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第52話
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なんとなくどういう種族なのかは予想がついているが一緒に居たルーフェに確認することにした。
「彼らは?」
「リザードマンですね、沼地など水辺の近くに集落をつくり生活している種族です」
リザードマンキタ!! 角みたいな突起があるしちょっと竜人っぽい雰囲気もある、これがファンタジーに出てくる有名な蜥蜴人族、ちょっと険しい雰囲気があるけど実際に見れて嬉しいい!
「お初にお目にかかる、我はザウ・ジェダ。ジェダ族の長をやっていた者で、ここに居るのは皆ジェダの一族です」
「ザウ・ジェダ、ここの事は知っていて来たのだと思うけど。要件を聞いてもいいかい?」
いつもの事だしなんとなく要件はわかるけど最低限確認はしておかなければと思う。疲れているみたいだしさっさと済ませた方がいいかな?
「出会って早々で申し訳ございません。ヴリトラ様、どうか我々をここに受け入れてもらえぬだろうか!!」
ザウ・ジェダはそう言うと急に跪き、土下座してきた。俺そんなに怖い? オーラとか出してないはずなんだけど……
「とりあえず話を聞こうか、ルーフェ席の準備を伝えてもらっても? あと怪我人も居るみたいだしマリーとレフィにお願いしてもいい?」
「はい、マリーさんを呼んできますね」
そう言うとルーフェは飛んで行った。しばらくして外に簡易的な椅子と机、マリーとレフィによる手当てが始まった。
「少しは落ち着いた?」
「はい、ありがとうございます」
ザウは先程の切羽詰まった状況からだいぶ落ち着きを取り戻してくれたようだ。
「じゃあここに来た理由を聞いても?」
「はい、我らは複数部族で協力してここから南の山を越えた先で暮らしていました。しかしある日、グルグナハ王国が勇者と軍勢を連れてやってきました」
なんか新しい国が出てきた、そう言えば南の方にはまだ出かけてなかったなぁ。捕捉が欲しくてルーフェをちらっと見る。
「グルグナハ王国は歴史があり最近でも勇者を保有していた有力国です。国としては人族優先ですが他種族を否定はしていません、ただ扱いとしてはあまりよくないと」
流石ルーフェさん、頼りになる!
「グルグナハは終焉の森進行のため我らの集落を領地として管理運営、進行拠点とすると言ってきました」
「やり口が良くないですね、シャジャルやアレクロンが弱たいしたことやご主人様の存在が関係しているんでしょうけど急すぎます……いえ、貴方達がここまで来るのに結構な日数が経過してることを考えると少々前でしょうか?」
「我々に選択権はありませんでした。従うか戦って滅ぶか……」
「リザードマンは身体能力が高い、土木作業には持って来いの労働力ですしね。奴隷としても高く売れます」
ろくでもない、奴隷制度ってホント好きじゃないな……
「じゃあ君たちはどうしてここに?」
「我らは何としても従うわけにはいかなかったのです」
そう言うとザウは後ろに控えていた二人に目を向けた。
「彼女達は、ハイリザーディアンですね。赤と青の鱗、珍しいです」
「我の娘達だ、大いなる祖サラマンドラの力を強く受け継ぎ、妻が命をとして産み落とした愛しの娘達だ」
確かに気にはなっていた、ザウの後ろに常に控えていて綺麗な赤と青の髪と鱗もった対の双子のような綺麗な娘達だった。二人ともリザードマンというよりも人に鱗と尻尾が生えたという感じの雰囲気だ。
「ハイリザーディアンはリザードマンの上位種でより人型に近くなる特徴があります。間違いなく従っても戦っても捕えられて奴隷として高値で取引されていたでしょうね」
ザウがここに来たのは多分この二人を守るためだったんだろう、何を選んでも間違いなく不幸になるのは決定している。それなら何としても逃がしたい、そう考えた結果がヴリトラ……俺なんだと思う。
「我らはどうなっても構いません、ですが我が娘達だけでもここに住まわせていただけませぬか!! どうかどうかご慈悲をっ!!」
ものすごく頭を下げてくる。ホントに大事なのはわかるんだけど、二人の為に部族全員を犠牲にしてもいいというのか?
「父上! それはいけません! 私達の為に皆を犠牲になど!!」
「そうだ! それなら戦って死んだ方がましだ!!」
「そんなことを言う出ない!」
目の前で親子喧嘩しないでいただきたい。
「構わないよ、全員受け入れる。皆もそれでいいかい?」
「主様が決めたのでしたら構いません、皆歓迎いたします」
「そう言うことだから、必要な物があったら言ってくれ」
「おぉ、ヴリトラ様。寛大なお心に感謝いたします!!」
「ありがとうございます」
「感謝する」
リザードマン達はそう言うと深くお辞儀をした。
「セナ、悪いんだけどザウ達の意見を聞いて居住地を作ってあげてくれ。ついでにいろいろ教えてあげて」
「お任せください主様!」
セナもここに来て長い、いろんなことを任せてしまって申し訳ない。今度なにかお礼しなきゃなぁ……
「ルーフェ」
「はい、ご主人様」
「勇者が居るって言ってたけどそんなぽんぽん召喚できるものなの?」
「勇者といいましても召喚以外に国で選ばれた強者など条件はいろいろあります。強いのは確かでしょうが差はまちまちですね」
つまり今回のは現地勇者ということかな? てか何だろ、この世界の勇者は国の兵器なのかな? そうなら勇者の名が泣くよ……
「ちょっと調べて欲しいんだけど、お願いしてもいい?」
「グルグナハの動きとリザードマンの集落ですね、承知いたしました」
「ありがと、頼りにしてるよ!」
「はい!」
ルーフェはそう言うと飛び立っていった。状況次第だが今後戦うことがあるかもしれない、なら情報収集は大事だろうしルーフェが一番適任だと思う、任せよう。
「彼らは?」
「リザードマンですね、沼地など水辺の近くに集落をつくり生活している種族です」
リザードマンキタ!! 角みたいな突起があるしちょっと竜人っぽい雰囲気もある、これがファンタジーに出てくる有名な蜥蜴人族、ちょっと険しい雰囲気があるけど実際に見れて嬉しいい!
「お初にお目にかかる、我はザウ・ジェダ。ジェダ族の長をやっていた者で、ここに居るのは皆ジェダの一族です」
「ザウ・ジェダ、ここの事は知っていて来たのだと思うけど。要件を聞いてもいいかい?」
いつもの事だしなんとなく要件はわかるけど最低限確認はしておかなければと思う。疲れているみたいだしさっさと済ませた方がいいかな?
「出会って早々で申し訳ございません。ヴリトラ様、どうか我々をここに受け入れてもらえぬだろうか!!」
ザウ・ジェダはそう言うと急に跪き、土下座してきた。俺そんなに怖い? オーラとか出してないはずなんだけど……
「とりあえず話を聞こうか、ルーフェ席の準備を伝えてもらっても? あと怪我人も居るみたいだしマリーとレフィにお願いしてもいい?」
「はい、マリーさんを呼んできますね」
そう言うとルーフェは飛んで行った。しばらくして外に簡易的な椅子と机、マリーとレフィによる手当てが始まった。
「少しは落ち着いた?」
「はい、ありがとうございます」
ザウは先程の切羽詰まった状況からだいぶ落ち着きを取り戻してくれたようだ。
「じゃあここに来た理由を聞いても?」
「はい、我らは複数部族で協力してここから南の山を越えた先で暮らしていました。しかしある日、グルグナハ王国が勇者と軍勢を連れてやってきました」
なんか新しい国が出てきた、そう言えば南の方にはまだ出かけてなかったなぁ。捕捉が欲しくてルーフェをちらっと見る。
「グルグナハ王国は歴史があり最近でも勇者を保有していた有力国です。国としては人族優先ですが他種族を否定はしていません、ただ扱いとしてはあまりよくないと」
流石ルーフェさん、頼りになる!
「グルグナハは終焉の森進行のため我らの集落を領地として管理運営、進行拠点とすると言ってきました」
「やり口が良くないですね、シャジャルやアレクロンが弱たいしたことやご主人様の存在が関係しているんでしょうけど急すぎます……いえ、貴方達がここまで来るのに結構な日数が経過してることを考えると少々前でしょうか?」
「我々に選択権はありませんでした。従うか戦って滅ぶか……」
「リザードマンは身体能力が高い、土木作業には持って来いの労働力ですしね。奴隷としても高く売れます」
ろくでもない、奴隷制度ってホント好きじゃないな……
「じゃあ君たちはどうしてここに?」
「我らは何としても従うわけにはいかなかったのです」
そう言うとザウは後ろに控えていた二人に目を向けた。
「彼女達は、ハイリザーディアンですね。赤と青の鱗、珍しいです」
「我の娘達だ、大いなる祖サラマンドラの力を強く受け継ぎ、妻が命をとして産み落とした愛しの娘達だ」
確かに気にはなっていた、ザウの後ろに常に控えていて綺麗な赤と青の髪と鱗もった対の双子のような綺麗な娘達だった。二人ともリザードマンというよりも人に鱗と尻尾が生えたという感じの雰囲気だ。
「ハイリザーディアンはリザードマンの上位種でより人型に近くなる特徴があります。間違いなく従っても戦っても捕えられて奴隷として高値で取引されていたでしょうね」
ザウがここに来たのは多分この二人を守るためだったんだろう、何を選んでも間違いなく不幸になるのは決定している。それなら何としても逃がしたい、そう考えた結果がヴリトラ……俺なんだと思う。
「我らはどうなっても構いません、ですが我が娘達だけでもここに住まわせていただけませぬか!! どうかどうかご慈悲をっ!!」
ものすごく頭を下げてくる。ホントに大事なのはわかるんだけど、二人の為に部族全員を犠牲にしてもいいというのか?
「父上! それはいけません! 私達の為に皆を犠牲になど!!」
「そうだ! それなら戦って死んだ方がましだ!!」
「そんなことを言う出ない!」
目の前で親子喧嘩しないでいただきたい。
「構わないよ、全員受け入れる。皆もそれでいいかい?」
「主様が決めたのでしたら構いません、皆歓迎いたします」
「そう言うことだから、必要な物があったら言ってくれ」
「おぉ、ヴリトラ様。寛大なお心に感謝いたします!!」
「ありがとうございます」
「感謝する」
リザードマン達はそう言うと深くお辞儀をした。
「セナ、悪いんだけどザウ達の意見を聞いて居住地を作ってあげてくれ。ついでにいろいろ教えてあげて」
「お任せください主様!」
セナもここに来て長い、いろんなことを任せてしまって申し訳ない。今度なにかお礼しなきゃなぁ……
「ルーフェ」
「はい、ご主人様」
「勇者が居るって言ってたけどそんなぽんぽん召喚できるものなの?」
「勇者といいましても召喚以外に国で選ばれた強者など条件はいろいろあります。強いのは確かでしょうが差はまちまちですね」
つまり今回のは現地勇者ということかな? てか何だろ、この世界の勇者は国の兵器なのかな? そうなら勇者の名が泣くよ……
「ちょっと調べて欲しいんだけど、お願いしてもいい?」
「グルグナハの動きとリザードマンの集落ですね、承知いたしました」
「ありがと、頼りにしてるよ!」
「はい!」
ルーフェはそう言うと飛び立っていった。状況次第だが今後戦うことがあるかもしれない、なら情報収集は大事だろうしルーフェが一番適任だと思う、任せよう。
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