでも広げられるし。セオもいい?」
「私もいろいろ探したいですしいいですよ!」
「じゃあ決まり、さっさと回収しちゃうね」
「ありがと! 主様!」
マリーも嬉しそうでよかった。そうとう無理をして俺らの家に来たみたいだし、欲しい物はたくさんあるだろう。
「採取終わったし、マリーの用事済ませようか」
俺達は帝国領の森に薬草採取に入って行った。すでにブドウ回収で侵入しているし防衛の兵士に見られて騒ぎになってるかもしれないがまぁ、手はだせないでしょ。なんか噂がすごいことになってたし!
「あった!」
マリーは土に埋もれているものやまだ種の物を最初から場所がわかっていたかのように集めていく。正直雪も降ってたしまだ冬だし植物は全然見つけられないと思っていたのだが、器用なものだなと感心する。
「こんなもんかな」
「終わった?」
「大収穫!」
「なら帰ろうか、さっさと木も植えたいしね」
「はい!」
ブドウの木と様々な薬草の葉や種を収穫し俺達は帰路へとはばたくのであった。
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