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ポイ活、人生を切り開く編
第32話 旅の許可が出ました! +1000pt
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その夜。
デリアが来なかった。
これは王城で色々詰められているのではないか。
宮仕えは大変だなあと想像をたくましくし、俺はマキナと一緒に夕食を済ませたのだった。
今夜は具だくさんタコス!!
たっぷり野菜とバーベキュー味のひき肉を詰め込んで、こんがり焼けたタコスの生地でサンド。
「揚げタコスというのもあるんだけど、あれはあまり好きじゃないのだ」
「ミアン! もう食べていいですか? 食べていいですよね!」
「いいよ! いただきます!」
「いただきまあす! んむーっ! おいしーっ!!」
「ポポー」
マキナが大きなタコスをもりもりと食べ、あっという間に一つ目を平らげる。
その横で、カカポサイズのちっちゃいタコスを、ヨルカがちみちみと食べているのだ。
ポチョは歩行戦車用のペットフードね。
『ポピピ』
砲塔からペットフードをパクパク食べている。
ハッピーな食事の時間だ。
現実世界にいた頃の俺は、自炊もせずに一人でサラダチキンとかコンビニのホットスナックとか齧ってたもんなあ。
あの頃を地獄とすれば、今は天国なのだ。
『ウグワーッ! 幸せな食事をしました! デイリー実績・みんなで食べるご飯は美味しい解除! 200pt獲得!』
五人前のタコスを平らげたマキナとお風呂に入り、やはりこれを眼の前にぶら下げられて自制心を働かせるのは、精神衛生上よくないなと凄いボディを見たあと、寝た。
『ウグワーッ! 今夜も禁欲しました! 実績・痩せ我慢は別に美徳ではないので我慢しなくてもいいんですよ……解除! 500pt獲得!』
うるさいよ!?
このチャットボット、完全に自我剥き出しじゃん。
なお、朝になるとパジャマを脱ぎ捨てたマキナが密着してきており、大変なことになっているのだった。
「おい、朝早くだが邪魔するぞ。まだ寝ているのか?」
『ポピー』
デリアの声がした。
ポチョが迎えに行き、鍵を開ける。
おいやめろー!
普段着のデリアが入室してきて、裸のマキナに抱きつかれてホールドされている俺を見て停止した。
「朝から元気すぎじゃないかお前達……」
「ち、違う! 違うんだー!」
「やれやれ、私は風呂を借りるからな。その間に済ませておけよ」
「当たり前みたいな顔してその場で全裸にならないでくれない!? あーっ、鼻歌交じりにお風呂に行ってしまった。あれはもしかすると、夜を徹して俺達に関する会議をしていたのかも知れないな」
「んにゃー」
「うおおお締め上げる力が強くなった! たすけてー」
「ハッ、ミアンの悲鳴が!! って、うわーっ! すごく近くにいます!」
「マキナの凄いパワーで抱きしめられていたんだ」
「ええーっ! わ、私としたことが……!」
慌てて起き上がるマキナなのだった。
「ちょっとお風呂で目を覚ましてきますね。ちょうど裸ですし」
「夜にパジャマを脱いじゃう癖はどうにかなんないかなあ!」
ということで、風呂場に行ったマキナがデリアと鉢合わせし、「あれーっ!?」とか声を上げているのだった。
朝から賑やか過ぎる。
なお、こんな状況でも床で爆睡しているヨルカなのだ。
「ちょっと寝かせてくれ……」
バスローブ姿のデリアがふらふら出てきて、彼女用の客室に消えていった。
朝食を済ませてのんびりしていると、やっと仮眠が終わったようで登場する。
「結論から言おう。あ、そのお茶をくれ」
「はいはい」
ぬるくなったお茶をぐいーっと飲み干したデリア。
フーっと息を吐いたあと、宣言した。
「国としてはお前たちの出国を認める。というのは、オーガのマフィアとドワーフたちを制圧、懐柔した技量を評価してのものだ。さらに、ミアンが使用する召喚魔法についても判断の基準となった。これを国内で強制的に留めておくことは危険だと、上が判断した」
「ははーん。買いかぶられている気がする」
「どういうことなんです?」
話が難しくて理解できなかったらしいマキナだ。
「俺達がキャンピングカーで旅に出てもいいって」
「そうなんですか!? やったー!!」
「ポポー?」
おっ、ヨルカも起きた。
「ただし。監視役として私と、そしてアイラが乗り込むことになった」
「ええっ!? デリアさんまでは想定してたけど、なんでアイラさんまで!?」
「お前達は冒険者ギルドの構成員だぞ? だとしたら、ギルド側もお前達への責任がある。ミアンの力を見極めたのはアイラだからな。お前の担当としてこの職務を任されたというわけだ。完全に絶望した顔をしていた」
「気の毒に」
色々責任をおっ被せられたな。
「えーと、つまり、キャンピングカーには……。ミアンと私、ポチョとヨルカと、デリアさんとアイラさんが乗り込むんですか? 大所帯になりますね……。ちなみにミアンに手出しするのは許しませんからね」
「しないしない」
真顔で否定するデリアなのだった。
人竜族を敵に回したくないもんな。
だが、俺とマキナの旅は正式に承認された。
またケスタイン王国に戻ってくることが条件だが、まあいいだろう。
まずはこの国をホームにして、あちこちに足を運んで世界の姿を見ておくのがいいかも知れない。
「じゃあ今日すぐに旅立ってもいいの?」
「ま、待て! あまりにも決断が早すぎる! 色々書類の準備があるから、今日一日だけ待っていてくれ……!」
デリアからお願いされてしまった。
この世界も色々大変だな……。
『ウグワーッ! 旅の許可が出ました! 実績・旅立ちの日は今!解除! 1000pt獲得!』
そうだよな!
今日旅立つか!
◎現在のポイント:12077pt
貢献ポイント :3055ポイント
デリアが来なかった。
これは王城で色々詰められているのではないか。
宮仕えは大変だなあと想像をたくましくし、俺はマキナと一緒に夕食を済ませたのだった。
今夜は具だくさんタコス!!
たっぷり野菜とバーベキュー味のひき肉を詰め込んで、こんがり焼けたタコスの生地でサンド。
「揚げタコスというのもあるんだけど、あれはあまり好きじゃないのだ」
「ミアン! もう食べていいですか? 食べていいですよね!」
「いいよ! いただきます!」
「いただきまあす! んむーっ! おいしーっ!!」
「ポポー」
マキナが大きなタコスをもりもりと食べ、あっという間に一つ目を平らげる。
その横で、カカポサイズのちっちゃいタコスを、ヨルカがちみちみと食べているのだ。
ポチョは歩行戦車用のペットフードね。
『ポピピ』
砲塔からペットフードをパクパク食べている。
ハッピーな食事の時間だ。
現実世界にいた頃の俺は、自炊もせずに一人でサラダチキンとかコンビニのホットスナックとか齧ってたもんなあ。
あの頃を地獄とすれば、今は天国なのだ。
『ウグワーッ! 幸せな食事をしました! デイリー実績・みんなで食べるご飯は美味しい解除! 200pt獲得!』
五人前のタコスを平らげたマキナとお風呂に入り、やはりこれを眼の前にぶら下げられて自制心を働かせるのは、精神衛生上よくないなと凄いボディを見たあと、寝た。
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うるさいよ!?
このチャットボット、完全に自我剥き出しじゃん。
なお、朝になるとパジャマを脱ぎ捨てたマキナが密着してきており、大変なことになっているのだった。
「おい、朝早くだが邪魔するぞ。まだ寝ているのか?」
『ポピー』
デリアの声がした。
ポチョが迎えに行き、鍵を開ける。
おいやめろー!
普段着のデリアが入室してきて、裸のマキナに抱きつかれてホールドされている俺を見て停止した。
「朝から元気すぎじゃないかお前達……」
「ち、違う! 違うんだー!」
「やれやれ、私は風呂を借りるからな。その間に済ませておけよ」
「当たり前みたいな顔してその場で全裸にならないでくれない!? あーっ、鼻歌交じりにお風呂に行ってしまった。あれはもしかすると、夜を徹して俺達に関する会議をしていたのかも知れないな」
「んにゃー」
「うおおお締め上げる力が強くなった! たすけてー」
「ハッ、ミアンの悲鳴が!! って、うわーっ! すごく近くにいます!」
「マキナの凄いパワーで抱きしめられていたんだ」
「ええーっ! わ、私としたことが……!」
慌てて起き上がるマキナなのだった。
「ちょっとお風呂で目を覚ましてきますね。ちょうど裸ですし」
「夜にパジャマを脱いじゃう癖はどうにかなんないかなあ!」
ということで、風呂場に行ったマキナがデリアと鉢合わせし、「あれーっ!?」とか声を上げているのだった。
朝から賑やか過ぎる。
なお、こんな状況でも床で爆睡しているヨルカなのだ。
「ちょっと寝かせてくれ……」
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「はいはい」
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フーっと息を吐いたあと、宣言した。
「国としてはお前たちの出国を認める。というのは、オーガのマフィアとドワーフたちを制圧、懐柔した技量を評価してのものだ。さらに、ミアンが使用する召喚魔法についても判断の基準となった。これを国内で強制的に留めておくことは危険だと、上が判断した」
「ははーん。買いかぶられている気がする」
「どういうことなんです?」
話が難しくて理解できなかったらしいマキナだ。
「俺達がキャンピングカーで旅に出てもいいって」
「そうなんですか!? やったー!!」
「ポポー?」
おっ、ヨルカも起きた。
「ただし。監視役として私と、そしてアイラが乗り込むことになった」
「ええっ!? デリアさんまでは想定してたけど、なんでアイラさんまで!?」
「お前達は冒険者ギルドの構成員だぞ? だとしたら、ギルド側もお前達への責任がある。ミアンの力を見極めたのはアイラだからな。お前の担当としてこの職務を任されたというわけだ。完全に絶望した顔をしていた」
「気の毒に」
色々責任をおっ被せられたな。
「えーと、つまり、キャンピングカーには……。ミアンと私、ポチョとヨルカと、デリアさんとアイラさんが乗り込むんですか? 大所帯になりますね……。ちなみにミアンに手出しするのは許しませんからね」
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真顔で否定するデリアなのだった。
人竜族を敵に回したくないもんな。
だが、俺とマキナの旅は正式に承認された。
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